歓送迎会や忘年会などのほか、宴会に参加した際、宴会芸を披露しなければならない場面があるでしょう。
宴会芸と言われても「何をすれば良いか」と悩む方も多いのではないでしょうか。したくないと断って済むのであれば問題ないですが、立場的に断りづらいという方もいるでしょう。
しかしどうせやるのなら、精一杯取り組んで場を盛り上げて、かつ自分も楽しむことができれば最高でしょう。
とはいえ、どのような宴会芸を披露すれば雰囲気を盛り上げたり、楽しんでもらえたりするのか、本職の芸人さんではないので悩むのも当然です。
この記事では、おすすめの宴会芸と、宴会芸を成功させるためのポイントを紹介します。
目次
おすすめの宴会芸7選
宴会芸は、参加者を笑わせるためのものだとイメージする方も多いでしょう。そのため「スベったらどうしよう」と不安になり、宴会そのものを楽しめなくなるケースも少なくありません。
しかし、ここで発想の転換をして、宴会芸は笑わせなければならないわけではなく、雰囲気を盛り上げることを目的と定め、その盛り上げる方法を考えてみましょう。その方がずっとハードルは下がるはずです。
雰囲気を盛り上げるのにおすすめの宴会芸を紹介します。
マジック
マジックは難しいテクニックは不要で、それ用のセットを買えば簡単にできてしまうところがメリットです。マジックのなかでも簡単にできるのが、トランプマジックとコインマジックです。
トランプマジックは、トランプの中からカードを1枚引いてもらい、自分はそれを見ることなく、引いたカードを覚えるよう相手にお願いします。カードをトランプの束の中に戻してシャッフルし、どのカードだったかを当てるというマジックです。トランプを用意する必要がありますが、トランプマジックはテクニックが不要でバレにくいためおすすめです。
また、トランプマジックは複数の種類があり、セットを購入すればいくつかのトランプマジックをまとめて披露できますし、宴会によって使い回しも可能です。
コインマジックは、2枚のコインを1枚にするものです。手の平に1枚のコインを乗せ、コインを持った状態で手を握り、再び手を開くとコインが2枚になります。コインが2枚になった段階で盛り上がりますが、また手を握って開くと、次はコインが1枚になるというマジックです。なお、コインマジックもセットが売っていますが、トランプマジックよりも手先の器用さやテクニックが必要でしょう。
マジックの良いところは、仮に失敗してしまった場合でも、それはそれで盛り上がるという点です。「もう一回チャンスください」と言って再チャレンジし、苦労して成功すると拍手喝采ということもあります。
スマートフォンのアプリを使った宴会芸
まだあまり知られていない面白いアプリを使って場を盛り上げる方法もあります。
下準備としてはスマートフォンにアプリをインストールしておくだけで、参加者が見やすいようスマホ画面を大写しするモニターを準備しておくと完璧です。
例えば、手相占いや二人の顔写真を合成して子供の顔を予測するアプリなどがありますが、参加者を巻き込んで盛り上がれるため、宴会芸を披露する人だけにプレッシャーがかからないこともメリットです。
バルーンアート
バルーンアートは子供向けの宴会芸ですが、お酒を飲む場所では大人でも楽しめます。バルーンアートを披露しながら、作ったものを参加者にプレゼントすることで宴会が盛り上がります。特に女性が多い宴会では、盛り上がりやすい宴会芸です。
スキマ時間を使ってスキルを磨くことで、毎回「あれやって」とリクエストされるようになるかもしれません。
ただし、肺活を必要とするため、バルーンアートを披露する前はあまり飲みすぎないように注意した方がいいかもしれません。
ボイスパーカッション
練習しなければ他の人が簡単にはできない宴会芸を披露すれば、自分の株を上げることにつながります。例えばボイスパーカッションなどは、駆使するためには練習やテクニックが必要で、誰でも簡単に習得できるものではありません。だからこそ目新しさがあり、話題性も抜群です。マイクのない宴会場はほぼないでしょうから、スキル以外は準備が不要である点もポイントです。
二人羽織
これぞ伝統芸といった感じですが、二人羽織はいつ誰がやっても盛り上がります。
