食後に強い眠気に襲われ、ウトウトしてしまうという経験がある人も多いのではないでしょうか。
「食後に眠気が襲ってくるのは仕方がないこと」と諦めていても、仕事や家事、子育てをしていると、食後の眠気で作業に支障が出ることもあるでしょう。
そこで、食後の眠気の原因や、眠気を解消するための対処法について紹介します。
目次
食後に眠気が襲ってくる原因とは
食後に強い眠気を感じる主な原因について紹介します。
血糖値の上昇と下降
食事をした後は血液中の糖分の量が増えるため、血糖値が上がります。血糖値が高くなることによって、血糖値を正常値に下げるためにインスリンと呼ばれる成分が分泌されることが特徴です。
通常は、インスリンによって2時間程度で血糖値は正常な数値に戻ります。しかし、血糖値が急上昇した場合は、インスリンを分泌しても血糖値が元に戻らず、血糖値が高い状態が維持されます。
身体が血糖値を下げようとインスリンを過剰分泌することで、血糖値が急降下して低血糖状態になり、脳を動かすためのブドウ糖が足りなくなります。
結果として、脳が働かず眠気を感じるのです。
食後に血糖値が正常な状態ではなくなり、急上昇や急降下することが眠気の主な原因です。
副交感神経によってリラックス状態になる
食後は、食べ物を消化するために消化器官が働きます。消化時間が働いている間は、交感神経ではなく副交感神経が優位になることが特徴です。
交感神経は緊張状態や興奮状態の時に優位になりますが、副交感神経は気持ちがリラックスしてる時に優位になります。そのため、副交感神経が働いている状態では眠気を感じやすいのです。
さらに、消化器官が働いているため胃腸に血液が集中し、脳の血流が悪くなるため眠気を感じることもあります。
食後の眠気を解消する方法
食後の眠気を解消するための簡単な方法を紹介します。
炭酸水やコーヒーを飲む
コーヒーは、眠気を解消するために飲まれることが多いです。さらに、コーヒーには香りがついており、気持ちをリラックスさせる効果も期待できるため、疲れている時や気持ちをリセットしたい時に飲むと良いでしょう。
ただし、コーヒーは刺激があるため大量に飲まないよう注意しなければなりません。大量に飲むと下痢になったり、夕食の後に飲むと寝付けなくなったり疲れを感じたりすることもあります。
コーヒーといったカフェインが入ってる飲み物は、摂取しすぎると健康を害することもあるため、自分の体に合うかどうかを確かめながら飲むことが大切です。
カフェインが入っている飲み物以外にも、炭酸飲料飲む方法が有効です。通常の炭酸水でも良いですが、強炭酸といった炭酸が強いタイプのものを飲むのも良いでしょう。
甘くないものや味がついているものなど炭酸水にはいくつかの種類があるため、自分好みのものを試しながら飲むのもおすすめです。
エナジードリンクを飲む方法も有効ですが、エナジードリンクは糖分が多く入っているため飲み過ぎないよう注意しましょう。
深呼吸をする
食事中を含め、何か集中している時には呼吸が浅くなる傾向にあります。呼吸が浅くなり酸素不足が原因で眠気を引き起こしている場合もあるため、部屋の換気をしながら深呼吸をして酸素不足を解消しましょう。
息を吸った際にお腹を膨らませるように意識しながら5秒かけて息を吸い込み、5秒かけて息を吐くという動きを2分程度繰り返します。
部屋を換気する方法も有効ですが、オフィスや自宅で他の人の許可が取れなかった場合には、外に出て空気を吸うのがおすすめです。
ストレッチをする
食後に眠気に襲われた際には、軽くストレッチをしましょう。ストレッチをすると筋肉がリラックスし、筋肉が柔らかくなるため、脳が覚醒します。
スマートフォンやパソコンを操作する時間が長いと、首や肩の筋肉が固まりやすいため、肩や首の筋肉をほぐすようなストレッチをすることが大切です。
ストレッチをする際には空気を吸い込むことになるため、酸素不足による眠気も解消できます。
手足を冷却する
食後に眠気を感じた際には、手を洗って手を冷やす方法が有効です。副交感神経が優位になってる時に手が暖かくなるため、手を冷やして交感神経を優位にすることで眠気解消効果が期待できます。
ブドウ糖を摂取する
清涼感を感じられるガムやタブレットのほか、ブドウ糖のキャンディも販売されています。ガムを噛むと脳が覚醒するため、食後の眠気を解消するのに良いでしょう。
また、噛む行為が重要なため、固めのグミを食べる方法もおすすめです。
食後に血糖値が下がり眠気を感じるという場合には、血糖値を正常な状態に戻すためのブドウ糖を摂取する方法があります。
ブドウ糖は緩やかに血糖値を上昇させられるため、体に負担がかかりにくいことがメリットだといえるでしょう。脳のエネルギー源はブドウ糖のみのため、疲れて眠気を感じる時にもブドウ糖を摂取する方法が有効です。
自宅なら食べて眠くなっても大丈夫!シェフくるを利用するのがおすすめ
外食をすると、食後の眠気に襲われて帰り道が辛い、帰宅するという作業そのものが面倒だと感じる方もいるでしょう。
食後の眠気対策として、ストレッチやカフェインの摂取のほか、自宅で食事をするという方法も挙げられます。
自宅であれば、食後に眠くなってもすぐに横になれるため、帰り道が辛いと感じることもありません。
また、シェフくるに依頼することで、食材の準備・調理・後片付けまでを行ってもらえます。依頼するための申し込みや、シェフへの希望を伝えるといった簡単な作業のみで、プロが作る本格的な料理を自宅で楽しめることも大きなメリットです。
食後の眠気対策に疲れたら、自宅で外食気分を味わおう
食後の眠気の主な原因は、血糖値がコントロールできないことです。食後の眠気対策をする方法も良いですが、外食にこだわらないのであれば自宅で食事をするのも良いでしょう。
シェフくるは、特別な日の食事だけではなく普段使いをする方も多いです。食後の眠気に悩んでいる方は、気軽にシェフくるへ依頼してみましょう。