中国料理の地域別の特徴は?四川・広東・山東・江蘇に分けて紹介

2022.12.26

中国料理はどのメニューも美味しく、世界中で親しまれていることが親しまれています。また、中国料理は世界三大料理のひとつとされており、地域ごとに分類されています。しかし、中国料理の地域ごとの特徴、分類について詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。そこで、日本で有名な地域と、地域ごとの中国料理の特徴を紹介します。

中国料理の特徴!日本と本場の違い

中国料理は様々な食材を使用しており、調理法や味付けは地域ごとに異なります。まずは、中国料理にはどのような特徴があるのか、日本と本場の違いを見ていきましょう。

中国料理とは?メニューの特徴

中国料理は、中国のそれぞれの地域の料理の総称です。さらに、日本人好みに変化させた料理も、中国料理に含まれています。
一般家庭で親しまれている麻婆豆腐や、高級食材を使ったフカヒレのスープなど、どのような食材や調理法でも、中国料理と呼ばれます。
日本では中国発祥の料理や日本人好みにアレンジされたものも全て「中国料理」と呼びますが、本場では「中国料理」とは呼びません。「四川料理」「広東料理」など、地域の名前で呼ばれています。
また、本場中国では、露店や屋台で提供されるケースが多いです。軽食を屋台で食べたり、食べ歩きをしたりする方もいます。露店や屋台でも、飲食店と同等のボリュームがある料理が提供されることが特徴です。

日本と本場の中国料理の違い

日本で食べられている中国料理は、日本人好みにアレンジした料理です。つまり、日本で提供される中国料理は、本場で食べられているメニューとは違います。
中国では、日本では一切馴染みがないメニューや、同じ料理名でも味付けが全く異なるものがあります。例えば、天津飯や焼き餃子といった日本発祥の中国風料理は、中国ではメジャーではありません。

地域別の特徴は?日本で有名な中国料理

中国は非常に広く、地域によって風土や天候に大きな差があります。
さらに、入手できる食材、地域ごとの好みも異なるため、それぞれの地域で食文化が発展しています。中国料理は、地域別に細分化されていることが特徴です。
なかでも、日本で馴染みがあり、食べたことがある方も多い四川料理、広東料理、山東料理、江蘇料理について紹介します。

四川料理

四川料理は、複数の香辛料を使用することが特徴です。辛さが特徴で、辛い料理が好きな日本人にも人気があります。四川料理は、エビチリ、担々麺といった香辛料を使用した料理が人気です。
しかし、チンジャオロースや回鍋肉などの辛くない料理もあり、辛味が苦手な方でも食べやすいことが魅力です。四川地方は中国の西南部にあり、夏が暑く、冬は寒い地域です。夏の食欲不振を防ぎ、冬の寒い時期を乗り越えるために、唐辛子といった香辛料をたくさん加えるほか、味が濃い調味料を使用しています。
四川地方は食材が豊富に取れる土地であり、食文化が発展しやすかったため、味のバリエーションも多いといわれています。

広東料理

広東料理は、味付けが薄く、食材の味を活かしたメニューが多いことが特徴です。海と山に囲まれている中国の南東にあり、食材が豊富な地域でもあります。
新鮮な海鮮やお米など、日本でも親しまれている食材が多く取れるため、広東料理は日本でも人気が高いです。暖かい気候で、フルーツや野菜が育ちやすく、広東で獲れた食材をふんだんに使用しています。広東料理は、フカヒレを使った料理、チャーシューが挙げられます。
アワビやフカヒレを使用した高級な料理は世界中で有名です。さらに、甘酢やオイスターソースなどの調味料を使用した料理もあり、点心を少量ずつ食べる飲茶も広東で誕生したといわれています。

山東料理

山東料理は、食材の風味を活かしたあっさりとした味付けが特徴です。日本で有名な山東料理は、餃子や北京ダックが挙げられます。ニンニクやネギを使用することが多く、塩味が強いため食べ応えがあるでしょう。
山東とは海が近い地域であり、フカヒレやホタテ、エビなどの高級な海鮮類を扱いやすいことが特徴です。海鮮に加えて、内陸で採れる野菜やフルーツといった食材も使用できます。特に、山東省で栽培されている野菜はバリエーションが多く質も高いことが魅力で、白菜やニンニクは外国でも有名です。
また、歴史が古く、中国宮廷料理の基になった料理のひとつとされています。

江蘇料理

江蘇料理は味付けがシンプルで、素材の味を感じられることが特徴です。味はもちろん、見た目も重視されます。江蘇料理は小籠包や炒飯が有名で、上海料理の基になった料理といわれています。江蘇料理は、以下の4つの料理の総称です。

  • 南京料理(なんきんりょうり)
  • 淮揚料理(わいようりょうり)
  • 蘇錫料理(そしゃくりょうり)
  • 除海料理(じょかいりょうり)

南京料理とは、南京発祥の料理であり、川魚や鴨、野菜を使用することが多いです。なかでも、鴨を茹でて塩漬けにした料理が有名です。
淮揚料理は、淮安や揚州周辺発祥の料理です。味付けが薄く、シンプルなことが特徴で、スープの種類が豊富です。大きな肉団子を入れたスープや、川エビを使用したチャーハンは世界中で食べられています。また、包丁さばきのテクニックがある料理人が多いことも特徴です。
蘇錫料理は、昔から栄えていた都心部で食べられていた蘇州や無錫(むしゃく)料理を指します。酒粕を使った料理や、川や湖で獲れた魚を使用したものが多いです。
除海料理は、野菜と海鮮を使用した料理が特徴です。味付けが濃く、食べ応えがあります。

地域ごとの特徴を知れば中国料理をより楽しめる

中国料理は、中国で食べられている料理の総称であり、地域ごとに特徴は大きく異なります。地域ごとの特徴を知ることで、「四川料理が好み」「山東料理が好み」など、自分が好きな中国料理を見つけるきっかけにもなります。
これまで「中国料理」として食べていたメニューでも、どの地域発祥の料理なのかを知ると、より味わい深くなるでしょう。
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