洋食にはオムライスやエビフライ、グラタンなど、老若男女問わず人気のメニューがたくさんあります。
しかし、作るにしろ頼むにしろ、料理の種類が豊富なので、どれを選ぼうか迷ってしまうこともあるでしょう。
この記事では、洋食メニューをランキング形式で10品、ご紹介します。
夕飯の献立の参考にもなりますので、ベスト10の中からお気に入りのメニューを見つけてください。
目次
洋食メニューの人気ランキングベスト10を発表
多くの世代に人気の洋食メニューで、最も人気な料理は何でしょうか。独自の調査により集計した洋食人気ランキングのベスト10を発表します。定番の料理、あなたの好きな洋食はランクインしているでしょうか?
第1位:ハンバーグ
洋食メニューの人気ランキング、堂々の1位は文句なしでハンバーグです。
ハンバーグは洋食屋やレストランだけでなく、一般家庭の食卓にも並ぶ定番料理です。
もともとは、ドイツのハンブルグで食されていた肉のタルタル(みじん切り)が起源とされています。
日本では牛と豚の合いびき肉を使用することが一般的ですが、本場ドイツやアメリカなどでは牛100%のひき肉を使っています。
日本の合いびき肉も美味しいですが、牛肉100%の旨味あふれるハンバーグも美味しいのでぜひお試しください。
目玉焼きを乗せたり、いろいろなソースで味を変えたり、チーズインにしたりと、バラエティも豊富。
すべての世代に愛されるハンバーグは、文句なしで洋食メニューの人気ランキング1位でしょう。
第2位:カレーライス
洋食メニューの人気ランキング第2位は、カレーライスです。
「カレーライスって洋食なの?」と思うかもしれませんが、実はカレーライスは日本三大洋食の一つに数えられる由緒正しい洋食です。
カレーといえばインドが発祥の料理ですが、日本にはイギリス経由で伝わったため、イギリス料理として広まりました。
家庭で作る親しみやすい味のカレーも美味しいですが、ホテルで食べるような西洋料理の手法を取り入れて作った伝統的なカレーもたまに食べたくなりますよね。もちろんスパイシーなインドカレーも人気があります。
カレーうどんやカレー南蛮・カレードリア・カレーパンなど、さまざまな料理にアレンジされているカレーは、まさに日本の国民食と言えるでしょう。
第3位:オムライス
洋食メニューの人気ランキング3位は、オムライスです。
卵で包まれた可愛らしい見た目や、ケチャップの酸味と卵の甘さが合わさった万人受けする味は、洋食屋の定番メニューです。写真映えする見た目から、オシャレなオムライスも若者の人気を集めています。
実はオムライスは日本生まれの料理だということをご存じでしょうか。
オムライスの発祥には諸説ありますが、大阪心斎橋の「北極星」もしくは東京銀座の「煉瓦亭」が開発したとする説が有名です。
英語のOmeletとRiceを組み合わせた和製英語なので、海外で「オムライス」と言っても伝わりませんのでご注意を。
海外文化を取り入れるのが上手な、日本人らしい洋食メニューと言えるでしょう。
第4位:ステーキ
洋食メニューの人気ランキング4位は、ステーキです。
お祝いなど特別な日に食べる印象が強いステーキ。肉を大胆に食べる満足感やあふれる肉汁のジューシーな美味しさで、特に男性人気が高い洋食メニューです。
脂肪が少なく低カロリーの赤身肉や、脂の旨味があふれ出す霜降り肉など、好みに合わせて部位を選べることも人気の理由です。
日本では牛肉を食べる文化がありませんでしたが、明治になり肉食が解禁されると、ステーキも少しずつ世間に認知されるようになりました。
関連記事:ステーキの部位の種類は?お肉の選び方と焼き方のコツ
第5位:エビフライ
洋食メニューの人気ランキング5位は、エビフライです。
サクサクの衣とプリプリした海老の食感の組み合わせがたまらない、こちらも王道の洋食です。
自宅でも作ることはできますが、洋食屋で食べる大きくて形の整ったエビフライにはなかなか敵いません。
実はエビフライも日本発祥であり、オムライスの発祥とされる東京銀座の煉瓦亭が開発したといわれています。
