ホルモンってどの部分?部位の種類や特徴を詳しく紹介

2023.05.09

ホルモン

ホルモンとは?

焼肉店や居酒屋のメニューでもよく提供されている「ホルモン」。
スーパーなどの精肉店でも売られているので、自宅でホルモン料理を手軽に楽しむこともできますよね。

美味しくて味わい深い「ホルモン」ですが、一体どの部分なのか、詳しく知らない人も多いのではないでしょうか。

ホルモンは、内臓肉のことで、牛・豚・鶏肉の精肉されずに残った部分です。

また、もつ鍋や、もつ煮込みに使われている「もつ」と「ホルモン」の違いも気になりますよね。

どちらも「内臓」を意味しているのは同じですが、次のように分類されています。

【ホルモン】 内臓系の中で牛・豚の腸に限定した内臓肉

【もつ】   牛・豚・鶏などの内臓肉全般

焼いたり炒めたりする料理にもよく使われる「ホルモン」に対し「もつ」は、主に煮込み料理に使われています。

内臓系の「ホルモン」には、部位によって名前があり、それぞれの特徴があります。
ホルモンの部位の名前を詳しく見ていきましょう。

牛ホルモンの部位

はじめに牛ホルモンの部位の名前や特徴を見ていきましょう。

【ミノ】

・牛の4つある胃袋の中の第一胃(一番目の胃)の部分が「ミノ」です。
焼き肉店でもホルモンの定番として提供している店が多いです。

食べやすくクセのない味と、弾力の強い食感が特徴で「上ミノ」は、最も厚みがある部分です。

【ハチノス】

・牛の第二胃(二番目の胃)が「ハチノス」です。
ハチの巣のような見た目が語源になっているので、見た目と名前が一致しやすいですね。

コラーゲンが豊富で脂身が少ないので、ダイエットや健康に気を遣う人にも、人気のホルモンです。
クセのない味で歯ごたえが良いのも特徴です。

【センマイ】

・牛の第三胃(三番目の胃)が「センマイ」です。
灰色でひだになった見た目は、他のホルモンと違って特徴的です。

たんぱくな味で食感がよく、飽きずに食べられる部位で、ハチノスと同じくコラーゲンも豊富に含んでいます。

【ギアラ】

・牛の第四胃(四番目の胃)が「ギアラ」です。
ギアラだけでなく「赤センマイ」とも呼ばれている通り、色も赤みがかっています。

少し甘みのある味で、ハチノスやセンマイと違い、脂分もありプリプリとした食感が特徴です。

【ヤン】

・「ハチノス」と「センマイ」の間にある部分で、一頭からほんのわずかしか取れない希少部位なので、取り扱っている店舗も少ないです。

あっさりとしたクセのない味で、食感はコリコリしています。

【シマチョウ】

・焼き肉店でもよく提供されている「シマチョウ」は、牛の大腸の部分になります。
シマシマの見た目から「シマチョウ」と名付けられ、地域によっては「テッチャン」とも呼ばれています。

ホルモンの中でも有名な部位で、脂分も噛み応えもある「シマチョウ」は人気のホルモンです。

【マルチョウ】

・牛の小腸が「マルチョウ」です。
脂が多く、こってりしたホルモンが好きな人に好まれます。
甘くてプリプリした食感が特徴で、ジューシーな味わいです。

脂が多い分、食べ過ぎるとコレステロールに注意です。

【コブクロ】

・牛の子宮に当たる部分が「コブクロ」です。
メスからしか取れないので、希少な部位として提供されています。

食感はコリコリとしていて、あっさりとした食べやすい味が特徴です。

【テッポウ】

牛の直腸で、開いた時に鉄砲の形に似ているから「テッポウ」と名付けられました。

弾力が強く噛み応えがある食感で、脂が少なく濃厚な味わいです。

【ウルテ】

・牛の気管の軟骨部分にあたるのが「ウルテ」で「フエガミ」とも呼ばれています。

包丁でも簡単に切れないほど固く、噛み応えがあるホルモンを好む人に人気です。

【コリコリ】

・牛の心臓の大動脈血管が「コリコリ」で「ハツモト」とも呼ばれています。
コリコリも、わずかしか取れないため、希少部位です。

見た目は白く、食感はコリコリしています。

【レバー】

・牛の肝臓が「レバー」です。
家庭料理に使う人も多く、鉄分が豊富な食材として知られています。

味も食感もクセがあり、好みが分かれます。

【ハツ】

・牛の心臓が「ハツ」で、「ハツモト」「ハート」と呼ばれることもあります。
鉄分・ビタミンBなど栄養が豊富に含まれているのも特徴です。

見た目はレバーに似ていますが、食感はコリコリしています。

また、焼肉屋の定番のタン(牛の舌)やハラミ(牛の横隔膜)もホルモンに分類されます。
テールスープに使われるテールもホルモンで、牛のしっぽ部分にあたります。

豚ホルモンの部位

次に、豚ホルモンの部位を紹介していきます。

【コメカミ】

・豚の「カシラ」と呼ばれる頭の部分の一部が「コメカミ」です。

脂は少なく、味もクセがなくあっさりしており、焼いて食べるのが人気です。

【トントロ】

・豚の首部分(頬から肩にかけた部位)が「トントロ」です。

脂分が多く、焼くとジューシーで甘みがあります。

【ガツ】

・豚の胃袋が「ガツ」で、固めの肉質のホルモンです。

脂は少なくコリコリとした食感で、柔らかく煮て調理されます。

【シロコロ】

・豚の大腸部分が「シロコロ」です。
焼くとコロコロの形になることから、大腸を意味する「シロ」と組み合わせて「シロコロ」と呼ばれています。

柔らかい食感で、甘みのある脂が美味しいと人気です。

鶏ホルモンの部位

最後に鶏ホルモンの部位の名前と特徴を紹介します。

【さえずり】

・鶏の気管にあたる部位で、肺に繋がる部分が「さえずり」です。
噛み応えのある固さなので、煮込み料理としてもよく使われています。

さっぱりとした味で、脂分は少なくあっさりとした食べやすいホルモンです。

【砂肝】

・胃が発達している鶏ならではの部位が「砂肝」で「砂ずり」とも呼ばれています。

コリコリとした食感で、食べやすい味なので、串焼きや炒め物にもよく使われています。

【せせり】

・鶏の首周りの部分が「せせり」ですが、少ししか取れないので希少部位です。

鶏がよく動かす首の部分なので、身がしまっていて旨味が強いのが特徴です。

【ぼんじり】

・鶏のお尻の付け根部分で、尾骨の周りの肉が「ぼんじり」です。
こちらも一羽からわずかしか取れないので、希少部位として提供されています。

食べると、脂が多くジューシーで、鶏ホルモンの中でも人気の高い部位です。

ホルモン料理を楽しみたい!

最近は、ホルモン専門の焼き肉店もあり、様々な部位のホルモンを炭火で焼いて楽しめるのが魅力です。

ホルモンや焼き肉はもちろん「美味しい肉料理は外食で楽しむ」という人も多いのではないでしょうか。

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