お盆とは?いつ?過ごし方やお供え物の種類

2022.05.31

8月のお盆休みには長期連休になり、家族や友人同士で旅行をしたり、実家に帰省したりする方が多いでしょう。お盆休みは大型連休というイメージがあり、もともとどのような行事なのか詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。そこで、お盆とは何か、具体的な行事の内容や行うべきこと、2022年のお盆とはいつなのかを紹介します。

お盆とは?具体的な日にちはいつ?

毎年、新暦の8月13日を盆の入りとして、8月16日の盆明けまでの4日間が月遅れ盆(月遅れの盆)と呼ばれる「お盆」です。お盆の日にちは地域ごとに異なりますが、世間のお盆休みは月遅れの盆のタイミングで取ることが一般的です。

2022年のお盆休みはいつ?

2022年(令和4年)のお盆休みは、土日祝日と合わせて長期間休める方も多いでしょう。
2022年のお盆休みは、8月13日の土曜日から16日の火曜日までになる方が多いです。
しかし、8月11日(木)が祝日の「山の日」であり、12日(金)も休みにすることで8月11日(木・祝)~16日(火)まで合計6日間の長期休暇を取得できます。
また、8月8日(月)~10日(水)の2日間を有給休暇にすれば、8月6日(土)~16日(火)までを休みにすることも可能です。

祝日ではなくてもお盆休みを取れる理由

企業はお盆の期間中お休みになることが多いですが、お盆そのものは祝日ではありません。お盆が祝日ではないのに休みになる理由は、お盆休みの由来が藪入りと呼ばれる風習にあるためです。江戸時代は住み込み奉公をする奉公人が、お盆とお正月の16日頃に休みを取り実家に帰省する藪入りと呼ばれる風習がありました。藪入りの風習が受け継がれ、現代でもお盆休みや年末年始は帰省をするという風習があります。
特に、お盆休みの帰省は仏教上のお盆の風習と関連付いたことで、帰省して親族や家族が揃い、先祖の供養をすることが一般的になりました。

お盆の前~お盆期間中の行事

お盆に行われる行事は、地域ごとに異なります。そこで、一般的にお盆の前からお盆期間中に行われる行事について紹介します。

1日:釜蓋朔日(かまぶたついたち)

7月または8月(地域によって異なる)のお盆の月の1日は釜蓋朔日と呼ばれており、地獄の釜のふたが開くとされています。釜蓋朔日をお盆入りとして、お墓の掃除やお墓参り、仏壇の掃除、盆提灯の用意などの準備を始めます。

7日:棚幡(たなばた、七夕)

7日は棚幡と呼ばれ、ご先祖様を迎えるための精霊棚(しょうりょうだな)を準備します。精霊棚は、台の上に布を敷いて、キュウリやナスで作る精霊馬(しょうりょううま)を飾ります。

13日:迎え火

13日の夕方に、迎え火でご先祖様を迎えます。火を焚く理由は、ご先祖様が迷子にならないよう、真っ直ぐ帰ってこれるようにという意味が込められています。

14~15日:お供え

14~15日のお盆の期間中はご先祖様が精霊棚にいると考えられているため、お供え物をしましょう。
また、お盆の期間中は、地域で盆踊りが行われることもあります。先祖の霊を慰める念仏踊りが変化したものともいわれており、豊作祈願や娯楽として踊るという意味が加わって日本全国で発展しました。

16日:送り火

先祖は午前中まで家にいるとされているため、朝にお供え物をします。夕方、日が落ちたら送り火を焚き、先祖を送り出します。しかし、現代では火を焚くのは難しい住宅が多いでしょう。そのため、電気式の提灯を使用することが一般的です。

お盆の時期にお供えするものとは?

お盆にお供えしたり、家族や親戚で集まって食べたりする食事はどのようなものが良いのでしょうか。お盆に適した食事や、食べることの意味、由来なども合わせて紹介します。

精進料理を用意することが多い

お盆の時期は、亡くなった方をお迎えするために、お供えをします。お盆では精進料理をお供えすることが多いでしょう。精進料理は僧侶の食事であり、動物や臭いが強いものは使いません。仏教では「五戒」と呼ばれる教えで生き物を殺生してはいけないと言われているため、精進料理を食べます。魂を供養して、感謝をするという意味を込め、精進料理をお供えします。
精進料理の内容は、家庭や地域、宗派ごとに異なるため、しきたりに適したものをしきたりに沿って準備しましょう。

そうめん

お盆にそうめんを食べるのは、七夕が由来しています。さらに、先祖の魂が宿ると言われており、牛を引いている彦星の綱、織姫の糸に見立て、そうめんを備えるようになりました。精霊龍の店と荷物を縛るための縄に使用できるようにと、そうめんをお供えするようになったと言われています。ほかにも、そうめんを食べることで熱病にかからないという話があり、健康祈願の意味で食べるようにもなりました。

ナスやキュウリ

ナスやキュウリを使って作る、精霊馬と呼ばれる飾りです。ナスやキュウリに割り箸を差します。ナスを牛、キュウリをうまに見立てて飾りましょう。足が速い馬は先祖に早く帰ってきてもらうという意味があり、ゆっくりと歩く牛はゆっくりあの世へ帰ってほしいという意味が込められています。
昔は、お供えをした後は川に流すもしくは燃やすといった方法で処分していましたが現在では行えないため、料理で使う、もしくはゴミに出しましょう。

おはぎ

おはぎは、お彼岸の時期にお供えすることが一般的ですが、お盆の時期にもお供えすることがあります。小豆は魔除けの意味が込められており、もち米は五穀豊穣を祈願する意味があるためです。

お団子

お団子は、迎え団子・送り団子の2種類があります。それぞれ先祖を迎える、お送りするという意味があります。また、先祖が自宅に帰ってきて疲れを癒すために、みたらし団子やあん団子など甘いお団子を用意する用意します。

お盆に家族で集まってご先祖様を迎えよう

お盆は大型連休になることから、旅行をしたり遊びに行ったりする方も多いのではないでしょうか。しかし、本来のお盆とはご先祖様が自宅に滞在する期間です。お盆は実家に帰省する、家族でゆっくり過ごすという方は、お盆の意味を理解してご先祖様を迎える準備をしましょう。
家族での集まりはもちろん、休暇の日程を合わせて友人同士で集まる場合にも、シェフくるの利用をご検討ください。

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