妊娠中は食べ物にも気をつけなければならないけれど、毎食の自炊が負担に思えたり、つわりで自炊ができないママもいます。それに、子供が生まれてからは何かと忙しくなるので、妊娠中に外食したい、外食を楽しみたいと思うママも多いのではないでしょうか。
もちろん、食べ物はママの身体やお腹の赤ちゃんにダイレクトに関わってくるので、気をつけた方がいいこともあります。神経質になりすぎる必要はありませんが、お店やメニュー選びなどは工夫も必要ですね。
この記事では、妊娠中でも外食したいというママやその家族、友人向けに、メニュー選びのポイントや、妊婦さんに優しいお店選びのポイントを説明します。
さらに、安静にしている必要があったり、お腹が大きくなって外出が億劫に感じるママのために、自宅で外食気分を味わえる近頃話題のサービスもご紹介します。
妊娠中も外食したい|妊娠中の外食で気をつけることとは
妊娠中に外食する際には、なによりも体調を第一に考えて、無理のない外出を心がけましょう。昨今はコロナウィルスのこともありますので、感染対策も徹底する必要があります。
妊娠中の外食では何を食べるかも重要になってきますので、メニュー選びの際に気をつける点を確認しておきましょう。
栄養のバランスを意識して、積極的に摂った方がいい食材を中心に食べよう
妊娠中に積極的に摂った方がいい食べ物として、葉酸が豊富なブロッコリーや果物、納豆、鉄分が豊富なあさりや小松菜、カルシウムが豊富なヨーグルトや小魚、大豆製品などがあげられます。これらの食べ物が含まれているものを選ぶといいですね。
また、定食やセット物、ヘルシー志向のビュッフェなどでは、品数が増えてバランスのよい食事にしやすくなります。
火の通ったものを食べましょう
自炊でもいえることですが、生の食べ物は食中毒のリスクもあるので避けたほうがいいでしょう。
またリステリア菌やトキソプラズマという寄生虫にかかると、胎児に影響がでることがありますので、生肉やナチュラルチーズ、スモークサーモン、生ハムなどには注意が必要です。
塩分控えめのメニューを選びましょう
健康志向のお店も増えていますが、一般的に外食は自炊よりも味が濃く塩分が多くなりがちになります。塩分を摂り過ぎるとむくみや妊娠高血圧症候群のリスクを高めるともいわれていますので、味の濃いものを食べ過ぎたときは野菜や海藻などカリウムを多く含むものをあわせて食べるようにしましょう。
カロリーや脂分も控えめに
ジャンクフードやガッツリ系のお店を選んでしまうと、摂取カロリーをオーバーしてしまう可能性もありますので注意が必要です。
刺激の強いものは調節して
カレーや辛い料理などを食べ過ぎると、消化器官に負担がかかったり、つわりが悪化してしまうことがあるので、くれぐれも食べ過ぎには気をつけましょう。
腹八分目を意識して
つわり中や妊娠後期になりお腹が大きくなってくると、胃が圧迫されて、胸焼けや胃もたれ、消化不良などがおこりやすくなる場合があるので、食べ過ぎには気をつけましょう。
もしものときの備えをしておくと安心です
出産予定日が近づく中での外食は、母子手帳や破水に備えてナプキンなどを持ち歩いたり、産院から離れすぎるお店は避ける等、体調に変化があったらすぐ対応できるように準備しておきましょう。
妊娠中も外食したい|妊婦さんに優しいお店の選び方
せっかくの外食ですので、心地よく食事を楽しみたいですよね。お店選びはどのようなことに気をつけたらよいか見ていきます。
禁煙のお店
受動喫煙だけでも、お腹の赤ちゃんに影響を与えることが報告されていますし、妊娠中は匂いに敏感になるママもいるので、禁煙のお店を選ぶといいでしょう。
カフェインレスの紅茶やコーヒーがあるお店
妊婦さんも食後のコーヒーや紅茶を楽しみたいですよね。カフェインレスだと安心して楽しめるのでおすすめです。
ノンアルコール飲料などが置いてある
言うまでもないですが、アルコールも胎児に影響を与える可能性があることが報告されています。おしゃれなノンアルコールカクテルなどが豊富なお店もありますので、探してみると楽しいですね。
通路やイスが狭すぎない、ゆったりできる
お腹が大きくなってくると、小さなイスやテーブルとの距離が狭いと座りにくかったりしますし、トイレに行くときに通路が狭くて通りにくいのもストレスになります。座敷や掘りごたつ、ソファなどご自分の座りやすい席があるか確認しましょう。
冷暖房の風が直接あたらない
妊婦さんに冷えは禁物です。羽織り物を持って行ったり、座る位置に気をつけたりしましょう。
感染症対策に気を遣っている
やはり心配なのが感染症です。消毒や換気、衛生管理がしっかりしている、個室があるといったお店の方が安心ですね。
妊娠中も外食したい|自宅で外食のように食事を楽しむ方法とは
毎日の自炊も大変だし、外食したいけれど、外に出るのが億劫になったり、今だと感染症の心配もありますよね。また、切迫早産の危険性やお腹がすぐ張ってしまうなど自宅で安静にしなければならない妊婦さんもいます。
そのような妊婦さんは、家でも外食のように楽しむ方法がありますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
デリバリーや食材のキットを活用して、自炊の手間を軽減
食材のキットは食材が一式用意されているので、加熱するだけで食べられますし、調味料の濃さも薄めにするなどの調整がききます。つわり中や、妊娠後期になってくると一度にたくさん食べられないこともありますので、余っても保存できるなどの自由があります。
家にシェフを呼ぶ
家にシェフが来て、本格的な料理を作ってくれる「シェフくる」。
慣れた自分の家なので安心ですし、食事中に疲れたらちょっとだけ休むこともできます。外出の必要もなく、ゆったりした気持ちで心置きなくプロの料理を楽しめますので、実はかなりおすすめです。
生まれてくる子供の話題できっと盛り上がることでしょう。
まとめ
妊娠中はなにかと神経質になりがちですが、お店選びやメニュー選びを工夫しながら、ママや赤ちゃんに心地よく、健康にも優しい外食を楽しみましょう。
また外出が億劫だったり、安静にと言われている妊婦さんも楽しめるのが、デリバリーや「シェフくる」などを活用した、自宅で外食気分を楽しむ方法です。
自分に合った楽しみ方で、妊婦さん生活を楽しんでくださいね。