正しい箸の使い方って?知っておくべき箸のマナー

2023.04.10

お箸

意外と知らない箸の作法

テーブルマナーと言えば、ナイフとフォークの使い方など、洋食のマナーが難しいと感じるかもしれません。
しかし、和食の様に箸を使ったテーブルマナーも、意外と知られていなかったり、正しく使えない人も多いです。

箸のマナーは何となく知っていても、日本人は日常的に箸を使うので、知らない間に正しくない使い方が身についてしまっていることもあります。

箸のマナーを知っておくべき理由は…

・人前で恥ずかしい思いをしないように
・一緒に食事をする人に不快な思いをさせないように
・美しい所作をみにつけるために
・和食の伝統的なマナーを知るために

など、箸のマナーを知ることで、より食事を楽しむことができそうですね。
ここからは、知っておくべき箸のマナーについて、詳しく紹介していきます。

基本的な箸のマナー

箸の正しい使い方に関しては、意外と知らないことが多いです。
はじめに、箸の基本的なマナーから見直しておきましょう。

箸の正しい取り方

①箸置きから右手で、中央付近を掴み箸をとる
➁左手を箸の下からそえる
③右手を右方向に滑らせて持つ

※箸を箸置きに戻す時には、指をそろえて両手を添えて静かに戻します。

箸の正しい持ち方

①箸を持つ場所は、箸先から約3分の2の部分
➁箸を重ねて持ち、上の箸を鉛筆の様に持つ
③下の箸は中指と薬指の間に入れる
④動かす時は下の箸は動かさず、中指、人差し指、親指で上の箸を動かす

料理によっては、箸の正しい使い方が分かりづらい食べ物もありますよね。
箸の使い方に困ることが多い料理の、正しい箸の使い方を知っておきましょう。

【料理別】箸の正しい使い方

【汁物】

汁物を飲むときは、具を箸で押さえるようにして、椀に箸先を入れて飲みます。
汁だけの時は、箸は箸置きにおいて、椀だけ持って飲んでも問題ありません。

【寿司】

にぎり寿司は、横に倒して箸で挟んで、醤油をつけて食べます。

【焼き魚・煮魚】

魚は裏返さずに食べましょう。
上身が食べ終わったら、骨を箸で剥がして下身を食べます。

【串物】

串物も、箸で食べるのが難しい食べ物ですが、基本的には左手で串、右手で箸を持って、串を手前に引きながら、一個ずつ外して食べます。

NGな箸の使い方

箸には「嫌い箸」と呼ばれる、マナー違反となる使い方があります。
正しい箸の使い方だけでなく、食事中に相手に不快な思いをさせないためにも、マナー違反と言われる箸の使い方も覚えておきましょう。

「嫌い箸」の種類

握り箸

・握って箸を持つ持ち方

立て箸(仏箸)

・箸をご飯に突き刺すこと

寄せ箸

・箸で器を移動させたり、引き寄せること

押し込み箸

・箸を使って食べ物を口の中へ押し込むこと

刺し箸

・料理にお箸を刺して使うこと

返し箸

・箸の上下を逆にして料理を取り分けること

渡し箸

・器の上に箸を置くこと

持ち箸

・器と箸を同じ手で持つこと

探り箸

・器の中で食べ物を探ること

ねぶり箸

・お箸の先をなめること

迷い箸

並んでいる料理の器の上で、迷って箸を行き来させる

箸渡し

・箸から箸へ食べ物を渡すこと

移り箸

・一度箸をつけた料理を食べずに、他の料理に箸をつけること

噛み箸

・箸を嚙むこと

涙箸

・食べ物の汁をたらしながら食べること

嫌い箸の種類はたくさんありますが、知っているものも多いのではないでしょうか。
反対に「これもマナー違反なの?」と思う使い方もありますよね。

嫌い箸は、一緒に食事をする相手に不快感を与える恐れもあるので、注意しましょう。

箸のマナーに関する疑問

箸の使い方は、基本的なマナーや嫌い箸の内容を覚えておけば、難しいことはほとんどありません。
しかし、中には「これはありなの?」「こういう時はどうするの?」と悩んでしまうような使い方もありますよね。

箸のマナーについて、よくある疑問をチェックしていきましょう。

渡し箸はなぜダメ?

嫌い箸の種類の1つ「渡し箸」は、器の上に橋をかけるように置くことですが、普段の食事中にも、やってしまう人も多いのではないでしょうか。
渡し箸は「三途の川を連想させる」など、縁起が悪いと言われることもあり、さらには「もういりません」という意味もあります。
さらに、食事が終わったと思われることもあるので、食事中にお箸をおく時には箸置きに置くのが正しいマナーです。

返し箸はなぜダメ?

「返し箸」は、大皿料理を取り分ける時に、お箸を逆さにして使っている人も多いですよね。
しかし、お箸は箸先が人の物、反対側は神様の物という考えもあり、箸を逆さにして使うのはマナー違反と考えられています。
衛生的にも料理を取り分ける時には返し箸ではなく、取り分けるたの箸を使うのが正しいマナーです。

割り箸にもマナーはあるの?

割り箸は、顔の前で割らずに、膝のあたりに割り箸を横に持って、上下に割るのが美しい所作です。
割った後にささくれができたら、お箸同士をこすり合わせるのではなく、手で取りましょう。

箸のマナーを覚えるには懐石料理がおすすめ

普段の食事では、長年身についている習慣やクセが出てしまい、なかなか箸のマナーを改善できないかもしれません。
しかし、食事のマナーができている人や、食べている時の所作が美しい人は、本当に魅力的ですよね。
大人になってからでも、お箸のマナーは練習すれば、比較的スムーズに身に付けることができます。
正しいマナーを身に付けるためにも、和食料理店や懐石料理店で食事をする機会を作るといいですね。

和食料理や懐石料理には、汁物や焼き魚など、箸のマナーを練習するのに適した料理が多いです。
「懐石料理店に行くのはハードルが高い」という場合は、自宅で練習する方法もあります。
一般の家庭にプロのシェフが来て、本格的な料理を作ってくれる出張シェフサービス「シェフくる」では、お家で本格的な懐石料理や和食料理を楽しめます。

自宅でリラックスしながら、箸のマナーを練習できるのも嬉しいですね。
箸のマナーも含めて、テーブルマナーは、習慣がついてしまう大人になってからよりも、子供の頃から身に付けておくのがおすすめです。

小さな子供やお年寄りがいる家庭でも、お店に行かなくても本格的なシェフの料理が楽しめると好評です。
2名から利用できて、大人数の依頼にも対応してくれるシェフもいるので、お祝い事の席でシェフくるを利用して、懐石料理や和食料理を楽しむのも素敵ですね。

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