米寿のお祝いは、長寿と感謝の気持ちを伝え、今後も健康に生活を送れるように願うお祝いです。日本人の平均寿命は80歳を超えているものの、88歳は長寿であり、おめでたいことです。しかし、米寿のお祝いをするという話を聞いたことはあっても、いつ行うべきなのか、お祝いの方法やプレゼントは何が良いのかなど詳しく知らない方も多いでしょう。そこで、米寿のお祝いをするタイミングやお祝いの予算、プレゼントの選び方やお祝いの方法など詳しく紹介します。
目次
米寿のお祝いをするタイミング
米寿のお祝いをするタイミングは地域によって異なりますが、日にちが指定されているわけではありません。敬老の日、もしくは誕生日が一般的ですが、家族や親戚が集まれる日にお祝いをするのが良いでしょう。ゴールデンウィークやお盆、お正月など、家族が集まりやすい日を選ぶのがおすすめです。
米寿のお祝いをする際のポイントや予算
米寿のお祝いは、高齢の方が主役になるため、体調や健康面を考慮する必要があります。お祝いの際に注意したいポイントや、米寿のお祝いの予算をチェックしておきましょう。
米寿のお祝いは本人の体調次第で決める
高齢の方は体調が変化しやすく、外出しにくい方もいるでしょう。家族や親戚が集まって旅行をしたり高級レストランでお祝いをしたりといった方法を検討する方も多いですが、本人に負担がかからないように注意が必要です。
外出するのが負担になる場合には、自宅に行ってお祝いをする、お祝いの食事会を開く場合でも短時間にするなど、米寿のお祝いをされる方の体調に合わせて、場所や日程、お祝いの方法を考えましょう。
米寿と誕生日は別々にお祝いすべき?
誕生日の米寿のお祝いを別々にするべきか、悩む方もいるでしょう。誕生日と米寿を同時にお祝いするケースが一般的で、プレゼントは誕生日と米寿のお祝いでそれぞれ用意する必要はありません。しかし、家族間で考え方が異なるとお祝いやプレゼントも変わるため、あらかじめ家族で話し合うことが大切です。
米寿のお祝いの予算
米寿のお祝いの金額に決まりはありませんが、子供から親に対しては1~3万円、孫から祖父母に対しては3,000円~2万円など孫の年齢によって異なります。親戚からお祝いを渡す場合には5,000円~1万円が相場です。長寿をお祝いする気持ちが大切なため、相手が恐縮しないような金額にしましょう。
米寿のお祝いにおすすめのプレゼント3選
米寿のお祝いには、テーマカラーがあります。そのため、テーマカラーを意識してアイテムを選ぶのがおすすめです。米寿のお祝いに渡すと喜ばれるプレゼントと、お祝いに相応しくないプレゼントも確認しておきましょう。
金色や黄色のアイテム
米寿のお祝いのテーマカラーは、稲穂に由来する金色、黄色、茶色です。米寿のお祝いの贈り物には、金色や黄色、茶色の座布団や、ちゃんちゃんこをプレゼントするケースが多いですが、必ずテーマカラーでなければいけないわけではありません。
長寿や健康をお祝いする気持ちが伝わるアイテムを、プレゼントすることが重要です。近年では、黄色いお花や小物など、生活のなかで使用できるアイテムが販売されています。何をプレゼントすれば喜ぶのかを考えつつ、テーマカラーを意識して選びましょう。
生活スタイルに合うものを選ぶ
88歳になると、自宅でゆっくり過ごしている方が多いです。そのため、自宅で使用する食器やカップ、自宅に飾れるアイテムがおすすめです。夫婦で生活している場合は、箸やお茶碗など、お揃いのアイテムも良いでしょう。また、家族の寄せ書き、アルバムといったものもおすすめです。気持ちが込められていれば、高額なプレゼントではなくても喜んでもらえます。
お酒やグルメ
お酒や飲み物、食べ物もおすすめです。お酒はラベルに写真を入れられるものがあったり、お菓子のパッケージに写真をプリントできたりなど、プレゼントに最適なサービスもたくさんあります。ただし、高齢になると食べる量が減るため、賞味期限が長いものを選びましょう。
米寿のお祝いにふさわしくないプレゼント
米寿のお祝いで、櫛をプレゼントするのはマナー違反です。「苦しむ」「死ぬ」などを連想させるものであり、米寿のお祝い以外にもプレゼントとしては相応しくありません。また、お茶はお葬式の香典返しに使用されることが多いため、お祝いで渡すのはマナー違反とされています。
米寿のお祝いにおすすめの料理
米寿のお祝いで食事会を開く場合、レストランのメニューや、自宅でどのような料理を作るべきかなど迷うこともあるでしょう。米寿のお祝いにおすすめの料理を2つ紹介します。
高齢の方が好む和食
高齢の方は、洋食よりも和食が好きな方が多いです。お刺身や煮物など、年齢を問わず楽しめる料理を用意しましょう。特に、やわらかく煮込んだ煮物は高齢の方でも食べやすいです。
また、蕎麦やうどんなどお祝いする方が食べやすい和食を選びましょう。なお、米寿を迎える方が洋食を好む場合には、もちろん洋食でお祝いしても問題ありません。柔らかく、お肉や野菜は小さくカットするなど、食べやすさを重視するのが大切です。
子供の頃に作ってもらったメニュー
子供の頃に作ってもらったメニューや、郷土料理を用意するのがおすすめです。会話も弾み、感謝の気持ちを料理で表現できることもメリットです。
料理とプレゼントを準備して米寿のお祝いをしよう
米寿のお祝いは88歳で行うことになり、主役は高齢の方です。そのため、お祝いをする場所は主役が行きやすい場所や自宅で開催すること、お祝いの料理は食べやすいものを選ぶ必要があります。お祝いの予算は、米寿を迎える方との関係性から検討し、テーマカラーのアイテムや日常生活で活用できそうな物などをプレゼントしましょう。
米寿のお祝いを自宅で行う場合、シェフくるを利用するのがおすすめです。あらかじめ利用用途を共有しておけば、高齢の方でも食べやすいよう工夫して提供します。また、小さな子供が食事会に参加する場合でも、食べられないもの、アレルギーなどを考慮したうえでおすすめの料理を作ってくれるため安心です。家族みんなで集まる食事会では、プロが作った特別な料理でお祝いをしましょう。