沖縄料理といえば?定番メニュー&人気のお菓子!食材の特徴も紹介

2022.10.04

沖縄県には、本土とは異なる食文化があります。定番料理や伝統料理、沖縄県ならではの材料を使用したメニューなど魅力的な料理が豊富です。
そこで、沖縄県に旅行する予定の方、沖縄料理を食べたいと考えている方に向けて、沖縄の定番料理と、沖縄料理に用いられる食材の特徴を紹介します。

沖縄料理に使う食材の特徴

沖縄県は本土と異なり暖かい気候であり、春夏秋冬がはっきりしていません。そのため、沖縄の定番料理に用いられる食材には特徴があります。

魚は、タカサゴ、ブダイ、ハリセンボンなどニオイが特徴的な種類が多いです。本土よりも海水温が高いため、熱帯魚を使用する傾向があります。
また、貝はヤコウガイ、巻き貝、シャコ貝などを使用します。

沖縄料理といえば、豚肉を使用したメニューが多いです。豚を1頭使用し、耳の軟骨、顔の皮、豚足、脂身、内臓や血液まで使用します。

野菜

沖縄料理に使用される野菜は、ゴーヤー(ニガウリ)、田芋、ヘチマ、冬瓜などが特徴的です。また、ニンジンや大根を使用する料理も目立ちます。

沖縄料理といえば?定番メニューと定番のお菓子

沖縄料理のなかでも、全国的に有名な定番メニューを紹介します。それぞれの沖縄料理の魅力もチェックしていきましょう。

ティビチ

ティビチは、「豚足」「豚足の煮付け」と2種類の意味があり、豚足と昆布や大根を煮込んだ沖縄料理です。豚足は見た目にインパクトがありますが、時間をかけて豚足を煮込むため柔らかく、味も濃厚で白米にもお酒にも合うでしょう。
表面はプルっとした食感で、骨の周りにはお肉の旨味が詰まっています。ほかにも、ティビチの唐揚げやティビチ汁など、豚足を使った料理は人気が高いです。

ゴーヤーチャンプルー

ゴーヤチャンプルは沖縄料理の定番であり、全国的に有名なメニューです。沖縄の方言で「様々なものを混ぜる」という意味があるチャンプルーは、名前の通りゴーヤの他、鶏肉や卵、豆腐などを使用したメニューです。
ゴーヤは夏野菜の定番でビタミンCが多く含まれており、夏バテ予防のメニューとしても人気があります。ゴーヤの苦味は、食欲促進効果も期待できます。豆腐と卵を使用することでゴーヤの苦味が和らぎ、食べやすいでしょう。

シリシリ

沖縄の方言で「すりおろす」を意味するシリシリは、細い人参とコンビーフ、卵を炒める定番料理です。簡単に調理できて卵と人参だけで作れるため、沖縄県では家庭料理の定番でもあります。人参を炒めることによって甘さが旨みが引き立ち、卵とマッチします。シリシリは、人参のほか、りんごやゴーヤなどを千切りにする場合もあります。

タコライス

タコライスは海外のメニューというイメージを持つ方もいますが、実際には沖縄県が発祥です。メキシコ料理のタコスと、日本のお米を一緒に食べたことで誕生したメニューです。沖縄県の米軍の兵士のために作られたメニューで、ご飯やお肉、トマト、チーズ、レタスとサルサソースで作ったボリュームと栄養がある料理です。ソースの味は辛め・甘めなど店によって個性があることも魅力のひとつです。

沖縄そば

沖縄そばは一般的なそばとは異なり、小麦粉で作られた麺に鰹節や豚骨の出汁を使用しています。沖縄そばは、琉球王朝時代に中国から伝わったとされていて、スペアリブを乗せるのが定番です。
沖縄県の方言でスペアリブは「ソーキ」と言うため、沖縄そばは「ソーキそば」とも呼ばれています。沖縄そばは地域ごとにアレンジが異なり、味付けや麺の太さなどに個性があることが魅力です。

ラフテー

ラフテーは豚バラ肉をだし汁、醤油、泡盛、砂糖でゆっくり煮込む料理です。中国料理のトンポーローの作り方を参考にしており、琉球王朝時代は宮廷料理のひとつでした。
泡盛を使用しているため豚肉は非常に柔らかく、トロリとしています。ゆっくり煮込むことによって豚肉の脂が溶け出し、お肉そのものは脂っこくなくあっさりとしていることが魅力です。

油みそ

油みそは「アンダンスー」とも呼ばれており、豚肉に味噌や砂糖などを入れ、煮詰めた甘辛い常備菜です。豚肉を使用せずツナにしたり、野菜を煮込んだりと、家庭ごとに味にも違いがあります。

ジューシー

ジューシーは、お米に野菜や豚肉を入れた炊き込みご飯です。沖縄県の冠婚葬祭で出されるお供え物でもあります。
沖縄の方言では硬めに炊いたご飯を「クファジューシー」と言い、「ジューシー」は雑炊を意味するケースも多いです。

アバサー汁

アバサー汁は、アバサーと呼ばれる魚のハリセンボンを煮込んだ汁物です。アバターを大きめに切って肝と一緒に煮込むだめ、濃厚な味が特徴です。居酒屋でおつまみとしても食べられることがありますが、沖縄県の伝統的な家庭料理でもあります。

サータアンダギー

サーターアンダギーは、小麦粉と卵、砂糖を混ぜて揚げた丸いドーナツです。沖縄県ではおやつとして食べられていますが、縁起が良い食べ物としても扱われています。そのため、沖縄県ではおめでたいときの贈り物としても使用されています。

ちんすこう

ちんすこうはお土産の定番ですが、琉球王朝時代から存在している伝統的なお菓子でもあります。砂糖、小麦粉、ラード油を混ぜて焼いただけのシンプルなお菓子です。フルーツや野菜の粉末を混ぜ込むことで、様々な味のちんすこうが作れます。

定番メニュー以外にも沢山ある!魅力的な沖縄料理を食べよう

沖縄県には、琉球王朝時代から伝わる料理や定番メニューなど、全国的に有名な料理がたくさんあります。沖縄県に旅行をする際には、現地で人気のお店をチェックしてみるのもおすすめです。
また、本土にも沖縄の定番料理が食べられる飲食店は多いです。本土で沖縄料理を楽しむ際にも、紹介した定番メニューを参考に食べるものを選びましょう。
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