寒い冬の時期だけではなく、1年を通して体があたたまる食べ物を摂取するのがおすすめです。食べ物を加熱しても、体が冷えてしまう食べ物もあるため、十分に注意しなければなりません。
そこで、体があたたまる食べ物の種類や、逆に体が冷える食べ物の見分け方などを詳しく紹介します。
目次
体が冷えると体調不良につながる
体が冷えた状態とは、全身に熱が届いておらず、体の末端が冷える状態です。手足が冷たくなるだけではなく、首や肩が凝ったり、足がしびれたりといった不調があらわれることも少なくありません。
冷え症の方は、寒くはない環境だったとしても体の冷えを実感しやすいことが特徴です。例えば、夏の時期でも肩やお腹、手足が冷えることがあります。
冷え性が悪化すると、慢性的な疲労や睡眠不足、集中力がなくなる、顔色が悪くなるなどの不調が起こるため、体を冷やさないようにあたたまる食べ物を摂取し、体の内側からあたためることが大切です。
体を冷やす食べ物と温める食べ物の違い
体をあたためる食べ物と冷やす食べ物を全て把握するのは難しいといえるでしょう。しかし、食べ物の特徴は、育つ場所や発酵しているかどうかなどで簡単に見分けることは可能です。そこで、体を冷やす食べ物とあたためる食べ物を見分けるポイントを4つ紹介します。
食べ物が育つ場所
寒い地域では、体をあたためる食べ物が育ちやすいことが特徴です。一方、暖かい地域では、体の熱を冷やす作用がある食べ物が育つ傾向にあります。寒い地域で育った食べ物か、暖かい地域で育った食べ物かによって大まかに見分けることは可能です。
発酵食品かどうか
発酵食品は代謝を向上する酵素が含まれているため、体をあたためる作用が期待できます。日本で一般的に食べられている発酵食品は、醤油や味噌、納豆、ヨーグルトやチーズ、漬物などが挙げられます。発酵食品の酵素は、代謝を向上する効果が期待できるたんぱく質です。代謝を上げることによって体温も上がり、体の中からあたたかさを実感できるでしょう。
また、代謝が良くなると体調不良を防ぐ効果も期待できます。内臓機能を向上させ、肌トラブルを予防できることもメリットです。飲み物については、日本酒といった発酵させるお酒は体をあたためる効果が期待できます。
地中で育つか地上で育つかの違い
体があたたまる食べ物かどうか迷った場合は、育ち方をチェックしましょう。
地中で育つ食べ物は体をあたためる作用があり、木の上で育つものは体を冷やす作用があります。冬に育つ野菜は水分が少なく熱を蓄えることが特徴で、体が温まります。反対に、夏に育つ野菜は水分が多めでみずみずしく、体を冷やす作用があります。
冬の時期に地中で育つ食べ物は根菜類が多く、暑い時期に土の上で育つ食べ物としてはキュウリやトマトなどが挙げられます。健康を維持する面でも、旬の食べ物を摂取することが大切なのです。
見た目や味、成分
食べ物の色や成分によって、体をあたためるものか冷やすものかを見分けられます。黄色やオレンジといった果物や野菜は体をあたためる効果が期待でき、緑や白、紫といった食べ物は体を冷やす作用があります。形状は、丸い形状のものや小さいものは体をあたためる作用、細長く大きいものは体を冷やす食べ物だと判断できることが特徴です。
成分については、水分が少ない食べ物や塩が含まれているものは体をあたためる作用があり、カリウムが含まれており水分が多いものは体を冷やす作用があります。
味は、醤油や塩を使用したメニューは体をあたためる効果が期待でき、酸味があるものや化学調味料を使用したメニューは体を冷やす作用があります。調理をする際には、食材のほかに調味料も意識しましょう。
体をあたためる主な食べ物
体をあたためる食べ物は、基本的に血流を促す効果が期待できます。そのため、食べ物を摂取するだけで体が自然とあたたかく感じるでしょう。寒い時期や体が冷えていると感じた場合には、可能な限り多く食事に取り入れることが大切です。
生姜
ニンジン
玉ねぎ
ごぼう
カボチャ
納豆
味噌
大豆
唐辛子
上記の食べ物は血流を促進する効果が期待でき、体の内側からあたたまります。また、体があたたまる食べ物は、朝食で摂取することがポイントです。起床した直後の体は機能が低下しているため、体をあたためることによって機能を活性化させる効果が期待でき、日中のパフォーマンスにも良い影響を与えるでしょう。朝ごはんを食べる時間がない場合には、あたたかい味噌汁を飲むといった方法から実践してみるのがおすすめです。
体を冷やす食べ物
体を冷やす食べ物としては、主に夏に育つ野菜が挙げられます。
キュウリ
トマト
ナス
ほうれん草
スイカ
バナナ
パイナップル
レモン
緑茶
コーヒー
上記の食べ物は、熱を排出する作用があり、水分が多いことが特徴です。また、緑茶やコーヒーといった飲み物に注意が必要です。緑茶やコーヒーはカフェインが含まれているため、ホットドリンクで飲んでも体を冷やす作用があります。
カフェインは血管の収縮作用があるため血液が全身に巡りにくくなり、体が冷えるという仕組みです。緑茶やコーヒーをはじめ、カフェインが含まれている飲み物やお菓子などを摂取しないようにしましょう。
体をあたためる食べ物で体調管理をしよう
体が冷える原因のひとつは、食生活の乱れです。体が冷えた状態が続くと、体調不良を起こすことがあります。体をあたためる食べ物を積極的に食べて、体の内側からあたためることが大切です。寒い時期はもちろん、1年を通して体が冷えないような食べ物を摂取しましょう。
寒い季節には、体をあたためる食べ物を自宅で楽しむのがおすすめです。自宅で美味しい食事や、いつもより少し豪華な食事をしたい場合には、シェフくるを利用しましょう。プロのシェフが自宅で調理や提供、後片付けを行うため、家事の手間もかかりません。
寒い季節には、体も心もあたたまる美味しい食事を自宅でゆっくり楽しみましょう。
体があたたまる食べ物を自分で料理して食べるのも良いですが、たまにはプロを自宅に呼んで自宅にいながらプロの料理を楽しむというのはいかがでしょう。出張シェフサービスのシェフくるでは、公式サイトでお好みのシェフを選んで日程を登録するだけで、当日はシェフが食材持参で登場し、調理から後片付けまで行ってくれます。体温だけでなく、気分も上がりますよ。