料理人の年収給料事情!年収を増やすおすすめの働き方も紹介

2023.07.24

「料理人」は、料理を通して人々を幸せにする仕事です。

料理人として働けることにやりがいを感じている方は数多くいますが、「やりがい」だけでは生活できないのも事実。

思うような給料や年収が得られないとプライベートが充実しませんし、結婚や子育てにも影響します。そうなると、肝心な料理人としてのモチベーションにも影響が出てしまいます。

そもそも料理人とは、稼げる仕事なのでしょうか? 率直な話、料理人は、どれくらいの給料をもらっていて、どれくらい年収があるのでしょうか?

この記事では、料理人の給料や年収事情、また収入に直結する料理人の種類やその仕事内容について詳しく解説します。

料理人の年収はいくら?

求人サイトで有名な「求人ボックス」が行ったアンケートによると、料理人の平均年収は約408万円だそうです。国税庁から公表されている日本人の平均年収は約467万円なので、日本全体の平均値よりもやや低めといえます。

ただ、この数値はあくまで平均です。最も低い年収は273万円、高い年収だと664万円とかなり幅がある点に注意する必要があります。

なぜこれほど年収に差が出るのかというと、「料理人」とひと口に言っても、様々な条件によって給料が大きく上下するからです。スキルの有無や、勤務先(地域)、雇用形態などによってばらつきが出ます。年収だけを意識するなら、単純な話、都心の単価の高い飲食店に就職し、料理人として出世して高い地位につくことで最大化することができます。

ちなみに、料理のジャンルや地位によっても年収は変動します。

  • 和食の料理人:平均年収320~360万円
  • 中華料理・西洋料理のコック:平均年収330~350万円
  • フランス料理の料理長:平均年収470~550万円

……などです。

コックの年収は全体の平均値程度ですが、シェフに昇格すると年収が100万円以上上がることもあります。

また、年齢によっても年収は上下します。

料理人は、料理の「腕」が勝負。新卒など経験が浅い世代は年収が低めですが、年齢が上がるにつれて少しずつ昇給が期待できます。見習い時の安い給料分も含まれるため、平均で見ると全体より年収が安くなるという側面もあるでしょう。

料理人の年収は年齢とともに上がるのが一般的ですが、体力が衰える定年世代になると徐々に下がり始めます。料理人は体力のいる仕事なので、中堅世代が活躍しやすい職種といえるでしょう。

年齢別の平均年収は以下の通りです。

  • 20~24歳:平均年収210万円
  • 25~29歳:平均年収220万円
  • 30~34歳:平均年収210万円
  • 35~39歳:平均年収217万円
  • 40~44歳:平均年収240万円
  • 45~49歳:平均年収282万円
  • 50~54歳:平均年収323万円
  • 55~59歳:平均年収319万円
  • 60~65歳:平均年収192万円

料理人の給料相場は

料理人の給料相場は職種や経験によって異なりますが、一般的な目安として以下のような数字が挙げられます。

初心者や未経験者

 研修生や見習いとしての給与は月給15~20万円前後が相場です。ただし業態や雇用形態などによって上下します。

一般的な料理人

 経験を積んだ一般的な料理人の月給は25万円から30万円程度が一般的です。

料理長やシェフ

上級職の料理長やシェフの月給は35万円以上となることがあります。また、実績によっては50万円以上の高収入を得ることも可能です。

レストランやホテルの給与

高級レストランやリゾートホテルなどの給与は一般的な店舗よりも高めとなることが多いです。料理長やシェフの場合、月給40万円以上のところもあります。

料理人の給与や年収はどのような要因で決まるか

料理人の年収や給料は、以下のような要因によって大きく左右されます。

職種やポジション

料理人にも様々な職種やポジションがあります。一般的に、初心者や見習いの給与は低めでスタートし、経験を積んで料理長やシェフなどの上級職になるにつれて給与が高くなる傾向があります。

勤務地

地域や店舗の立地によって給与に差が生じます。都市部の高級レストランや観光地のリゾートホテルなどで働く場合、給与が比較的高めになることが多いです。

勤務経験

経験があるかどうかも給与に影響します。経験が豊富で高い技術を持っている料理人は、需要が高くなり給与がアップしやすくなります。

売上や実績

料理長や経営者の場合、店舗の売上や実績に応じてインセンティブが支給されることがあります。実績を上げることで年収が大きく変動することもあります。

年収1,000万円超えの料理人とは?

料理人は平均年収は低めですが、見習い期の安い給料で働く人が多くいる一方で、人によっては1,000万円以上稼ぐこともあります。

たとえば料理長やシェフなど、地位のある役職に就くごとに昇給するケースは珍しくありません。

また、ここまで被雇用者を前提として話をしていますが、飲食店を経営している人であれば、繁盛すればするほど経営者としての年収は高くなります。行列の絶えない店やテレビで特集されるような人気店になれば、それこそ1,000万円以上の年収も夢ではないでしょう。複数店舗の経営者ともなれば億越えも視野に入ります。

海外の例では、三ツ星レストランを経営しているゴードン・ラムゼイ氏は、年収約60億円ともいわれています。またフレンチレストランの料理人ジョエル・ロブジョン氏は、年収約78億円とも。桁が違うと思われるかもしれませんが、やりようによっては年収の天井がなくなることは理解しておくべきでしょう。

料理人の仕事とは?

以前にくらべて大分その傾向が和らいだとはいえ、料理人の世界は依然としてタテ社会です。もちろん才能も必要でしょうが、料理人が技術を上げるうえでは、やはり経験がものをいいます。

いくら料理が好きで得意だといっても、料理人として採用されてすぐに腕をふるえるわけではありません。技術を習得するための長い下積み期間が必要になります。

料理人は、もちろん料理は作りますが、特に初めのうちは厨房専門とはいかず、接客や買い出し、料理の下処理なども任されます。開店時間よりもだいぶ前に出勤して、準備開始、閉店後もすぐに帰れるわけではなく、清掃や片付けに追われます。

下積み期間は一般的に数年程度ですが、その期間が終わっても、すぐに料理に専念できるわけではありません。お店によっては、「焼くだけ」「汁物だけ」など部分的な調理を任されることも多く、その後何年もかけて修業する場合もあります。

現場のトップである料理長にまで登りつめると、年収は上がりますが、料理だけをしていれば良いわけではなく、やることが増えます。

スタッフの役割分担、スタッフの教育、メニューや調理法の考案、食材の調達手配、現場の指揮など、「料理をつくる」以外に全体的な管理能力も必要になります。早朝からの仕込みに立ち会うことも珍しくなく、まる1日立ちっぱなしで作業する日がほとんど。体力はもちろんですが、強靭な精神も必須といえるでしょう。

料理人の年収を増やすには料理の副業がおすすめ

料理人としての定収入が低い場合、料理の副業を考えてみるのも1つの手です。

「シェフくる」は、経験豊富なプロのシェフが一般のご家庭などにうかがって目の前で調理をし、料理を提供するサービスです。

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まとめ

料理人の年収は、日本全体の平均値よりもやや低めです。ただ、地位が上がると昇給したり、個人経営のお店が成功すれば高収入を得られたりすることもあります。

現実を上手に処理しながら、料理人としての夢をぜひかなえてください。

「シェフくる」には、そんな夢を持つ多くのシェフが在籍しています。会費やノルマなどもなく、空き時間を使って効率よく収入を増やせますので、腕に覚えのある方はぜひ応募フォームからご応募ください。

関連記事:調理師・料理人が年収を増やす・給料を上げるための6つの方法とは

 

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