成人年齢が18歳になるのはいつから?成人式はどうなるの? 

2022.01.19

2018年に民法が改正され、成人年齢は20歳ではなく18歳に引き下げられます。そのため、生活のなかで変わることはあるのか、成人を祝う成人式はいつ、どのように実施されるのかなど、疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。
そこで、成人年齢が18歳になるのは何時からなのか、成人式にはどのような影響があるのかを紹介します。

成人年齢が18歳に引き下げられるのはいつから?

成人年齢が引き下げられるのは、2022年の4月1日からです。成人年齢が引き下げられることにより、どのようなことが起こるのか、何が変わるのかを解説します。

海外では18歳で成人するのが一般的

海外では20歳で成人としている国は少なく、オーストラリア、中国、イギリスなどをはじめ18歳で成人とする国が多いです。民法改正は、海外の常識に合わせる目的もあります。成人年齢が18歳になる理由のひとつとして、若者の自己決定権の尊重、社会参加を促進することが挙げられます。また、民法改正に先立ち、2015年には選挙権も18歳以上と変更されました。

投票権や選挙権が与えられた

国民投票の投票権や公職選挙法の選挙権は、18歳と決められています。若者が政治に参加できるよう、18歳や19歳でも成人として扱うための政策が行われてきました。18歳や19歳の未成年が政治に参加できるようにと政策が行われるなかで、「成人年齢を引き下げることが必要だ」として成人年齢が改正されることになったのです。

成人年齢が18歳になって変わることと変わらないこと

成人年齢が18歳になっても、成人年齢が20歳だった時代と変わらないこともあります。そこで、成人年齢の引き下げで変わること、変わらないことをそれぞれ確認しておきましょう。

飲酒やギャンブルは20歳から

成人年齢が18歳になっても、これまでと同じように飲酒や喫煙は20歳からです。さらに、競輪や競馬などの公営ギャンブルも20歳からとなります。

養育費の支払いについて

子供の養育費は、成人するまで支払うと定めている家庭も多いです。18歳で成人になると20歳まで受け取れるはずだった養育費がもらえなくなるのではと不安を覚える方も多いでしょう。養育費とは、子供が経済的に自立できない可能性がある場合に支払われます。そのため、18歳で成人として扱われるとしても、養育費の支払いが18歳までは引き下げられるわけではありません。
例えば、子供が大学に進学しているのであれば、大学卒業までは養育費を支払う義務があるなどです。今後養育費を決める場合は、「何歳の何月まで」など細かく決めると安心でしょう。

子供名義で契約ができる

18歳で成人として扱われることから、これまで親の名義でのみ契約できたものが子供の名義で契約できるようにできるようになります。
例えば、クレジットカードを作る、ローンを組む、スマートフォンの契約、物件を借りるといった契約も子供名義で行えます。
また、医師免許、公認会計士といった国家資格も取得することが可能です。

結婚できる年齢は18歳で統一

これまでは男性が18歳、女性は16歳で結婚することが可能でした。しかし、2020年の4月1日からは男性も女性も18歳で結婚が可能になります。
文部科学省の調べでは、日本の高校への進学率は97%以上でした。多くの子供が高校に進学しているため、高校を卒業する18歳までは経済的・社会的に未熟であると判断され、婚姻可能年齢が高校を卒業する年齢の18歳以上に変更されたのです。
未成年者が結婚する場合、婚姻届を出す時に親の同意書も提出しなければなりませんでしたが、18歳で成人をしてから結婚をすることになります。そのため、親権者の同意書は不要になるのです。

成人したら注意すべきこと

未成年者は、契約をする際に親の同意が必須であり、親の同意なく何らかの契約を結んでも「未成年者取消権」で取り消せます。未成年者取消権とは、判断能力が十分ではない未成年者を守るための権利で、未成年者が不当な契約を結び被害を受けないようにするためのものです。
しかし、成年になった後は未成年者取消権が利用できません。つまり、成人年齢が18歳になれば自由に契約を結べますが、責任も全て自分で負う必要があるのです。
各種契約にはルールが設けられており、知識がなく契約を結ぶと大きなトラブルに発展することがあります。社会経験がほとんどなく、成人したばかりの方を狙う業者も存在するため十分に注意が必要です。

成人式はどうなる?新成人になる日は?

2002年4月2日〜2004年4月1日の間に生まれた方が、新成人になる日は以下の通りです。
2004年4月2日以降生まれ→18歳の誕生日
2003年4月2日~2004年4月1日生まれ→2022年4月1日
2002年4月2日~2003年4月1日生まれ→2022年4月1日
2002年4月1日以前生まれ→20歳の誕生日
例えば、2022年4月1日に19歳の誕生日を迎えた場合は、当日から新成人として扱われます。

成人式はいつ行われるのか

成人式の予定はそれぞれの自治体が決めることになっており、法律で成人式に参加できる/できない年齢が決められているわけではありません。基本的には1月の成人の日の前後に、各自治体で成人式を開催しています。
2022年に成人を迎える18歳、19歳の方は、2023年1月の成人式に参加することになるでしょう。しかし、現段階では検討中としている自治体が多いです。

成人式の対象者が不透明な理由

成人式について検討中としている自治体が多い理由は、参加人数が多くなるため、ヘアメイクや着付けの予約が取れなかったり、会場の収容人数が足りなかったりする可能性があります。また、18歳で成人式に参加すると高校3年生が参加することになり、受験や就職活動シーズンと重なるためです。精神的・肉体的に大きな負担がかかる可能性があるでしょう。さらに、受験生の親は受験料や入学金のほか、成人式にかかる費用など経済的な負担が大きくなります。様々なデメリットがあることから、成人式をどのように行うのか、それぞれの自治体が検討している段階なのです。

18歳で成人式に参加する方は自治体に確認しよう

18歳で成人しても、従来と変わらないこともあるため注意が必要です。また、成人年齢が18歳に引き下げられることで、成人式に参加する人数が増える可能性があります。一部では、成人式の対象年齢を20歳にすると決めている自治体もあります。住んでいる自治体のウェブサイトを確認するか、問い合わせをして確認しましょう。
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