七夕の意味や由来は?短冊の色や笹飾りの意味

2022.05.30

七夕は、毎年7月7日に行うイベントで、年代を問わず日本で親しまれています。短冊に願い事を書いてお祈りをします。しかし、七夕の由来や意味に関して詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。そこで、七夕の由来や、短冊の色ごとに異なる意味、七夕の日におすすめの行事料理について紹介します。

七夕の由来や意味とは?

七夕は、中国と日本の風習と言い伝えを組み合わせた文化です。織姫と彦星の話など、七夕の由来や意味につながる風習を紹介します。

五節句のひとつとして受け継がれている

七夕は7月7日の日の夜に行われる行事であり、江戸時代に作られた五節句のひとつです。江戸時代は祝日や公的行事である五節句でしたが、明治6年に新暦に変わった際に廃止されました。しかし、次の五節句の行事は現在でも行われています。
1月7日:人日(じんじつ)
3月3日:上巳 (じょうし/じょうみ)
5月5日:端午(たんご)
7月7日:七夕(しちせき)
9月9日:重陽(ちょうよう)

七夕につながる言い伝え①織姫と彦星の話の由来

七夕にちなんで語り継がれている織姫と彦星の話は、中国の都市伝説が由来になっています。結婚をしたことで一切仕事をしなくなった織姫と彦星に天帝が怒り、天の川で2人を引き離しました。天帝は二人が仕事をすることを条件にして、1年に1度、7月7日だけ天の川を渡って会うことを許したといわれています。

七夕につながる言い伝え②棚機(たなばた)

棚機は、水の神様に豊作をお祈りするための行事であり、昔の日本で行われていました。昔は、秋の方策を願って棚機津女という女性が作った着物をお供えしていたのです。着物を織るために使用していた織り機は棚機という名称でした。
豊作を祈る棚機は、お盆の準備として7月7日に行うようになります。時代が流れて、同じ日の五節句の七夕の当て字となりました。

七夕につながる言い伝え③乞巧奠(きこうでん)

乞巧奠とは、奈良時代に日本に伝えられた中国の風習です。裁縫が上手くなるようにと願う乞巧奠が、日本の宮中に伝わり、七夕の日に女性がお祈りをする行事に変化しました。織姫と彦星の話と一緒に伝わった乞巧奠は、男女の縁結びの意味もあるといわれています。

短冊の色もチェック!色ごとに異なる願い事の意味

七夕では、様々な色の短冊に願い事を書いて飾ります。七夕の短冊で使用する色は陰陽五行説に基づき、紫、赤、白、黄色、青の5色を使います。なお、陰陽五行説は紫ではなく黒ですが、縁起が悪いという理由で、黒ではなく紫を使います。さらに、昔は緑の緑のことを青と呼んでいたことから、青ではなく緑を使用するケースも多いです。色ごとに意味が異なり、願い事に適した色の短冊に願い事を書くと願いが叶う確率が高くなるとも言われています。
紫色の短冊は学業の願い事に適しており、「成績が上がりますように」「受験に合格できますように」などの願い事を書きましょう。
赤は祖先や両親に対する感謝を伝える色です。「ありがとう」「長生きしてね」などは赤い色の短冊に書きましょう。
白は義務やルールを守ること、目標を達成することなどの願い事に適しています。
黄色は人間関係の願い事に適した色です。子供は「友達が出来ますように」大人は職場の人間関係や家族友人関係などの願い事を書きましょう。
青や緑の短冊には成長に関することを書きます。「何かをできるようになりたい」など、自分の短所を直す、苦手なことを克服するなど、成長に関する願い事を書きましょう。しかし、無意識で選んだ色は自分にとって必要としているもの、自分に足りないものを補う色とも言われているため、最初に好きな色の短冊を選んで、色にちなんだ願い事を考えて変えてみるのも良いでしょう。

笹に吊るす飾りの意味

笹や竹は生命力があり、真っ直ぐに成長することから縁起がよいとされており、笹の葉っぱは魔除けの意味も込められています。七夕では、短冊以外にも飾りをつけることが一般的です。
【主な飾り】
折り鶴
織姫と彦星の人形
星の飾り
提灯
吹き流し

巾着
屑籠
折り鶴や織姫と彦星の人形、星の飾りなど、吊るすものにも意味が込められています。
折り鶴は家内安全、長寿、健康祈願などの意味があります。家族の中で最も年齢が高い方の歳の数だけ折り鶴を吊るすと良いといわれています。
織姫と彦星の人形は、家族や恋人、夫婦が仲良く過ごせるようにという願いを込めて飾ります。
星の飾りは、「願いが届きますように」という意味が込められています。
提灯飾りは気持ちを明るく照らす、吹き流しは長寿祈願・裁縫が上手になるようにという願い、網の飾りは魚を網でとるという大漁祈願、幸せを取るという意味があります。
巾着の飾りは貯蓄・貯金・節約・商売繁盛、屑籠の飾りは、飾りを作る際に出る屑(ゴミ)を入れると心を綺麗にする・倹約・整理整頓することで気持ちが整うという意味です。
紙衣は裁縫が上手になるようにという願いと、身代わりという意味もあるため、子供の成長を祈願して竹の一番先に吊るすことが一般的です。

七夕に食べたいおすすめの料理

七夕は、天の川をイメージできるそうめんを食べることが多いです。平安時代の宮中ではそうめんを食べており、現在でも行事料理として楽しまれています。そうめんのほか、茶碗蒸しやちらし寿司、星に願いを込めるという意味で星の形に似たオクラを使った料理を作る家庭もあります。そうめんは夏バテ解消にも効果が期待できるため、気温が高くなりはじめる七夕の時期に最適でしょう。

七夕の意味や由来を知って行事を楽しもう

七夕は、中国と日本の風習、言い伝えがミックスされた文化です。短冊の色ごとに願い事の意味も異なり、飾りにもそれぞれ意味が込められています。七夕の意味や由来を知ることで、イベントをより楽しめるようになるでしょう。
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