コーヒーと緑茶を同時に飲む、「コーヒー緑茶ダイエット」が注目を集めています。なぜコーヒーと緑茶の組み合わせなのか、疑問を持つ方も多いでしょう。そこで、コーヒーと緑茶それぞれの特徴と、コーヒー緑茶ダイエットで期待できる効果、ダイエット方法について詳しく紹介します。
目次
コーヒーを飲むことのメリット
コーヒーは健康に良いのか、コーヒーを飲むことで期待できる効果について紹介します。
生活習慣病のリスクを軽減する
2015年に、国立がん研究センター予防研究グループが発表した内容によると、「コーヒーを飲むことによって、脳卒中や心臓病、呼吸器系の病気による死亡の危険性が低下する」とされています。
国立がん研究センター予防研究グループの発表がきっかけで「コーヒーが健康に良い」と注目を集めました。カフェインには炎症を予防する効果が期待できるほか、ポリフェノールによって細胞の酸化を防ぐ効果が期待できるためだとされています。
コーヒーにはポリフェノールが含まれますが、ポリフェノールは体内でフェルラ酸と呼ばれる成分に変わることが特徴です。フェルラ酸は血小板の凝固を予防し、血流を良くするため、血管の詰まりが原因の心筋梗塞や脳卒中を予防することにつながるとされています。
さらに、コーヒーにはカフェインが含まれており、カフェインで気管支を広げることにより呼吸器系の機能をサポートする効果が期待できるのです。他にも、肝臓がん、大腸がんを予防する、糖尿病2型糖尿病の血糖値を良好に保つ、脂肪を燃焼する作用によって肥満を予防するといった効果も発表されています。
気持ちを落ち着かせる効果
コーヒーには、気持ちを落ち着かせる効果が期待できることも特徴です。コーヒーの香りによって気持ちがリラックスしたり、コーヒーを美味しいと感じることによって気持ちが落ち着いたりと、精神的なストレスを解消する効果も期待できます。
精神状態を良好に保つことは、健康を維持するためにも非常に重要なことだといえるでしょう。
参照サイト:健康長寿ネット コーヒーの健康効果とは
緑茶を飲むことのメリット
次に、緑茶にはどのような特徴があるのかを紹介します。
血糖値の上昇を予防する効果
緑茶にはカテキンが含まれており、緑茶にはポリフェノールの一種、カテキンが含まれていることが特徴です。カテキンには脂肪燃焼や血糖値の上昇を抑える効果、抗菌効果などが期待できるといわれています。
カテキンは吸着力が高く、ウイルスに吸着してウイルスが増えることを抑え、体の中にウイルスが入るのを予防する作用が期待できることがメリットです。腸内で悪玉菌に吸着することで、腸内環境を正常に保つ効果も期待できるでしょう。
また、カテキンは体内で生成される活性酸素を除去する機能があります。紫外線や精神的・肉体的な負担、疲れが原因で生成される活性酸素を除去することで、健康維持が期待できると言われているのです。
リラックスやストレス解消
緑茶の旨味成分はテアニンと呼ばれるものであり、テアニンには気持ちを落ち着かせる効果が期待できるため、ストレスを和らげたり睡眠の質を向上させたりといった効果が期待できます。
テアニンが含まれる緑茶を飲んでから40分程度で、リラックスした状態を示す副交感神経が優位になるという研究結果があります。
緑茶のテアニンを十分に摂取したい場合には、氷水を使って水出しの緑茶にする方法がおすすめです。低い温度で成分を抽出することによって、苦味のもとであるカテキンが減少し、テアニンの旨味が強くなります。緑茶を飲む際には、飲み方も工夫しましょう。
肝臓への負担を軽減する
肝臓は活性酸素に弱く、精神的・肉体的なストレスの負荷がかかりやすい臓器です。緑茶のカテキンは、肝臓をに負荷をかける活性酸素を除去する抗酸化作用が期待できます。そのため、肝臓への負荷を予防できることがメリットです。
参照サイト:日経Gooday 30 改めて見直したい緑茶の健康効果
コーヒー×緑茶の組み合わせ!ダイエット効果にも注目
運動や食事制限をしても、ダイエットを継続できないという方も多いのではないでしょうか。緑茶とコーヒーを組み合わて飲むだけのダイエットは、非常に簡単で続けやすいと注目を集めています。
そこで、自宅ですぐにでも実践できる「コーヒー緑茶ダイエット」について、効果やメリット、コーヒー緑茶ダイエットのやり方を紹介します。
コーヒー緑茶ダイエットで得られる効果
コーヒー緑茶ダイエットは、それぞれに共通しているカフェインのほか、コーヒーに含まれるクロロゲン酸と緑茶に含まれるカテキンを合わせて摂取することによって、脂肪を燃焼させる効果が向上することです。コーヒーのクロロゲンは牛乳をプラスすると吸収力が低下するため、カフェラテにせずにそのまま飲みましょう。
栄養バランスが良いことが魅力
緑茶とコーヒーを組み合わせることで、コーヒーのみでは過剰摂取になりやすいカフェインの吸収量を減少させることが可能です。
加えて、緑茶の成分テアニンには気持ちを落ち着かせる効果が期待できるため、コーヒーと一緒に飲むことによって、カフェインによる覚醒や緊張を和らげる効果が期待できます。そのため、ストレスが原因で暴飲暴食するといったことも予防できるでしょう。
コーヒーと緑茶を同時に飲むのがポイント
コーヒーと緑茶を混ぜて飲むことで、それぞれに含まれている成分の相乗効果を期待できます。
例えば、コーヒーの脂肪燃焼効果が期待できるクロロゲン酸は血糖値が上がることを予防できますが、カフェインによって「一時的に」血糖値が急上昇します。しかし、緑茶を飲むことで、カテキンに含まれている成分が糖質の吸収率を減少させ、血糖値が一時的にでも急激に上がることを予防できるのです。
コーヒーと緑茶それぞれのデメリットをカバーするため、コーヒーと緑茶を混ぜて飲むことでダイエット効果が高まります。
コーヒー緑茶ダイエットのやり方
コーヒーと緑茶を1対1で混ぜるだけで完成です。カップ1杯ぶん、1日3回飲むと良いでしょう。缶コーヒーを使用する場合には牛乳や砂糖を使用していないブラックコーヒーを選び、緑茶はテアニンとカテキンがバランスよく含まれている煎茶を選ぶのがおすすめです。
コーヒーと緑茶で気軽にダイエットを始めよう
コーヒー緑茶ダイエットは、混ぜて飲むだけであり、気軽に始められること、続けやすいことが魅力です。また、ダイエットを意識している方は、普段の食事にも気を配りましょう。
シェフくるでは、「ダイエットに最適なメニュー」「コーヒー緑茶に合う低カロリーなお菓子」など、シェフに相談しながら依頼する料理を決めることが可能です。
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