第6位:グラタン
洋食メニューの人気ランキング6位は、グラタンです。
熱々のホワイトソース(ベシャメルソース)と焦げ目がついたチーズの香りが食欲をそそるグラタンは、寒い時期にピッタリの洋食です。
もともとは、フランス南部のドーフィネ地方が発祥とされています。
グラタンには、「オーブンなどで表面を少し焦がす調理法」という意味があります。
第7位:ローストビーフ
洋食メニューの人気ランキング7位は、ローストビーフです。
ローストビーフは、近年のローストビーフ丼などの流行りもあり、一般的に食べられる料理の一つになりました。
調理方法は意外と簡単で、家庭でも美味しく作れる気軽さが人気です。
ローストビーフはイギリスの伝統的な料理で、日曜日のランチのメインディッシュとして食されてきました。
日本ではパーティーのメインとなる料理として、結婚式などのお祝いの式典で提供されることが多いです。
第8位:ナポリタン
洋食メニューの人気ランキング8位は、ナポリタンです。
ナポリタンは、あたかもイタリア料理であるかのような名前が付けられていますが、発祥は横浜のホテルニューグランドです。
駐留している米兵がスパゲッティに塩・胡椒・トマトケチャップを和えているのを見て、アレンジを加えて生み出されたのがナポリタンです。
現在では全国に広がり、家庭の食卓にも並ぶ洋食の代表的な存在になりました。
シニア世代は若いころに喫茶店などで食べたナポリタンを思い出し、懐かしくなるのではないでしょうか。
第9位:ビーフシチュー
洋食メニューの人気ランキング9位は、ビーフシチューです。
スプーンを入れるとフワッと崩れるほど柔らかく煮込まれた牛肉と、大きめにカットされた野菜が魅力のビーフシチュー。
一般家庭でも食されるようになったとはいえ、洋食ならではの高級感が残る料理です。
ビーフシチューはどこの発祥なのか詳細は不明ですが、イギリスやフランスという説があります。
東郷平八郎がイギリス留学中に食べたビーフシチューを料理人に再現させたところ、食材が手に入らなくて醤油などで代用した結果、肉じゃがが生まれたという逸話もあります。和食の王様ともいえる肉じゃがの意外なルーツですね。
第10位:ポークカツレツ(とんかつ)
洋食メニューの人気ランキング10位は、ポークカツレツです。
カツレツは、フランス料理のコートレットという肉料理が元となっています。
コートレットは、仔牛の肉にパン粉を付けて、バターを熱したフライパンで焼く料理でした。
コートレットを銀座の煉瓦亭のシェフが、日本人にも食べやすいようにアレンジしたのがカツレツです。
牛肉よりも安価な豚肉を使用していることもあり、すぐに日本中に広がりました。
洋食の魅力
洋食にはさまざまな種類があり、食卓を華やかな雰囲気にしてくれます。ここでは、洋食の魅力について解説します。
子どもでも食べやすい料理が多い
洋食は嫌いな人が少なく、気軽に食べられる料理が多いので、お子さんもたくさん食べてくれます。
好き嫌いが多い子どもであれば、洋食中心のメニューにすると、親の負担も減るでしょう。
身体を作るのに必要な栄養素であるタンパク質や炭水化物が含まれている料理が多く、育ち盛りの子どもの発育を助けることもできます。
見た目が華やかで食卓が彩られる
洋食はケチャップの赤や卵の黄色・グラタンの白など色とりどりで、食卓が華やかに彩られます。
自宅でパーティーやお祝い事をする際には、明るい雰囲気になるのでおすすめです。
料理は味だけでなく見た目も重要なので、食卓が明るい雰囲気になれば、食欲も増して美味しく食べることができます。
特別な日は洋食でお祝いしよう
洋食メニューの人気ランキングには、ハンバーグやオムライス・カレーなど、日本の食卓に溶け込んだ料理が並びます。
見た目が華やかな洋食は、日常の料理としてだけではなく、パーティーやお祝い事の席にもピッタリです。
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