中秋の名月におすすめの食べ物は?月見団子やお供え物の種類

2021.09.28

月を眺めてを団子などを食べる中秋の名月は、秋のイベントのひとつであり、日本では定番の行事だといえます。しかし、中秋の名月に関して、由来や意味を考えたことがある方は案外少ないのではないでしょうか。
中秋の名月の意味や由来、お供えする食べ物に関して知識や理解を深めることで、よりお月見を楽しむことにつながるでしょう。
そこで、中秋の名月の由来や中秋の名月の食べ物について紹介します。

中秋の名月でお月見をする意味

「秋=お月見」というイメージを持つ方も多いですが、なぜ中秋の名月に月を眺めるイベントが行われているのでしょうか。中秋の名月の意味に関して紹介します。

中秋の名月は秋の稲の豊作を祈る行事

旧暦の8月15日は、夏の収穫が終わり秋の稲刈りをするまでの休暇の期間でした。そのため、豊作を祈ったお祭りが行われており、中秋の名月の起源だともいわれています。
諸説ありますが、夏の収穫が終わった時期に行われるお祭りは、稲の豊作を祈願する目的だけではなく、芋類の収穫を行うお祭りともいわれていました。中秋の名月の由来には諸説ありますが、食物に由来している行事だといえるでしょう。

中国から伝わった行事

中秋の名月は日本の風習だという印象を持つ方も多いですが、起源は中国の中秋節とされています。中国では、秋の行事でお酒やお茶お餅などを食べながら月を眺める行事がありました。中国の行事が日本に伝わって、月餅ではなくお団子を食べるという形に変わり、現在に至ります。中秋節は家族で一緒に過ごす行事であり、農作業を頑張った仲間同士で集まる慰労会として行われていました。

中秋の名月にお供えする食べ物は?

中秋の名月には、満月に似ているという理由で、お団子をお供えすることが一般的です。月見団子は「三方」と呼ばれる、お供え物をする際に使用する道具の上に、ピラミッドの形になるように乗せます。三方がない場合には、白いお皿に白い紙を敷いても問題ありません。

月見団子の形は地域によって異なる

月見団子は丸い形状が月に似ているというだけではなく、穀物の収穫を祈願してお米を丸めて作ることが一般的です。月見団子は丸い形をしたものが多いですが、地域ごとに若干の差があります。
関西地方では楕円形の団子を使ったり、静岡では中央に凹みがあるお餅の脇にあんこをつけてお餅を食べます。名古屋では黒とピンク、白の3色のお団子を用意したり、京都では雲に見立ててあんこを巻くようにして飾ることがあるなど、円形ではない団子を使う地域もあるのです。

月見団子の数は?

月見団子は合計15個準備し、下から9個、4個、2個と並べます。また、中秋の名月を省略して5個だけ用意する場合には下に4個、上に1個おきます。
なお、満月の数だけお団子を準備するのであれば、12個です。満月は1年間に出た満月の数の分だけ用意することになるため、平年は12個です。月の満ち欠けで暦を作り、農作業を進めていた時代から続く行事のため、満月の数や新月から何日目の月かどうかが重要なポイントになります。
なお、月見団子を準備できないという場合には、丸い和菓子や中国の月餅などでも良いでしょう。

月見団子以外のお供え物

中秋の名月には、月見団子以外にもお供えすべきものがあります。主な2つのお供え物を確認し、お団子と合わせて準備しましょう。

ススキ

ススキは、15本もしくは5本を瓶に挿します。自分でススキを取りに行く場合、切り口で怪我をしないよう軍手をはめて根っこの部分を持ち、ハサミで切りましょう。
お花屋さんでススキを販売するケースがあるため、ススキを取りに行けない場合にはチェックしてみるのも良いでしょう。
本来は、収穫への感謝を込めて稲穂をお供えするのが良いですが、稲の収穫前のため見た目が稲穂に似ているススキをお供えします。なお、地域ごとにススキをお供えするかどうかが異なり、地方によってはススキは用意しません。

里芋

日本人が米を主食にする前は里芋が主食だったため、現在でも中秋の名月のお供え物で里芋を用意することがあります。里芋だけではなく、大根やぶどうといった季節の食べ物をお供えしても問題ありません。
また、ぶどうといったツルがついたものは「神様と繋がれる」といった意味があり、縁起も良い食べ物です。

中秋の名月におすすめのレシピ4つ

月を眺めながら食べたい、中秋の名月におすすめのレシピを紹介します。

月見そば

中秋の名月には、卵を使って月に見立てたレシピがおすすめです。時間に余裕があれば、とろろやキノコを炒めたものを乗せるのも良いでしょう。

卵黄乗せ担担麺

ひき肉を絡めて食べる、汁なし担々麵も良いでしょう。汁なしで作ることで、卵黄を絡めて食べられます。
目玉焼き乗せ焼きそば
焼きそばに目玉焼きを乗せるだけの簡単レシピです。目玉焼きは半熟に焼いて、麺に絡めて食べましょう。焼きそばの味付けを少し濃いめにすると、卵黄を絡めたときに丁度良い塩梅になります。

ハチミツをかけた月見団子

月見団子は、あんこやきな粉など定番の味付けで食べても良いですが、ハチミツをかけて食べるのもおすすめです。また、月見団子そのものには絹ごし豆腐を入れて作ることで柔らかく仕上がるため、子供や年配の人でも食べやすいでしょう。

ウサギの形の月見団子

月見団子を作る際には、ウサギの形に作ってみましょう。リアルに作る必要はないため、楕円形に丸めて爪楊枝で耳に見立てた跡をつけ、ゴマで目を付けます。
月見団子は味付けや形をアレンジしやすいため、自分たちの好みの味や可愛い形のお団子を作るのがおすすめです。

中秋の名月に季節の移り変わりを感じよう

近年では、中秋の名月を楽しむ家庭は少なくなっているでしょう。昔と今では生活スタイルが異なるため、徐々に風習が薄れることは当然だといえます。しかし、非常に空気が澄んでおり、月がきれいに見える中秋の名月には、月見団子といった食べ物やお供え物を準備して季節を感じてみるのもおすすめです。
秋のお月見ならではの食事を楽しむ際に、自分で料理をするのも良いですが、出張シェフサービスのシェフくるのご利用もご検討ください。和洋中などシェフのジャンルも選べるため、好みのシェフに料理をオーダーすることができます。

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