いつも子育てを頑張っているママやパパ。毎日の食事の用意も大変ですし、時には外食をしてリフレッシュしたいですよね。それに、いつもと違う食事をするのは、子供にとってもいい刺激や経験になりますし、ある程度大きくなってくると社会を学ぶ場にもなります。
とはいえ、特に小さなお子さんの場合、子連れで飲食店へ行く際に心配なのが、子供がうるさく騒いで周囲のお客さんやお店の迷惑にならないか？もしうるさくしてしまったらどう対処したらいいのか？ということではないでしょうか。
慣れない場所でテンションが上がった子供が飲食店でさわいでしまい、周囲にうるさいと思われる、注意しても聞かず、味わうどころではなく大慌てで店を出てきて、何のための外食だったかとかえってぐったり・・という経験をされている方もいらっしゃるのではんないでしょうか。
この記事では、子連れで飲食店へ行く際に、子供がうるさい行動に出るのを防ぐ方法や、それでも騒いでしまった時の対処法、子供と一緒にストレスなく普段と違う食事を楽しむアイデアをお伝えします。
目次
１、子連れでも行きやすい飲食店のポイント
お子さんを連れて飲食店へ行く場合は、子連れにも対応しているお店を選びましょう。
そうしたお店には、たいてい以下のようなものが用意されていますので、目安にすると良いでしょう。
- キッズスペース
- 子ども用のイスや食器
- おむつ替えシート
- 離乳食やお子様メニュー
- おもちゃのおまけ
- 子供用のエプロン
- 座敷席やベビーカーが入れられるテーブルなど
子供グッズの多いお店なら、他の子供連れのお客さんもいるでしょうし、子供との食事に慣れている＝うるさいと思われることも少ないということで、気持ちの上でも安心感があります。
２、飲食店で子供に静かにしていてもらう方法
飲食店には静かに食事を楽しみたいというお客さんもいらっしゃいますし、子連れ歓迎のお店とは言っても、騒いでいいというわけではなく、周りの人たちへの配慮は当然必要です。
子供がおとなしくしていてくれる方法や事前準備をお伝えします。
子供が座った状態で楽しめるおもちゃを持って行く
飲食店で子供がじっとしていられず、動き回ったりうるさい行動に出てしまうのは、要は飽きてしまったからです。そんなときの対策として、子供が座った状態で楽しめる絵本、おもちゃ、お絵かきセット、パズルなどを用意していくと、待ち時間などに席上で遊べて、退屈するのを防ぐことができます。
子供のお腹を空かせていく
子供が移動中におやつを食べてしまったり、いつもの食事時間と合わなかったりすると、そもそもお腹が空いていないので食べません。せっかく注文した食べ物がムダになるだけでなく、好奇心も相まってうるさい行動に出る可能性大です。
大人は複数人いるとよい
もし子供が立ったり歩いたりさわいでしまっても、ひとりが対処してもうひとりは食べるという連携プレーができるので、可能であれば複数人で行くといいでしょう。
行く前にお約束をする
飲食店にでかける前に、「お店はご飯を食べるところだよ、座って食べようね。」や「静かに食べたい人もいるから、静かにしようね。」などと念入りに言い聞かせておきます。復唱させるなどして子供に一度でもしっかり理解させることが肝心です。子供が騒ぎ出してからそれを言っても、興奮状態の子供は聞く耳をもたない可能性がありますが、「お店に来る前にお約束したよね？何だっけ？」などど思い出させてあげるだけで、けっこう冷静になれるものです。
また、飲食店に行くたびに繰り返していると、子供の頭にも自然にインプットされて行くので、マナーを教えることにもなり、これからにもつながっていきます。
うるさい行動に出たら、いったん飲食店の外にでて気分転換
飲食店はいつもと違う場所なので、それだけでも子供の興奮は増しているもの。騒ぎ出したからといって静かにさせようとしても逆効果な場合があるので、一旦外へ連れ出し、クールダウンさせてから戻ってみることをおすすめします。外に出て落ち着いたところで、上のお約束を思い出させ、このままではここにいられない、帰るしかなくなるということをわからせましょう。
また、こちらが一生懸命に対応していれば、他のお客さんの「うるさい」という意識も多少は和らぎ、迷惑にもなりにくくなります。多くの方が不快に思うのは、子供のうるささもさることながら、それを見ていて何もしない親や保護者に向けられることが多いからです。
２、飲食店でうるさい行動に出た子供に言い聞かせる時の注意点
子供を怒鳴ったり否定しない
大きな声で叱るのはそもそも迷惑ですし、子供が驚いてますます大きな声で泣いてしまったり、せっかくの外食が嫌な思い出になる可能性もあります。「退屈だったよね」「早く遊びに行きたいよね」などど子供の気持ちに共感したうえで、「お店では他のお客さんの迷惑になるから静かにしようね。」などど粘り強く伝えましょう。
ピンチはチャンスでもあるので、騒いではいけない場所もある、ここがその場所なのだということをしっかり教育する機会だと考えるようにしましょう。
周りの人を責めるような叱り方はＮＧ
「店員さんに怒られたから、静かにして」や「他のお客さんに怒られるから、静かに」といった叱り方では、子供は「怒られなければ騒いでもいいの？」と考えてしまいますし、それを聞いた周りにいる方たちも、逆に責められている気がしていい気分はしません。
３、子供が小さいうちは、家で楽しむのもおすすめ！ 工夫次第でおうち時間が外食気分に
子供はあっという間に大きくなるものです。飲食店へ行かずとも子供が小さいうちならではの楽しみ方もあります。
お家にデリバリー
お家なら誰にも迷惑をかけずに、リラックスしてゆっくり食事が楽しめるのがメリットです。お家の中でもいつもと違う場所で食べたり、テーブルセットなどを変えてみるだけでもワクワクが生まれるでしょう。
ピクニックやBBQなどアウトドアなら、飲食店よりも動き回れて子供も楽しい
お弁当を作ってもよし、テイクアウトして持って行ってもよし。アウトドアなら、他の人との間隔もありますし、子供の安全を確認しながらとなりますが、子供が動き回ることもでき、うるさいと迷惑をかけることもなく、のびのびと楽しむことができますね。
お家パーティーを楽しもう
ママ友同士の語らいも、ママにとっては大切なもの。友人同士でホームパーティーを開いて、食べ物を持ち寄ったり、デリバリーで届けてもらえば、いつもと違った雰囲気で違った食べ物を食べることができます。飲食店で子供を見ながらのおしゃべりはなかなか周囲に気を遣うものですので、その点を気にしなくてよくなります。
お家にシェフを呼ぶ
家族だけでも、友人とでも、家で本格的な料理を食べたい！という場合には「シェフくる」がおすすめです。お家にシェフが来て料理を作ってくれるので、子供はいつも通り遊んだり、寝たりしながら、ママやパパは本格的な料理をゆっくり楽しむことができます。シェフが食材持参で来てくれて、調理後は後片付けまでやってくれるので、心ゆくまで家族の時間を満喫できておすすめですよ。
４、まとめ
子連れで飲食店へ行くのは、ママやパパのリフレッシュや美味しいものを食べる楽しみでもあり、子供にとってもいい経験や思い出にもなりますので、「うるさい」と周りの迷惑にならないような対策をすれば、楽しい時間にすることができます。
また飲食店に行くだけでなく、デリバリーやピクニック、お家でシェフに料理を作ってもらうなど、精神的負担を減らしつつ、かつ家族で美味しいものを食べて楽しく過ごす方法はたくさんありますので、工夫して家族の食事時間を楽しんで下さいね。
