炭水化物の一日の摂取量は?その働きと摂り方を解説

2024.01.10

炭水化物

炭水化物の一日の摂取量の目安は?

炭水化物は、食生活において重要な役割を果たしますが、適切な摂取量を理解して、毎日意識し続けることは簡単なことではありません。

炭水化物の一日の推奨摂取量は、個人の活動のレベル、年齢、性別、体重、さらに健康状態によっても異なります。

例えば…

【18~29歳男性の1日の推定エネルギー必要量】
・身体活動能力が低い人・・・2300Kcal
・身体活動能力が普通の人・・・2650Kcal
・身体活動能力が高い人・・・3050Kcal

このように、年齢が同じでも、一日の身体活動レベルが違えば、炭水化物が必要な量は大きく違います。

一般的に健康な成人の炭水化物の摂取量

・全体のカロリー摂取量の45~65%を炭水化物から摂ることを推奨

例えば、一日に2000Kcalを摂取する場合、そのうち900~1300Kcalを炭水化物から摂取するのが理想ということです。

しかし、単に量だけに注目するのではなく、炭水化物の質にも注意が必要です。
精製された炭水化物や砂糖よりも、全粒穀物、果物、野菜など、天然の炭水化物の方が健康に良いとされています。

また、炭水化物の摂取では、均一な摂り方を心がけることも重要です。
一日の中で偏った時間帯に摂取するのではなく、均等に分散させることで、血糖値の急激な上昇を防ぎ、エネルギーの安定した供給をサポートします。

個々の生活習慣や健康状態に合わせて調整することも大切です。
必要に応じて専門家の助言を求めることも健康的な食生活の一貫として考えておきましょう。

炭水化物の働き

一日に摂取する栄養の中で、約半分を炭水化物から摂ることが推奨されている程、重要な役割を果たしていますが、具体的には、どのような働きがあるのでしょうか。

炭水化物の働きについて紹介します。

エネルギー供給

炭水化物はエネルギー供給の主要な源です。
身体は、炭水化物を分解して、グルコースとして血液に放出します。

このグルコースが、筋肉や脳を含む全身の細胞にとって、重要なエネルギー源となります。
特に脳のエネルギーのほとんどはグルコースから得ているため、認知機能や集中力の維持に不可欠です。

腸内の健康を保つ

炭水化物には食物繊維が含まれているため、腸内の健康を促進し、便通を良くする効果もあります。

さらに、食物繊維はコレステロール値の低下や、血糖値の安定にも必要であることが知られています。

代謝機能をサポート

体内の代謝機能をサポートする役割も担っています。
ビタミンやミネラルと一緒に摂取することで、これらの栄養素の吸収を助けて、身体の正常な機能を維持することに役立ちます。

このように、炭水化物は身体にとって重要な役割を果たしていますが、摂取量や種類には注意が必要です。

バランスの取れた食生活を心がけ、適切な量と質の炭水化物を選ぶことが健康の維持に繋がります。

炭水化物が足りないとどうなる?

炭水化物が不足すると、身体にどのような影響が現れるのかも知っておきましょう。

エネルギー不足による不調

炭水化物は、体内で速やかにエネルギーに変換されるので、足りなくなると、疲労感や倦怠感、集中力の低下などの不調が起こりやすくなります。

特に、脳のエネルギーとして重要な役割を担っているので、炭水化物の不足が続けば、記憶力や判断力にも影響を与える恐れがあります。

筋肉量の減少

炭水化物が不足すると、筋肉量の減少にも繋がります。
体内のエネルギーが不足すれば、筋肉組織を分解してエネルギーとして利用してしまう可能性があります。

特に、運動をする人には望ましくない現象なので、筋肉量を保つためにも炭水化物の摂取は重要です。

頭痛やイライラの原因

炭水化物の不足は、血糖値の急激な変動に繋がることもあります。
炭水化物が足りなくなると、低血糖の状態に陥りやすく、頭痛やイライラ、集中力の低下などをひき起こす原因となります。

このように、炭水化物が不足することで、身体にはさまざまな不調が起こる可能性が高くなります。

低炭水化物ダイエットなどもありますが、健康に問題がでないように、必要な量と質はしっかり守ることが重要です。

おすすめの炭水化物の摂り方は?

炭水化物の摂り方にも、エネルギーの吸収に影響があります。
では、健康的な炭水化物の摂り方も見ていきましょう。

最も大切なことは、個人の体型や年齢、性別、さらに生活スタイルや活動レベルに合わせて炭水化物の摂取量を調整することです。

また、加工度の低い食品を選ぶことも重要です。
全粒穀物や玄米などの未精製の穀物は、精製された白米やパンに比べると栄養価が高く食物繊維も豊富です。

炭水化物を摂るタイミングも重要で、特に、朝食で摂取する炭水化物は、一日のエネルギーレベルを高め、午前中の集中力を支えるために効果的です。

さらに、運動前にはエネルギー源として、運動後には回復をサポートするために、炭水化物を摂取すると効果的です。

他の栄養素とのバランスを考え、たんぱく質や脂質、野菜や果物などと一緒に摂ることで、体への吸収も良くなります。

血糖値を安定させるためにも、一日のうちで均等に分けて炭水化物を摂取しましょう。

炭水化物を多く含む食べ物

炭水化物の主な源として、最初にあげられるのは穀物です。

例えば…

・小麦
・米
・トウモロコシ
・オートミール
・キヌア
・そば

などがあります。

さらに、野菜や果物にも、炭水化物を豊富に含むものがたくさんあります。

例えば…

・ジャガイモ
・さつまいも
・かぼちゃ
・バナナ
・リンゴ
・ぶどう

など、自然な糖質と共に豊富な炭水化物が含まれる食物があります。

最後におすすめしたいのが、豆類です。

例えば…

・レンズ豆
・ひよこ豆
・黒豆

など、たんぱく質や食物繊維も豊富に含んだ豆類も、炭水化物の供給源となります。

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