上司やいつもきちんとされている人など、二人羽織の前を担当する人の人選が重要になります。そういう人がお茶を飲む、熱いものを食べる、といった簡単な動作に苦労している姿を見るのは、いかにもという人がそれをやるより俄然面白いものです。
二人羽織は2人で行うため練習を楽しめることや、高度なテクニックは不要でアクシデントで盛り上げられる点もメリットです。
準備する物は、食べ物や飲み物、大きなサイズの羽織ものだけです。食べ物はケーキといったクリームが乗ったものだと、上手く食べられずクリームが顔に付いたときに盛り上がります。
コント
コントは、イチから素人が考えるのはハードルが高い上に失敗するリスクも高いことから、有名芸人のコントを完コピするのがおすすめです。完成度を上げるために練習が必要ですが、衣装も真似ることで宴会芸として盛り上がるでしょう。
ただし、短いコントだとすぐに終わってしまうため、長めのものにトライするか、足りない場合は複数用意するなどしましょう。その場合、一発ギャグを間に挟むなどしてつなぎを工夫しましょう。
ただし、場が盛り上がった時の一発ギャグはさらに場を沸かせますが、盛り上がっっていない時のそれは悲しくなるほどスベる可能性大ですので、注意しましょう。
モノマネ
宴会芸のなかでも定番なのが、モノマネです。ある程度お酒が進んで皆の気持ちが緩んだ状態であれば、それほどクオリティは求められません。皆が知っている定番のモノマネをそれっぽくやればだいたい盛り上がります。
初めてモノマネをする方でも簡単にできるモノマネの種類をチェックしておきましょう。
アニメのキャラクター
宴会芸では、アニメキャラクターを真似するのがおすすめです。参加者の年代を考えてキャラ選びをするのも楽しいものです。
アニメのキャラクターの中でも、声だけではなく、髪型や服装でも真似できるキャラクターを選ぶとハードルが下がります。
ただし複数のレパートリーがない場合、出ウケしてその後ぱったりというパターンもありますので、モノマネしながらマジックをするとか、複合芸で臨むなど、盛り上がりを持続させる工夫が必要かもしれません。
動物モノマネ
動物のモノマネは、クオリティが高くなければあまり盛り上がりません。そのため、ある程度のテクニックが必要になるでしょう。いっそのこと、ヘリウムガスを使って、高い声を出してモノマネをするというのもおすすめです。
身近な人のモノマネ
上司や同僚のモノマネで盛り上げる方法もあります。細かすぎて伝わない系の、ちょっとした仕草や口ぐせのようなモノマネがかえって盛り上がります。
ただし、ウケれば良いですが、いじるだけいじってまったくウケなかった場合、相手はいじられ損になってしまい機嫌を損ねてしまう可能性もあるため、事前に話しておくか、いずれにしろフォローは忘れないようにしましょう。
急に宴会芸を求められた時の対処法
宴会芸は事前の準備がものを言いますが、場合によってはその場で急に宴会芸を求められることもあります。固辞して場がしらけるのを望まないのであれば、まわりの人を巻き込んで、複数人で何かやるようにすれば負担も軽減できます。
相手が見つからない場合は、それを求めてきた張本人を巻き込んでみるのも一興です。人に振った以上、自分が断るわけにもいきませんので、乗るしかありません。
そういう反撃があることを知れば、今後は無茶ぶりしてくることもなくなるかもしれません。ただし、強硬な感じになると場がしらけるのは確実ですので、あくまで笑顔を絶やさず、余興感を出しながらやり取りするようにしましょう。
宴会芸で雰囲気を盛り上げよう
宴会芸をする際に重要なことは、笑いを取ることではなく雰囲気を盛り上げることが重要と述べてきました。市販のマジックセットやモノマネマスクなどを活用したり、自分の特技を披露したりすると良いでしょう。困った時は唄うと決めて、盛り上がるのが確実なレパートリーを1つ持っておくと身を助けます。
宴会を盛り上げるためには、美味しい料理も欠かせません。宴会プランを利用するのも良いですが、プロのシェフが目の前で調理をしてくれるシェフくるを利用すれば、より雰囲気が盛り上がるでしょう。宴会の席では、ぜひシェフくるをご利用ください。