桜が咲く季節になると、友達や家族、職場の仲間とお花見をする方も多いのではないでしょうか。桜を愛でながら美味しい食事とお酒をたしなみ、楽しい時間を過ごすためには、事前準備がとても大切です。
特にお花見は、桜を見ながら酒食を楽しむイベントであるため、「食べ物は何を持って行くか」がひとつ重要なポイントになります。
この記事では、春を感じる定番の行事食からお花見弁当に入れたい人気のおかず、お酒に合うおつまみ、彩り豊かなスイーツまで幅広く紹介します。選び方のポイントや当日のマナーもまとめていますので、お花見の準備にぜひお役立てください。
目次
お花見の食べ物を選ぶときのポイント

お花見の食べ物は、味だけでなく食べやすさや見た目も大切です。ここでは、大人も子どもも楽しめるメニューを選ぶために押さえておきたいポイントを紹介します。
バリエーションが豊富な食べ物を選ぶ
数人で集まるお花見では、種類が豊富で好きなものを選べる食べ物が人気です。代表はおにぎりで、鮭やたらこ、ツナなど具材の幅が広く、好みに合わせて選べます。お花見弁当や持ち寄りの場でも、バリエーションを意識すると好き嫌いに対応しやすくなります。
小分けしやすく取り分けやすいものを選ぶ
一人ひとりが気軽に手を伸ばせるよう、小分けされた食べ物を用意するのがおすすめです。おにぎりやサンドイッチなら取り分けの手間がかかりません。お花見弁当を重箱に詰める場合は、仕切りやカップで区切ると行楽の場でも衛生的に楽しめます。
手を汚さず食べやすいものを選ぶ
屋外では手を洗う場所がすぐに見つからないため、手を汚さず食べられるものが重宝します。サンドイッチや一口サイズのおかず、ピックで刺せるおつまみなどはお花見との相性が抜群です。ウェットティッシュも忘れずに持参しましょう。
彩りや季節感も意識するとお花見気分が高まる
食べ物の見た目に春らしさを取り入れると、お花見の気分がぐっと高まります。桜のピンク色や菜の花の黄色を意識したおかず、いちごなどのフルーツ、桜風味のデザートを添えるだけで食卓が華やぎます。香りや彩りも楽しめる一品をぜひ加えてみてください。
春を感じるお花見の行事食。定番の食べ物とは?
お花見には、古くから春の訪れとともに親しまれてきた行事食があります。ここでは、桜の季節にふさわしい定番の食べ物を4つ取り上げ、それぞれの特徴や由来を紹介します。
桜餅

桜餅は、春の和菓子の定番として長く愛されてきた食べ物です。塩漬けの桜の葉で包まれており、口に入れた瞬間にふわりと桜の香りが広がります。
関東では、小麦粉の薄い皮であんを巻いた長命寺と呼ばれるタイプが一般的です。一方、関西では道明寺粉を使ったもちもちとした食感のものが主流で、同じ桜餅でも地域によって見た目や味わいが異なります。両方を用意しておくと、食べ比べをきっかけに会話が弾むかもしれません。
三色団子

三色団子は、ピンク・白・緑の3色が串に並んだ、お花見を象徴する和菓子です。桜餅とは違い、地域による差がほとんどなく、日本全国で同じ色と順番で親しまれています。
色の並びには意味があるとされ、ピンクは桜の花、白は雪、緑は新芽を表し、冬から春へ移り変わる季節の情景を映しているといわれています。ほかにも、桃・白酒・ヨモギを表現しているという説もあり、春のイベントにふさわしい行事食として話のネタにもなるでしょう。
桜茶

