料理人には飲食店で雇用される以外にも様々な働き方がありますが、なかでもフリーランスの料理人という働き方が昨今注目を集めています。
日本料理の世界的な流行もあり、料理という確かな技術を身につけた人であれば、国内外問わず、好きな場所に行って仕事ができる時代でもあります。
とはいえ、いきなりフリーランスの料理人になるのには、いろいろと不安を感じて悩むのも無理はありません。
この記事では、フリーランスの料理人になることの具体的なメリットや、フリーランス料理人がどのように生計を立てているのかについて詳しく紹介します。
目次
フリーランスの料理人とは
フリーランスの料理人とは、自営業者として活動する料理のプロフェッショナルのことを指します。
彼らは個人事業主として独立し、レストランやイベント、パーティーなどの機会に応じて料理を提供したり、料理教室の運営などを行ったりしています。
フリーランスの料理人は自身のスキルや特色を生かして柔軟な働き方を実現し、様々なクライアントに対して料理の提供などを行いながら、独自のキャリアを築いています。
フリーランス料理人として働くメリット
フリーランスの料理人として働くことには、どのようなメリットがあるのでしょうか。主なメリットとフリーランス料理人という働き方の魅力を紹介します。
様々な場面で料理をふるまえる
フリーランスの料理人になると、何よりまず行動の自由が広がります。店舗であれば仕入れはどこの業者からというのがだいたい決まっていますが、生産者の元へ足を運んで納得のいく食材を探したり、キッチンカーを使うなどして出店する場所を自在に変えたりすることも可能になります。
また組織に属しない分制約も少なくなり、SNSなどでの情報発信も自由にできるようになり、それが自分の料理やビジネスに直結するといった点もメリットとして挙げられます。
店舗という場所に縛られなくなるのもフリーランス料理人の魅力の1つです。都会でも地方でも、海外であっても、自分の腕を頼りに各地の素材を活かしてそれぞれの場所で地元の人たちに料理を振る舞うといったような生き方も可能になります。
料理をふるまう相手の顔が見える
フリーランスの料理人になると一般的にお客さんの顔を見ながら料理をする機会が増えます。 飲食店では通常キッチンの中で料理をするスタイルが主でお客さんの顔は見えません。自分の料理が食べた人にどのようなインパクトを与えるか。それを直に見て確かめられるというのは、料理人にとって大きな喜びであり、気づきにもなるでしょう。
雇われるより稼げる可能性もある
フリーランスの料理人としてどのように働くのかにもよりますが、雇用されている時と比較して、収入が上下する可能性があります。お金より自由ややりがいを優先することもできますし、やりようによってはそれまで以上に稼ぐこともできます。
飲食店で働いていると土日は休めないことが多いですが、フリーランスとしてライフスタイルを優先するのであれば、家族や友人との時間を確保することもできます。プライベートが充実することで料理に関しての集中力や発想力が高まるのであれば、それも大きなメリットと言えるでしょう。
自分の裁量でメニューを考案、食材を有効活用できる
雇用されるのと違ってフリーランスの料理人は、自分が作る料理を自分で考案することができるようになります。1人ですべての料理を作ることもでき、納得のいくものを作りやすくなるでしょう。
またフリーランス料理人としてケータリングや派遣サービスの仕事をする場合、数量があらかじめ決まっているので食材ロスを防ぐことができ、それだけ納得のいく食材を料理に使いやすくなります。
フリーランス料理人の生計の立て方
フリーランスの料理人は安定収入を得られるとは限らないため、よほどしっかりとした当てがあるのでなければ、いくつかの仕事を並行して行うことが理想です。
そこで、フリーランスの料理人の生計の立て方として、主な5つの働き方を紹介します。
ゴーストレストラン
ゴーストレストランはアメリカ発祥の飲食店の業態で、実店舗がないデリバリーのみの飲食店を指します。インターネットや電話で注文を受け、料理を作って注文者に届けるシステムです。料理を届ける役割としてウーバーイーツなどが有名です。ゴーストレストランの場合、調理スペースを確保できればすぐに営業を開始でき、初期費用や経費を大幅に抑えることが可能です。
出張シェフ
出張シェフは、フリーランスや副業の料理人が、依頼者の自宅などで料理を作り、ふるまうサービスです。誕生日や結婚記念日、クリスマスパーティーなど様々なシーンで利用されるケースが増えてきています。飲食店で食べるような本格的な料理をプライベートな空間でくつろぎながら楽しめるとあって人気を集めています。
ケータリング
ケータリングは一般的に、あらかじめ作っておいた料理を依頼された場所に運び、盛り付けをして提供するビュッフェタイプのサービスを指します。その場で料理を作る出張シェフとは異なり、ゴーストレストランとも共通する部分があります。
ケータリングは主に大人数向けのサービスで、それだけ仕込みにも時間がかかります。1人でやるには限界もあり、数人で起業するといった方法が一般的です。
料理教室の運営
料理教室を開催して料理のスキルを生徒に教えることで収入を得る方法もあります。料理のテクニックや料理法を教えることによって、興味を持った人々から受講料を得ることができます。
ブログやSNSの活用も可能で、広告収入やオンライン販売によって収益をあげることも可能です。
プライベートシェフ
日本ではまだあまりなじみが薄いかもしれませんが、個人や家族に対して、プライベートシェフとして料理を提供することも一つの収入源となります。富裕層が対象となることが多いですが、特定の顧客に合わせて定期的に料理を提供する契約を結ぶことがあります。
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リピーター獲得につながる
自分の料理を食べてもらい、利用者に気に入ってもらえれば、リピーターとして長いお付き合いも可能になります。開業資金を貯めている料理人であれば、将来開業する際、最初のお客さんになってもらえることもあるでしょう。
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