余興とは結婚式のプログラムのなかで行われるものであり、参列者が歌やダンスなどを披露します。最近では、新郎新婦が企画や出演するケースも多いです。しかし、結婚式の余興についてはどのような意味があるのか、みんなに楽しんでもらうためにはどのような余興が良いのか、疑問や悩みを持つ方もいるでしょう。
そこで、結婚式の余興とはどのような意味や目的があるのか、また、余興をする際の注意点やポイントを紹介します。
目次
結婚式の余興とは?
余興は「宴会を盛り上げる芸」のことであり、演芸のことです。また、宴会とは「食事をすることで仲を深めること」を意味し、2人で実施するのではなくある程度の大人数で飲食をする際に「宴会」と呼ばれます。つまり、大人数で食事をする結婚式も宴会に当てはまるのです。
結婚式で余興をする意味や目的
結婚式の余興は、おめでたい日を盛り上げるために行います。ただし、結婚式の余興は披露宴を盛り上げるだけではなく、様々な意味や目的があるため、どのような理由で行われるのか理解しておきましょう。
新郎新婦の結婚を祝うため
結婚式の余興を行う目的は、新郎新婦が新しい人生を歩み出したことを祝う目的があります。夫婦になった門出を、みんなでお祝いする気持ちが大切です。挙式は儀式のひとつですが、参列者と一緒に食事をする披露宴は厳粛な雰囲気ではなく楽しい雰囲気にすることが重要です。結婚式の余興は、参列者と新郎新婦が食事をする場所を楽しいものにする目的があるのです。
出席者全員の思い出に残すため
結婚式の余興は、結婚式を思い出に残す目的もあります。結婚式は、新郎新婦だけではなく、家族や親族にとって非常に大切な日です。
参列者には、新郎新婦と家族にとって良い思い出になるように盛り上げる役割があります。
一方、新郎新婦が企画や演出をする余興は、出席者をもてなす目的があります。足を運んでくれた出席者の思い出に残るような余興をすることが大切です。
新郎新婦の友人を紹介するため
結婚式の余興には、新郎新婦の友人を紹介する目的があります。新郎新婦の親族や同僚、友人はお互いの交友関係を詳しく知らないケースも多いです。新郎新婦には、「余興で花を添えてくれる、二人を祝福してくれる、二人の門出を祝ってくれる友人や知人がいること」を紹介し合う目的があります。
つまり、余興の内容によっては新郎側、新婦側の印象が悪くなるため、お互いの印象が良くなるような余興をする必要があるのです。
結婚式の余興の企画・演出を決める方法と注意点
結婚式の余興をする際には、事前準備をすることが重要です。結婚式の余興の企画・演出を決める方法を紹介します。
新郎新婦に喜ばれる企画をする
結婚式の余興は、門出を祝い、新郎新婦のために演出するものです。新郎新婦に喜んでもらえるような企画や演出をしなければなりません。準備をする前に、新郎新婦にどのような余興が良いか確認しておくと安心です。
例えば、新郎新婦がお互いの友人や知人を紹介するための余興が良いのか、場を盛り上げるようなもの、サプライズが良いなど希望を聞いておくと、内容を企画・演出を決めやすいでしょう。また、余興でしてほしくないことも確認する必要があります。
元カレ・元カノの話をしない
新郎新婦に関連する内容の企画にする場合でも、元カレや元カノの話は厳禁です。親族や他の参列者が気まずくなり、新郎新婦が嫌な思いをする可能性が高いです。
また、下品なネタも避けましょう。盛り上がるだろうと感じても、新郎新婦の親族、会社の上司、年配の方は非常に不快な思いをする可能性があります。
余興の時間を守る
披露宴は3時間実施されることが多く、余興は1組5分ほどと決められています。プログラムの内容や何組が余興を行うのかによって異なるため、新郎新婦やウェディングプランナーに確認しておくことが大切です。決められた時間内に余興を終わらせなければ、披露宴の進行がスムーズに行われなくなるため注意しましょう。時間内に終わるような企画を考えることが大切です。
新郎新婦に内容を最終チェックしてもらう
余興の内容や参加者が決まった段階で、新郎新婦に最終確認をしてもらいます。あらかじめ余興の内容に問題がないかをチェックしてもらうと、披露する側も安心でしょう。
ただし、サプライズをする場合は新郎新婦に最終チェックをしてもらえないため、ウェディングプランナーに相談する必要があります。また、余興をする参列者が他にもいる場合は、企画が被らないかも確認しておきましょう。さらに、音響機材を使う際は、設備があるかも確認する必要があります。
結婚式の余興でよくある質問
結婚式の余興をするにあたり、疑問をいだきやすいポイントを2つ紹介します。
余興の費用は誰が負担する?
結婚式の余興に費用が掛かる場合、最初に新郎新婦に相談しましょう。新郎新婦が費用を支払うと申し出た場合は、費用を負担してもらいます。費用は余興を行う方が立替えて、レシートや領収書を保管しておき、後日清算します。ただし、金額が大きくない場合はお祝いの気持ちを込めて出席者が負担してあげるのも良いでしょう。
余興を断りたい・・・
自分には荷が重い、人前に出るのが苦手、余興の準備をする時間がないという方は、理由を伝えて断っても問題ありません。断る際には「余興をお願いしてくれてありがとう。準備の時間が取れないからごめんなさい」と、感謝の気持ちと断る理由を伝えます。余興を断る場合は、早い段階で伝えることが重要です。断るのが申し訳ないという理由で返事をせず、直前で断ると新郎新婦に大きな迷惑がかかるため注意しましょう。
結婚式の余興は披露宴を楽しいものにするための出し物
結婚式の余興では、新郎新婦や家族、親族にとって非常に特別な1日です。忘年会や新年会の余興とは違うフォーマルな場所での余興のため、内容に配慮し、新郎新婦、ウェディングプランナーに確認を取る必要があります。新郎新婦の新たな人生の門出を祝福し、披露宴で友人や知人を紹介し合うなども意味や目的を理解して余興の内容を決めましょう。
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