休日はゆっくり過ごしたい!家事で終わらないための4つのポイントと2つのコツ

2022.03.09

共働き世帯では、平日の仕事の疲れを休日に取りたいと考える人は多いでしょう。男性だけでなく女性も同様ですが、女性のほうが家事や育児の負担が大きい家庭が多いため、女性にとってはより顕著といえるでしょう。

既婚者に限らず、一人暮らしの場合も同じことがいえます。

例えば掃除ひとつとっても、毎日する時間はないため、どうしても休日にまとめてやることになる。掃除だけでかなりの時間を取られ、仕事の疲れを癒せないまま1日の大半が過ぎてしまう。

仕事には休日がありますが、家事にはありません。しなければしないだけ溜まっていくのが家事の厄介なところ。休日の家事の負担を減らすには、何かしらの工夫をしなければなりません。

この記事では、休日をゆっくり過ごすための家事のやり方や分担について、共働きのケース、一人暮らしのケースに分けて紹介します。

共働き家庭で家事を分担する4つのポイント

共働きで家事を分担する場合、女性の負担が大きくなる傾向にあります。そのため、分担の方法は見直しも含めて柔軟に行い、お互いの気持ちを伝えること、思いやりを持つことなどが大切です。

休日が家事で終わって平日の疲れが取れないことがないように、共働きの家庭で意識したいポイントを紹介します。

どちらかに家事の負担が偏らないようにする

共働きの家庭で休日は家事に追われてしまい、疲れが取れずに悩んでいる場合、「家事を協力して行いたい」という気持ちをパートナーに伝えることが大切です。

古来日本では、男性が外で働いて女性が家を守るという考え方がありますが、近年では外で働く女性の割合が増え、昔ながらのやり方では成り立たなくなっています。

「家事は女性が行う」というスタイルが根付いてしまっている場合は、いきなり半々にしようとすると抵抗が予想されるため、これだけやってほしい、とまずは小さなことから始めて分担になれてもらい、少しずつ男性側の負担割合を増やすという方法がおすすめです。

お子さんがいる家庭であれば、子供の相手を男性にしてもらって、その隙に家事をやってしまうというのもひとつの方法です。

逆に、男性の方が家事をする割合が高いという場合にも、同じようにパートナーに対して気持ちを伝えることが大切です。

苦手な家事をどうするかを考える

家事をしたい、分担したいと考えていても、特定の家事が苦手というケースもあります。家事の分担を考えるのであれば、お互いが得意な家事、苦手ではない家事をやることで、丸く収まるケースがあります。

どちらも苦手な家事があるのであれば、それを簡略化・効率化する方法を考えてみるのも良いでしょう。掃除であればお掃除ロボット、食器洗いであれば食洗機を導入するなど、双方の負担を軽減できることで、コストに見合うメリットが得られます。

苦手なことを押し付け合うのではなく、知恵を出し合い、協力して克服することで、家事分担の意識も強くなり、前向きに行えるようになるでしょう。

家事の役割を細かく決めておく

休日はもちろん、平日の家事の分担もあらかじめ決めておきましょう。料理、ゴミ出し、掃除、洗い物、洗濯など、家事には種類が多いため、どの家事をどちらが行うかあらかじめ決めておくとスムーズです。

たとえばゴミ出しの場合、女性がゴミをまとめてゴミ袋に入れて玄関に置き、それを男性がゴミ捨て場まで持っていく、というように、家事の流れを細かく分けて担当を決めると苦手分野を回避しやすく、また「協力」感が高まるのでおすすめです。

相手の家事のやり方に不平不満を言わない

相手の家事の仕方に不満を抱くこともありますが、ダメ出しをしたり文句を言ったりしてしまうと、相手は「それなら自分でやれば良いだろう」と思ってしまうものです。

家事を分担した後は、よほど問題がない限り、不平不満を持っても妥協するようにしましょう。洗濯物の干し方が気に入らなくても、やってくれる、その気持ちがありがたい、それくらいの気持ちで、しばらく様子をみましょう。

相手の家事に感謝の意を伝えることも大切です。料理であれば、良い部分をほめる、作ってくれたことに感謝する、そうすると、次はもっとおいしく作ってあげようと前向きな気持ちになります。

休日の家事をうまくやるための2つのコツ

平日にできることを少しずつでもやっておく

休日が家事で終わってしまう場合、分担や効率化も大事ですが、休日の家事の量が多すぎるのも問題です。やることが多すぎてやる気を失ってしまっては元も子もありません。

平日にできることは少しずつでもやっておくと良いでしょう。

例えば休日の掃除では、掃除の前の片付けで時間を取られてしまいがち。日ごろから整理整頓をして、出したものは片付けるようにしておけば、スムーズに掃除が始められて時短が可能です。

要は、作業量が大きくなりすぎないよう、日ごろからできることをコツコツやっておく習慣をつけることです。

家事の計画を立てる

休日の家事は、量の多さに圧倒されて、なかなかやる気にならないこともあります。

これを改善するには、計画と準備をしっかりして、作業をパターン化することが大切です。

家事が苦手な人は、そのやり方がパターン化されておらず、毎回違うやり方でやっている人が多いようです。パターン化することで、嫌だな、面倒だな、と思う前に身体が動くようにしておくと便利です。

計画には予定表を作るのも効果がありますし、準備がスムーズにできるよう必要なもののリストを作ったり、一ヶ所にまとめておいたりすると良いでしょう。

予定を立てる際には、優先順位をつけておきましょう。例えば来客の予定があるから目につくところからきれいにしていこうとか、お風呂場が汚れてきたから集中して掃除しようとか、週ごとの目標を立てるのも効果的です。

休日は家事を休んで疲れを取ることも大切

休日に家事をしなければならないと、平日の仕事の疲れが取れず、精神的にも負担がかかります。共働き夫婦やカップルは家事を分担するための話し合いを行い、1人暮らしの場合は日頃から物が散らかったり汚れが溜まったりしないように環境作りをすることが大切です。効率よく家事をこなして、休日はゆっくり過ごしましょう。

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