6月の梅雨明けごろにやってくるイベント、「父の日」。
父の日は毎年6月の第3日曜日、2021年では6月20日です。「今年のプレゼントはどうしようかな」とお考えの方も多いのでは?
母の日に比べ、少しこじんまりしたイメージのある父の日。そんな父の日、そもそも「母の日があるなら父の日も作って」という理由で始まったのをご存知ですか?
今回は知ればつい話したくなる父の日の小話と、おすすめのプレゼントを紹介します。
関連記事:つい話したくなる【母の日】の雑学!おすすめプレゼントや注意ポイントも紹介
目次
父の日の雑学
意外に知らない父の日の雑学について紹介します。
きっかけは「母の日があるなら父の日も作って」だった?!
「父の日」が始まったきっかけは、「母の日があるのだから、父の日も作ってほしい」と立ち上がったひとりの女性がきっかけでした。
舞台は南北戦争終結直後のアメリカ。南北戦争中、平和活動に奔走した女性アン・ジャービスをしのぶ行事として「母の日」がつくられ、1914年には「お母さんに感謝する日」としてアメリカの記念日になりました。
その一方で南北戦争終結直後、大変な思いをしていた女性がもうひとりいたのです。女性の名はジョン・ブルース・ドット。6人兄弟の末っ子でした。
ドットの父は南北戦争で出征し、母は戦時中の物資の少ない中、懸命に6人の兄弟を育てたそうです。その無理がたたって父の帰還直後に母は倒れ、そのまま亡くなってしまいました。父は母亡き後、6人の子供たちを男手ひとつで育て上げたそうです。
そんな父に深く感謝していたドットは、アメリカで広まりつつあった母の日にならって「父の日も作ってください」と嘆願。そうして生まれた「父の日」は、長い時間をかけてアメリカ全土に浸透し、ドットの嘆願から50年以上の月日を経てアメリカの記念日になったそうです。
父の日のイメージカラーが黄色になったワケ
父の日のイメージカラーが黄色になったのは、「日本ファーザーズ・デイ委員会」の存在が大きいといわれています。
まだ日本に「父の日」が存在しなかった頃、アメリカの父の日キャンペーンに感銘を受けて設立されたという日本ファーザーズ・デイ委員会。お父さんの似顔絵コンテストや作文コンクールで父の日普及に貢献しました。なかでも日本ファーザーズ・デイ委員会と日本メンズファッション業界が共同主催する「ベスト・ファーザー賞」は1982年の設立以降、数々の著名人が選ばれ、メディアでも毎年大きく報道されてきました。
そんな日本ファーザーズ・デイ協会のシンボルが黄色のリボンであったことから、日本では父の日=黄色のイメージが定着したそうです。
日本ファーザーズ・デイ委員会のシンボルが黄色いリボンになったのは、アメリカで黄色いリボンが「愛する人の無事を願う」シンボルだったからだそうです。元は戦地など危険な場所へ向かう男性たちへ、無事の帰還を願って贈られていたという黄色いリボン。現在はお父さんへの愛情のシンボルになっています。
元は「バラを父に贈る日」だった?!
父の日に花?と思われるかもしれませんが、海外では母の日のカーネーションにならい、父の日にはバラの花を贈る風習があるそうです。
日本では日本ファーザーズ・デイ委員会のシンボルが黄色いリボンであることから、黄色いバラを贈るのが人気に。しかし黄色いバラには「嫉妬」などネガティブな花言葉もあることから、現在ではバラに限らず、ひまわりやガーベラなど黄色いお花も贈るのも人気になっています。
父の日のおすすめプレゼント
母の日には「赤いカーネーション」という定番がありますが、父の日には何を贈ろうか困ってしまう方も多いのではないでしょうか。
ここからは父の日のおすすめプレゼントについて紹介します!
【お酒】父の日プレゼントの定番!
・お酒とおつまみのセット
・ビールサーバーなどお酒を楽しむグッズ
・一緒にお酒を楽しむ時間
お酒が好きな男性は多いもの。お父さんのお酒の好みをリサーチして、おつまみと一緒にプレゼントすれば喜ばれること間違いなしです!
ビールとちょっといいソーセージやジャーキー、日本酒とカラスミや酒盗、ワインとハムやチーズなどなど、ギフトセットもたくさん市販されています。
ビールサーバーやタンブラーなど、お酒にまつわるグッズも高価すぎず安価すぎないものが多く、プレゼントにしやすいです。
また、一緒にお酒を楽しむ時間がなによりのプレゼントというお父さんも多いもの。一緒に食事とお酒を楽しむのも素敵です。
【お花】黄色を使ってイベント感たっぷりに
・黄色いバラ
・ひまわりなどの花束
女性ほどには花束を喜ばないことも多い男性ですが、花束があるとお部屋をぱっと華やかに、イベント感たっぷりにしてくれます。
父の日には黄色いバラやひまわりなど、黄色をたっぷり使った花束がおすすめです。
【服飾品】お子さんからお父さんへのプレゼントにも
・ネクタイ
・シャツなど
シャツやネクタイなどの服飾品も父の日に喜んでもらえるプレゼントです。まだお酒が飲めない年齢のお子さんからお父さんへのプレゼントとしてもよく選ばれます。
【その他】長く使ってもらえるのが嬉しい
・手紙や電話
・健康器具
・趣味のグッズ
その他だと、やっぱり手紙や電話は嬉しいもの。帰省や食事も喜ばれます。
健康器具も「元気で長生きしてね」のメッセージになり、喜ばれやすいです。
お父さんの趣味のものをリサーチして贈るのは、長く使ってもらえて嬉しいですね。ただ男性はこだわりが強い分、本当に喜んでもらえるグッズを選ぶのはなかなか大変です。ちょっと自分では買わないけれどプレゼントされると嬉しいグッズや、ちょっといい文房具のような消耗品だと喜ばれやすいです。
父の日のプレゼントに使う予算相場は?
父の日のプレゼントの予算相場は、3,000〜5,000円程度の人が多いようです。
母の日も同じく3,000〜5,000円くらいが相場なので、父母で金額の差をつけずに贈る人が多いようです。
父の日に感謝を伝えよう
もとはアメリカ人女性トッドの、お父さんへの愛から始まった父の日のイベント。母の日に比べて少し規模は小さいものの、「ベスト・ファーザー賞」をはじめお父さんへの感謝を伝えたり、讃えたりするイベントも開かれます。
今年もぜひお父さんにプレゼントを贈って、感謝を伝えてくださいね。
父の日の食事会をするなら、出張シェフはいかがでしょうか。父の日は「プレゼントよりも一緒に食事をしたり、お酒を飲んだりする方が嬉しい」というお父さんも少なくないようです。
出張シェフサービス「シェフくる」には、お酒に合う料理が得意なシェフも多数在籍しています。ぜひ美味しいお酒とお料理でお祝いしてみてくださいね。