桜茶は、桜の花の塩漬けにお湯を注いで作る春ならではの飲み物です。桜湯とも呼ばれ、結婚式や出産祝いなどおめでたい席で振る舞われることでも知られています。
茶葉は使わず、塩漬けの花びらをそのまま用いるのが特徴です。お湯を注ぐと花びらがゆっくり開き、薄いピンク色に染まる様子が目にも美しく、桜の香りと梅酢のほのかな風味が穏やかな味わいを生み出します。桜餅や三色団子など、春の和菓子との相性もよく、お花見の場にそっと添えたい一杯です。
ちらし寿司やいなり寿司も春の行事食として人気
ちらし寿司やいなり寿司は、彩りが華やかで春の行事食としても人気があります。ちらし寿司は、錦糸卵や海老、菜の花などを散りばめると見た目が一気に春らしくなり、お花見の主食にぴったりです。
いなり寿司は一つずつ手に取って食べられるため、お花見弁当にも詰めやすいのが魅力です。どちらも寿司酢の風味がさっぱりとしていて食べやすく、大人にも子どもにも喜ばれる一品といえるでしょう。
春以外の季節の伝統的な食文化についても知りたい方は、『日本の行事食とは?年間の行事食や由来を詳しく解説』をご覧ください。
お花見弁当の定番!人気のおかず・主食6選
お花見弁当に何を入れるか迷ったら、まずは定番のおかずと主食を押さえておくと安心です。ここでは、子どもから大人まで幅広い年代に人気があり、お花見の場で喜ばれやすい6つのメニューを紹介します。
おにぎり
おにぎりは、お花見弁当の主食として不動の人気を誇る定番メニューです。手作りしやすく、具材やご飯の種類を変えるだけで簡単にバリエーションが広がります。
鮭やたらこ、昆布、ツナといった王道の具材はもちろん、春が旬の食材を使った炊き込みご飯で握ると季節感も楽しめます。ラップやアルミホイルで一つずつ包んでおけば手も汚れにくく、持ち寄りの場でもそのまま配れる手軽さが魅力です。種類を多めに用意しておくと、選ぶ楽しさも加わります。
お弁当の主役に迷ったら、こちらの『人気のおにぎりランキング!好きな具材を理由と共に紹介』もぜひ参考にしてください。
巻き寿司
巻き寿司は、断面の彩りが美しく、お花見弁当を華やかに見せてくれる一品です。桜でんぶを混ぜた酢飯に卵焼きやきゅうりなどの具材を巻けば、ピンクと黄色が映える春らしい仕上がりになります。
あらかじめ食べやすいサイズにカットして詰められるため、箸を使わず手でつまんで食べられるのも弁当向きのポイントです。寿司酢のさっぱりとした風味で食が進みやすく、ほかのおかずとの味のバランスもとりやすいでしょう。
サンドイッチ
サンドイッチは年齢を問わず楽しめる食べ物で、お花見弁当の主食としても根強い人気があります。ハムや卵といった定番の具材のほか、ベーコン、アボカド、チーズなどを使ったおしゃれなアレンジまで、組み合わせ次第で幅が広がります。
レタスやトマトなどの野菜をたっぷり挟むと彩りもよくなり、見た目にも食欲をそそる仕上がりになります。食パンだけでなくクロワッサンで作るサンドもおすすめで、ちょっとした持ち寄りパーティーのような雰囲気を演出できるでしょう。
ピンチョス
ピンチョスは、一口サイズの食材をピンで刺して仕上げる料理で、見た目の可愛らしさとつまみやすさが魅力です。手を汚さずに食べられるため、お酒やビールのおつまみとしてもぴったりで、大人のお花見を盛り上げてくれます。
ミニトマトとモッツァレラチーズ、生ハムとフルーツなど、食材の組み合わせを工夫するだけで彩りも豊かになります。簡単に作れるうえ、お皿に並べるだけで食卓が華やぐので、お花見弁当にもう一品加えたいときにも重宝するメニューです。
唐揚げ
唐揚げは、お花見弁当のおかずとしてもおつまみとしても人気の高い定番メニューです。しっかりとした味付けで冷めても美味しく、屋外での食事にぴったりの料理といえます。
鶏肉を小さめにカットして揚げると一口で食べやすくなり、爪楊枝やピックを添えれば手を汚す心配もありません。下味にしょうが醤油やにんにく、カレー粉など変化をつけると食べ飽きにくく、お弁当を開けたときの楽しみも増えます。大人にも子どもにも好まれるおかずなので、多めに用意しておくと安心です。
卵焼き
卵焼きは、お花見弁当に黄色い彩りを添えてくれる定番のおかずです。甘めに仕上げれば子どもに喜ばれますし、だし巻きのようにシンプルな味付けにすればお酒のつまみとしても楽しめます。
ほうれん草やにんじんなどの野菜を巻き込むと、断面に緑やオレンジが加わって見た目も鮮やかになります。チーズを入れるアレンジも人気で、冷めてもコクのある味わいが楽しめます。手作りしやすく食べやすいので、お花見弁当にはぜひ入れておきたい一品です。
お花見にあると嬉しいおつまみ・スイーツ・デザート
お花見弁当のおかずや主食に加えて、おつまみやスイーツがあると満足度がぐっと上がります。ここでは、大人も子どもも一緒に楽しめるプラスαのメニューを紹介します。
お酒に合う軽めのおつまみ
ビールやカクテルを片手にお花見を楽しむなら、手軽につまめるおつまみを用意しておくのがおすすめです。チーズの盛り合わせや枝豆、ナッツ類は準備に手間がかからず、お酒との相性も抜群です。スモークサーモンやドライフルーツを添えれば、ちょっとした贅沢感も味わえます。持ち寄りの場でも気軽に出しやすいので、大人中心のお花見には一品あると喜ばれるでしょう。
桜風味のスイーツやデザート
春のお花見をより特別な気分にしてくれるのが、桜風味のスイーツやデザートです。桜の塩漬けを使ったクッキーやゼリー、桜あんを使ったケーキなどは見た目にもピンク色が映えて、食卓に春の華やかさを添えてくれます。抹茶味のスイーツと組み合わせると、ピンクとグリーンの色合いが美しく、和の雰囲気も楽しめます。最近はコンビニやスーパーでも春限定の桜スイーツが並ぶので、気軽に取り入れてみてください。
フルーツや市販のお菓子を組み合わせるのもおすすめ
いちごやオレンジなど旬のフルーツは、カットして容器に詰めるだけでお花見弁当のデザートになります。子どもと一緒に楽しむお花見なら、市販のお菓子やスナックをいくつか組み合わせて持って行くのも手軽でよいでしょう。準備の負担が少なく持ち寄りにも向いているため、気負わずお花見を楽しみたいときにぴったりです。
お花見で食事を楽しむときの注意点

