夏バテの原因とは?夏バテを解消するためのレシピ5選

2021.09.03

夏バテは、気温が高いことが原因で体力がなくなり、食欲も低下した状態を指します。しかし、近年は冷たい食べ物や冷えた室内などが原因で夏バテを引き起こすことも少なくありません。
夏バテの原因をしっかりと理解していないと、夏バテが悪化する可能性があるため注意が必要です。そこで、夏バテの原因や、夏バテを解消する方法について詳しく解説します。

夏バテとは?夏バテの種類

夏バテの原因になる2つのポイントを紹介します。

冷房が原因の夏バテ

人間の体は、少しずつ暑さに慣れます。少し前までは、3月頃から7月の終わりにかけて徐々に気温が高くなり、少しずつ体が暑さに慣れていたため、夏バテを起こしにくかったことが特徴です。
しかし、近年では気候が変化し、体が暑さに慣れていない5月や6月に気温が高くなることもあります。猛暑が原因で公共交通機関や飲食店、会社や自宅ではエアコンの設定温度を低くすることが多いです。つまり、室内は寒いと感じる状態にも関わらず、屋外は非常に暑いという状態になります。屋内と屋外、気温差が大きな場所を何回も出入りすることによって自律神経が乱れて、内臓の動きが鈍くなり疲れやすくなるのです。
さらに、屋外と屋外を行き来していなくても、エアコンの設定温度が低い部屋で1日中過ごしていると夏バテすることがあります。体が冷えると血流が悪くなり、内臓の動きが鈍くなったり筋肉が凝ったりするため注意が必要です。
部屋の中に居る時には体が冷えないようにカーディガンを羽織り、エアコンの設定温度を自分で調整できる場合はエアコンの温度が低くならないように注意しましょう。

冷たい飲み物や食べ物が原因の夏バテ

冷たいアルコールやジュース、かき氷やアイスなど、暑さを感じている中で冷たい飲み物や食べ物を摂ると、つかの間の涼を感じられます。しかし、冷えた室内で冷たい飲み物や食べ物を摂取していると、内臓が冷えて動きが鈍くなり、下痢や胃もたれを引き起こします。
夏の時期には冷たい飲み物や食べ物ばかり口にせず、常温の飲み物や食べ物を摂取して内臓を冷やしすぎないように注意しましょう。

夏バテを解消する方法

夏バテを解消するには、エアコンの設定温度を低くする、体が冷えすぎないようにカーディガンや膝掛けを使うといった方法だけではなく、内臓を冷やしすぎないよう食事にこだわることが大切です。

量より栄養バランスを重視

暑さが原因で食欲がないという場合には、そうめんといった食べやすいものや冷たい食べ物を摂取しがちになります。しかし、栄養バランスが崩れると疲れが溜まりかえって夏バテになるほか、体調が悪化することもあるため注意が必要です。夏バテ解消のためには、ビタミン類が含まれている食材を中心に栄養バランスが整った食事をとりましょう。
ただし、体力が低下しないように量を重視すると胃腸に負荷がかかります。夏バテで食欲が低下している時には、牛乳・肉・魚・卵といった比較的消化に良いタンパク質や、フルーツ・野菜といったビタミン、ミネラルが含まれる海藻類など栄養バランスを意識しましょう。1種類だけではなく、様々な食材を少しずつ食べることがポイントです。

糖質を摂取しすぎないようにする

夏の時期は、アイスや清涼飲料水など糖質が多いものを摂る機会が多いでしょう。しかし、夏バテが原因で機能が低下している胃腸に負荷がかかるため注意が必要です。
さらに、そうめんのように夏の時期に食べやすい冷たい食べ物も食べすぎには注意しましょう。炭水化物には糖質が含まれており、糖質を代謝するためにはビタミンB1が不可欠です。そのため、糖質を摂取しすぎるとビタミンB1が不足し、糖質がエネルギーに変換されなくなり疲労が溜まります。

香辛料を使用する

夏バテが原因で食欲がない時には、食欲増進効果が期待できる香辛料を使用しましょう。胡椒や生姜などの香辛料や、ネギといった香りが強い野菜でも食欲増進効果が期待できます。

夏バテ解消に効果が期待できるレシピ5選

夏バテ解消に効果が期待できるレシピや、夏の時期で食欲が低下している時に食べやすいレシピを紹介します。少ない材料で簡単にできるレシピを参考にして、疲れを溜めずに夏を乗り切りましょう。

ネギ塩豚しゃぶ

豚肉を茹でて冷やし、ネギ塩タレをつけて食べます。ネギのほかに、人参やキャベツといった野菜を使うと、見た目の彩りが良くなり食欲増進効果が期待できるでしょう。

カツオのお刺身サラダ

カツオにはビタミンB1が含まれているうえに、お刺身を使えば火を使用しないため夏でも調理しやすく、食べやすいでしょう。また、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEが含まれている玉ねぎも使用してサラダにすれば、野菜のビタミンも十分に摂取できます。

味噌汁

夏バテになると、サラダや麺類だけで食事を済ませるという方も多いのではないでしょうか。しかし、エアコンが効いた室内で1日中過ごしている場合には、夏の時期でも温かい料理を食べることが大切です。
味噌汁はワカメや味噌を使うことによって、汗をかいた時に失われるミネラルや塩分を摂取できるため、夏の時期に最適です。また、シジミやアサリを使用した味噌汁であれば、肝臓機能を向上させるタウリンが豊富に含まれるため、内臓機能が低下している時にも最適でしょう。

冷汁

冷汁は、味噌を使った冷たいすまし汁です。味噌をベースにした出汁と薬味、ごま、野菜、豆腐、魚などを入れてご飯にかけて食べます。味噌汁とは異なり、魚や焼いた味噌、ごまやキュウリなどを入れることが特徴です。
ビタミン、タンパク質、カルシウムといった栄養バランスが整ったレシピであり、冷たいため夏の時期でも食べやすいでしょう。

酢豚

豚肉にはビタミンB1が豊富に含まれているため、体力が低下しているときに疲労回復効果が期待できます。また、酢豚に使用する玉ねぎにはアリシンと呼ばれる成分が含まれており、スタミナをつけたり疲労を回復したりといった効果が期待できます。また、アリシンはビタミンB1の吸収率をサポートする作用もあるため、効率よく栄養素を摂取できるでしょう。

夏バテ解消料理でスタミナをつけよう

夏バテで食欲が低下し、食事をとりたくないと感じる日も多いでしょう。しかし、栄養バランスが整った食事を摂ることで夏バテをスムーズに解消することにもつながります。夏バテで食欲がない時でも様々な食材を少しずつ取り入れて、内臓機能の向上や疲労回復を目指しましょう。
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