こどもの日(端午の節句)の食べ物って?食べる意味や由来も解説

2021.01.20

5月5日、こどもの日。
この日は「端午(たんご)の節句」ともいわれ、男の子がいるご家庭では、成長を願う行事として鯉のぼりや武者人形を飾ってお祝いするのが一般的です。

さらにこどもの日には、特別な食べ物も食卓に並びます。
普段はあまり馴染みのない食べ物も多いので、特別感も抜群。
こどもの日のお祝いに、ぜひ準備しておきましょう。

こどもの日の食べ物1「ちまき」

葉で包んだ円錐状の食べ物が、ちまきです。

ちまきは、うるち米やもち米などから作られています。こねたものを竹や笹などの葉で包み、葉ごと蒸したり焼いたりして食べるのが一般的です。

ただ、地方によって多少の違いがあり、砂糖を使ったものや葛粉を混ぜたもの、三角形に包んだものなどバリエーションも様々です。
地域に根差したちまきを作っても良いですし、ご家庭ならではのオリジナルアレンジを加えても楽しめるでしょう。

こどもの日にちまきを食べる意味とは

こどもの日に食べるちまきには、「災厄を遠ざける」という意味があります。
それには以下のような由来があります。

ちまきは、古来より中国で鎮魂のために使われていた食べ物です。

楚の時代、王に仕えていた屈原。屈原は詩人で、王室と関係がありながらも国民にも広く慕われていました。
しかしあるとき、屈原は陰謀にはめられ、川に身を投げて自ら命を絶ちます。
人々は屈原の死をいたみ、「屈原の死体が川の魚に食べられないように」と、ちまきを川に投げ入れる方が続出しました。
ところが、投げ入れたちまきは、川にいる龍にすべて食べられてしまいます。
そこで人々は、ちまきを「龍が嫌う」といわれている楝樹(レンジュ)の葉でくるみ、さらに「邪気を払う」とされている五色の色で縛ってから投げ入れるようになりました。
その後、屈原の命日である端午の節句の日にお供えされるようになったそうです。

後に、ちまきの伝来と共にこの話も日本で広まるようになりました。由来となった話と同じように、「邪気払い」「厄や病気を避ける」などの意味を込めて、端午の節句の日にちまきを食べる習慣が日本でも定着したのです。

こどもの日の食べ物2「柏餅」

柏餅は、香り豊かな柏の葉で餅を包んだ食べ物です。
こしあん、つぶあんなどあんこを挟んだ餅生地を、柏の葉で巻き、蒸して完成します。

主に関東圏でよく食され、あんこも定番のものから白味噌を使ったものなどバリエーションも豊富です。

こどもの日に柏餅を食べる意味とは

柏の葉は、新芽が出るまで、古い葉が枝に残り続けます。
このような特徴から、柏は「子孫繁栄」の縁起物として扱われているのです。

こどもの日の食べ物3「草餅」

こどもの日の食べ物には、草餅もあります。
草餅はよもぎを練り込んでいるため、緑色の外観が特徴的。
見た目も彩りが良く、口に入れると鼻に抜ける風味が食欲をそそります。

だんご状にして串に刺したり、切り餅のように長方形に切って焼いたり、地方や家庭によって食べ方は様々です。

こどもの日に草餅を食べる意味とは

5月5日のこどもの日。
現在の日本では、子どもの成長を願う行事として定着していますが、昔の中国では「5」の数字は忌み嫌われるものでした。そのため5が並ぶ「5月5日」は不吉な日とされていて、当日には邪気払いをするのが一般的でした。

そこで利用されていたのが、薬草としても使われているよもぎや、邪気を払うといわれている菖蒲。よもぎを餅に練り込んで食べたり、玄関前に飾ったり、湯船に入れたり様々な方法で邪気を払っていました。

日本では「5」の数字に特に不吉な意味はありませんが、中国の「5月5日には邪気払いをする」という文化だけが伝わり、日本でも子どもの成長を願うと同時に「子どもに厄がつかないように」と厄払いをするようになりました。

こどもの日の食べ物4「魚類」

こどもの日には、ゲン担ぎとして縁起のよい魚を食べることもあります。
たとえば、カツオ、ブリ、スズキなどが代表的です。

こどもの日に魚を食べる意味とは

魚は、漢字を変えたときにおめでたい意味を持つことがあります。
たとえばカツオは、本来は「鰹」ですが、当て字をすれば「勝男」とも書けます。
男の子の成長を願う行事だからこそ、勝負に勝つ男に育ってほしい、という親心が込められているのです。

また、「出世魚」も人気です。
出世魚とは、成長と共に呼び名が変わる魚のこと。
たとえばブリなら、稚魚から成魚になるにつれて、ワカシ(ワカナゴ)→イナダ→ワラサ→ブリ……と名称が変化します。
スズキは、コッパ→セイゴ→フッコ→スズキ。
他にも、シンコ→コハダ→ナカズミ→コノシロ……と呼び方が変わるコハダや、カキノタネ→メジ→チュウボウ→ダルマ→マグロ……と変わるマグロも、出世魚として扱われています。
このように出世魚には様々な種類があるものの、こどもの日の食べ物としては「ブリ」「スズキ」を選ぶご家庭が多いです。入手しやすさで選んでも、お子さまの好みに応じて選んでも良いでしょう。

こどもの日の食べ物を用意するのが大変なときは?

こどもの日の食べ物をそろえるのは、とても大変ですよね。
まして仕事をしている方ならなおさら、「ただでさえ作る時間がないのに、食材から揃えなければならないなんて」とネガティブな気持ちになることもあるでしょう。

「シェフくる」なら、自宅にプロのシェフがお邪魔して、こどもの日を料理でお祝いしてくれます。
食材はすべてシェフが持参するので、買い物に行く必要も、献立に頭を悩ませる必要もありません。
自宅でくつろいでいるだけで、プロの本格的なお祝い御前が完成!
お子さま自身はもちろん、家族全員で最高の1日を過ごせるでしょう。

市販のものも、手作りのものも良いですが、たまにはママもひと休み。
こどもの日にプロのおいしい料理を食べて、家族皆で成長をお祝いしましょう。

まとめ

こどもの日は、別名「端午の節句」ともいわれ、男の子の成長を願う行事として定着しています。
こどもの日には、ちまきや柏餅など特別な料理も必要なので、成長を喜ぶ一方でママの負担は大きなものに……。

「シェフくる」は、自宅にプロのシェフを招くサービスです。
おいしい料理をつくるだけではなく、食材の用意から後片付けまで、すべてシェフがおこなうのもうれしいポイント。
家族団らんのひと時に、ぜひ「シェフくる」をご活用ください。
「ぼくのために、家族もシェフもみんながお祝いしてくれた!」という特別な体験は、お子さまにとって忘れられない思い出になるでしょう。

今人気の出張シェフサービス「シェフくる」

プロのシェフが自宅にお伺いして料理を提供する出張シェフ。
「お誕生日」「結婚記念日」「友人・会社仲間との食事会」など
多彩なシーンで「シェフくる」はご利用されています。
寿司・イタリアン・フレンチ・中華など多彩なジャンルのシェフが在籍。
家族が喜ぶ素敵な時間をシェフが彩ります。

シェフくる

RANKING 人気記事ランキング

プロのシェフがあなたの家に!今すぐ詳細を見る