焼肉店やステーキ店、自宅で牛肉を食べる際、どの部位が美味しいのか迷う方も多いのではないでしょうか。お店では牛肉のどの部位を注文するのか迷ってしまい、いつも同じ部位ばかり注文してしまう人もいるでしょう。
そこでこの記事では、牛肉の美味しい部位をランキング形式で紹介します。部位ごとの特徴や魅力も合わせてチェックしていきましょう。
目次
牛肉の美味しい部位ランキングトップ10
牛肉の部位のなかで、人気があるのはどこなのでしょうか。美味しい部位ランキングトップ10を紹介します。
1位 タン
2位 ハラミ
3位 カルビ
4位 レバー
同率5位 ヒレ
同率5位 ミノ
7位 ロース
8位 バラ
9位 サーロイン
10位 マルチョウ
参照:好きな焼肉の部位人気ランキングTOP10!おすすめの種類は? – macaroni
焼肉で食べる部位の定番である、タンやハラミ、カルビはやはり上位にランクインしていました。
また、レバーやマルチョウなど、少し癖があるホルモンも美味しい部位としてランクインしています。
牛肉の美味しい部位ランキングトップ10に入っている部位の特徴や魅力を紹介します。
1位:タン
牛のタンは、タン先、タン中、タン元、タン下に分かれています。
タン先は舌の先端部分で、柔らかい食感が特徴です。基本的には脂身が少なく赤身がちで、繊細な味わいがあります。タン中は、脂身と赤身の程よいバランスが楽しめます。ジューシーでコクのある味わいが特徴です。タン元はやや筋肉のある部分です。脂身が少なく、しっかりとした食感が楽しめます。タン下は、繊維がやや強く、歯ごたえがしっかりとしていて、肉の深い旨味を楽しむことができます。
タンは塩やレモンで食べることが多く、焼肉では最初に注文する定番メニューです。
2位:ハラミ
ハラミは、牛の横隔膜の筋肉です。適度に脂と弾力があることが特徴で、肉自体は適度に歯ごたえがあり、甘みや旨味も感じられます。カルビと比較するとさっぱりしており、胃もたれしにくく、年配の方からも人気の部位です。
3位:カルビ
焼肉といえばカルビをイメージする方が多いのではないでしょうか。日本のカルビ=バラ肉と考えて良いでしょう。カルビは脂身が多く、柔らかいことが特徴です。
4位:レバー
レバーは癖がありますが、ホルモン好きの方から人気のある、美味しい部位です。牛の肝臓で、栄養価が高いことも特徴です。鮮度が良いものは臭みが少なく、歯ごたえがあって食べやすいため、レバーが苦手な方は鮮度を売りにしているお店で注文してみましょう。
同率5位:ミノ
牛には4つの胃袋があり、そのうちのひとつがミノです。牛の胃袋はそれぞれ役目が異なり、ミノは牛の餌である草を塗りつぶすために存在します。厚みと弾力があり、コリッとした食感が特徴です。脂肪分は少なく、癖がないため、ホルモンをあまり食べたことがないという人でも食べやすいでしょう。
なお、ミノを広げると、雨具として利用されていた蓑(ミノ)に見た目が似ているため、「ミノ」と呼ばれるようになりました。
同率5位:ヒレ
ヒレは、背中から腰の脊椎の内側に存在する部位です。ヒレは非常に柔らかく、上品な甘みが魅力です。一頭の牛から約3%しか取れない貴重な美味しい部位であり、7位と9位のロースやサーロインと同等に人気の部位です。
関連記事:ステーキの部位の種類は?お肉の選び方と焼き方のコツ
7位:ロース
ロースという名前は、英語のローストが由来です。ロースは肩から腰にかけての背中のことで、カルビと比べると脂があっさりとしています。
また、牛肉の美味しい部位のなかでも価格が高く、少し贅沢をしたいときにもおすすめです。ロースは赤身と脂のバランスが良く、年代を問わず食べやすいでしょう。
8位:バラ
バラ肉は、牛の皮・赤身・脂肪の三層になっており脂肪分が多い部位です。牛の肋骨の周りのお肉を指します。
牛の肋骨の周りのお肉としてはカルビもあり、バラとの違いはあるのか疑問を抱く方もいるでしょう。実際には、焼肉店で取り扱っているカルビは「ともバラ肉」のケースが多いです。
9位:サーロイン
サーロインは、背中から腰の部分です。肉質はきめ細かく、霜降り肉で柔らかいことが魅力です。脂が多く、その分甘みも強いです。
10位:マルチョウ
牛は腸を3つ持っており、うちひとつがマルチョウです。マルチョウは小腸のことであり、切ると筒状になっているため、マルチョウと呼ばれています。ホルモンのなかでも柔らかく脂肪が多いため、濃厚で弾力があることが特徴です。
牛肉の美味しい部位ランキング外の希少部位
牛肉の美味しい部位ランキングトップ10以外に、希少部位もチェックしておきましょう。
牛一頭から少量しか取れない部位と、それぞれの特徴を紹介します。
サンカク
サンカクは、牛の肋骨の前側の3分の1にあたる部位です。焼肉では特上カルビ、上カルビとして提供されています。サンカクはバラ肉のなかでも希少部位であり、牛一頭につき数枚しか取れません。
サシが入っており見た目が美しく、脂が溶けると旨味と甘みが広がります。サンカクは甘めのタレや塩ダレをつけると、より旨味を感じられるでしょう。
ミスジ
ミスジは、牛の肩甲骨の下から腕の部分にあるお肉です。牛一頭から数百グラムしか取れないため、希少部位として扱われています。さらに、牛の腕の肉のなかでも特にサシが多いことが特徴です。
肉は柔らかく、脂が溶けて濃厚な味わいを楽しめます。ミスジを食べる際には少し炙る程度にして、塩や醤油、わさびをつけるのがおすすめです。
トウガラシ
トウガラシは、肩から腕にかけての部位で、牛一頭につき2kg程度しか取れません。名前の通り、唐辛子の形状に似ているため、「トウガラシ」と呼ばれています。噛むと肉汁が出るジューシーさはありますが、脂が少なく、赤身肉を食べたい方におすすめです。
参考記事:美味しい部位が多い牛ホルモン!人気の部位をランキングで紹介
牛肉の美味しい部位や希少部位を食べてみよう
牛肉の美味しい部位ランキング上位には、脂が多すぎない、ヘルシーな部位がランクインしていました。牛肉は部位によって味わいが異なるため、様々な部位を食べ比べてみると良いでしょう。焼肉屋やステーキ屋に行く際には取り扱っている部位が多いお店を選ぶと、希少部位に出会える可能性も高いです。
焼肉屋やステーキ屋に行く時間がない、小さい子供が居て気軽に行けないという方は、シェフくるを利用して自宅でプロが作る食事を楽しんでみてはいかがでしょうか。
少し豪華な料理にしたい、外食はできないものの飲食店のような料理を食べたいと考えている方は、お気軽にお問い合わせください。