お花見は多くの人が集まる場所で行うイベントです。みんなが気持ちよく過ごせるように、食事の際に意識しておきたいマナーや注意点をまとめました。
周囲の迷惑にならないように楽しむ
大勢で盛り上がるとつい声が大きくなりがちですが、お花見の場は他の花見客との共有スペースです。特に夕方以降は音が響きやすいため、音楽を流す場合も音量に気を配り、周囲への配慮を忘れず穏やかに楽しみましょう。
シートやテントは周囲への配慮を忘れない
レジャーシートやテントを広げる際は、隣のグループとの距離に気を配ることが大切です。通路をふさいだり、必要以上にスペースを占有したりしないよう心がけ、譲り合いの気持ちを持って場所を使いましょう。
食べ散らかしを防ぎゴミは持ち帰る
食べ物をこぼしたり散らかしたりしないように注意し、使い終わった容器や包み紙はその都度まとめておきましょう。ゴミは分別して持ち帰るのが基本のマナーです。ゴミ袋を多めに用意しておくと片付けもスムーズに進みます。
飲酒ルールや場所の指定を事前に確認する
公園や河川敷によっては、飲酒が禁止されていたり、お花見ができるエリアが指定されていたりする場合があります。当日になって慌てないよう、事前に自治体や施設のルールを確認しておきましょう。節度を守った飲酒を心がけることも、お花見を気持ちよく過ごすための大切なポイントです。
お花見にぴったりの食べ物を用意して春の季節を楽しもう
お花見では、桜餅や三色団子といった定番の行事食に加えて、弁当のおかずやおつまみ、スイーツまで少し工夫するだけで満足度がぐっと高まります。彩りや季節感を意識したメニューを取り入れると、食卓が春らしい雰囲気に包まれ、会話もいっそう弾むでしょう。
小さなお子様や年配の方がいるなど、屋外でのお花見が難しい場合もあるかもしれません。そんなときは、自宅で春の食材を使った料理をゆっくり味わうのもひとつの楽しみ方です。出張料理サービスのシェフくるを利用すれば、自宅にいながらプロの手料理で特別な春のひとときを過ごせます。
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