コロナウィルスの蔓延により、世の中は大きく変わってしまいました。
「感染拡大防止」として、老若男女問わず様々なシーンで我慢を強いられることも多いでしょう。
「卒業」も、その一つ。
子どもたちにとって大切な節目であるにも関わらず、卒業旅行は中止になったり、卒業式は規模が縮小されたりなど、制約のある生活に思わずため息が出てしまいますよね……。
コロナ禍では、何もかもが例年と異なります。
日常の中でどう祝うか、「コロナ禍でもできること」を探すのがポイントです。
一例ですが、実際におこなわれた「コロナ禍の卒業祝い」をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
この時期だから諦めるのではなく、この時期だからこその楽しい思い出を一つでも多くつくりましょう。
目次
自宅で友人たちと「プチ卒業式」を開催
教室や体育ホールでは「密」になりがちなので、あまり大きなお祝いはできません。
しかし、プライベートな時間に友人を家に招くくらいなら問題ないでしょう。
仲が良い友人たちと、自宅で「プチ卒業式」を開催しませんか?
もちろん、換気に気をつけながら、できるだけ最小限の人数で。
参加メンバーそれぞれにメッセージカードを書いて渡したり、写真映えするアイテムをそれぞれ自作してたくさん写真を撮ったり。
オードブルのような大皿料理も手配すれば、準備は完璧です。
食べて、笑って、にぎやかに卒業を祝ってください。
卒業生たちへ「プチ記念品」を授与
青森県つがる市の小学校では、卒業生たちへ保護者から「プチ記念品」がプレゼントされました。
その記念品とは、「卒業生たちが考案したハンバーガー」。
まだコロナウィルスが広まる前、6年生たちが授業で「地元産の食材を使ったハンバーガー」を考案する機会があったのです。
本来は卒業式後に謝恩会があったので、保護者たちは「このハンバーガーを実際につくって謝恩会で卒業生たちに見せよう」とひそかに企画していました。しかしコロナ禍の影響で謝恩会が中止になり、「せめてハンバーガーだけでも実現させたい、みんなに食べてほしい」との思いで、ハンバーガーづくりのみ決行したそうです。
パッケージには、卒業生の数「40」をシールで貼りました。
卒業生一人につき3個配布し、「家族で食べてね」と皆に声をかけたそうです。
思わぬサプライズプレゼントに、卒業生たちは感激。
「コロナ禍の卒業記念ハンバーガー」として大成功をおさめました。
このように、サプライズで何かを企画するのも一つの方法といえます。
保護者が卒業生のために企画するのも良いですし、卒業生同士で企画して贈り合うのも思い出に残るでしょう。
黒板アートで飾り付け
卒業に関する様々な行事が中止になっても、「学校生活最後の1日」は誰にでも平等に訪れます。
最後の日、「おはよう」と教室に入ってくる卒業生たちにサプライズを仕掛けませんか?
青森県十和田市の小学校では、児童の登校前に黒板を飾り付けました。
保護者はもちろん卒業生たちも加わり、卒業生たちのクラスの黒板に、チョークで門出を祝う絵を広々と描いたのです。
壁面には紙でつくった花々が飾られ、一人ひとりの机にはメッセージカードや折り鶴なども置きました。
「コロナ禍でもどうにか祝えないか」と考え抜いた末のサプライズ。
卒業生からは「教室が別世界みたいでとても嬉しかった」など感激の声がやまなかったそうです。
教室のあらゆる場所がフォトスポットへと変わり、卒業祝いの写真がたくさん撮れたことでしょう。
オリジナル卒業ソングを合唱
青森県横浜町の小学校では、卒業式当日にオリジナル卒業ソングを合唱しました。
メロディーは先生がつくり、卒業生たちがそれに歌詞をつけた形です。
コロナ禍で学校生活もなにかと制限が加わる中、先生がつくった練習用CDを持ち帰り、各自が自宅で練習。ようやく卒業生全員が歌声を合わせられたのは、卒業式の3日前でした。
壮大な曲調に、未来へのポジティブな気持ちを表した歌詞。
先生から、コロナ禍の卒業を迎える子どもたちへの贈りものです。世界にひとつだけのオリジナル卒業ソングは、これからも生徒たちの胸に残り続けることでしょう。
オリジナル横断幕で卒業をお祝い
奈良県奈良市では、県道沿いに大きな横断幕がいくつも掲げられました。
すべて卒業証書に似せて製作され、『祝 卒業』の大きな文字と共に、『悔しさや不安もある時期だと思いますが、この経験が皆さまにとって糧となり大きく羽ばたくチャンスにできることを願っています』などのポジティブなメッセージも綴られています。
製作したのは、有志の地元企業。
発案したスタッフによると、「本来の形で卒業が祝えないなんて、お子さまも保護者も無念だろう。せめて『みんな応援しているよ』というメッセージだけでも伝えたい」など、熱い思いを形にしたのだと言います。
それぞれの横断幕には、会社名や代表取締役の氏名などがプリントされています。
人生の大先輩たちからのエールは、コロナ禍の卒業生たちにとって大きな支えになったことでしょう。
オンライン卒業式
卒業式後の謝恩会や、生徒同士の打ち上げは一生の思い出に残ります。
しかし自粛ムードが高まっている今、中止せざるを得ない状況でしょう……。
そんなときは、オンラインを活用しましょう。
卒業式後にオンラインで集まれば、密にならずにクラス全員が集合できます。
ジュースやコーラで画面越しに乾杯。
お菓子片手に笑い合えば、そこにはいつもの日常が広がります。
コロナ禍の卒業はどう祝うか迷いどころですが、「直接会う」だけが祝い方ではないのです。
出張シェフサービスを利用する
卒業をきっかけにレジャーや旅行を楽しみたいところですが、コロナ禍の卒業では、できるかぎり在宅が推奨されます。
自宅にいながら特別なお祝いをするには、出張シェフのサービスがおすすめです。
「シェフくる」は、現役のプロのシェフが自宅にうかがい、目の前で料理をつくります。
満腹になるだけではなく、見ても楽しい、まさにオーダーメイドのサービスです。
密にならないよう気をつけながら友人たちと談笑しているだけで、出来たての本格料理が完成。
もちろん味も超一流です。
後片付けもすべてシェフがおこなうので、主催者の負担はありません。
卒業という特別な日に、特別な体験を。
友人同士のお祝いに、または保護者から卒業するお子さまへのお祝いに……様々なシーンで、ぜひ「シェフくる」をご活用ください。
まとめ
コロナ禍の卒業をどう祝うかは悩みますが、制約のある生活の中でも、「できること」はいくつもあります。
好みに応じて、一生の思い出に残るような企画をしてくださいね。