目次
豚ホルモンってどんな肉?
和食・洋食・中華など、どんなジャンルの料理でも大活躍の「豚肉」。
栄養価も高く、美味しくて、価格的にもお手頃なところも人気の理由です。
家庭料理でよく使う豚肉は、ロース、ヒレ、バラなどの食べやすい赤身肉ですよね。
しかし、豚肉はどの部位も食べられるのも魅力の一つです。
豚肉の内臓部分の「豚ホルモン」にも、美味しい部位がたくさんあります。
肉通な人の中でも、豚ホルモンを好んで食べる人は多いと言われています。
部位の特徴に合った調理方法で、美味しい「豚ホルモン」を楽しみましょう。
今回は、豚ホルモンの人気の部位をランキングで紹介し、特徴やおすすめの食べ方もお伝えしていきます。
豚ホルモン人気の部位ランキング【1位~5位】
豚ホルモン人気ランキング、まずは1位~5位を見ていきましょう。
【1位】トントロ
「トントロ」は、豚の頬から肩にかけてのネック部分、つまり首の部分の肉です。
マグロのトロのように、脂がのって美味しいことから「トントロ」と名付けられ、Pigのトロということで「Pトロ(ピートロ)」と呼ばれることもあります。
トントロが多くの人に親しまれるようになったのは1996年頃で、北海道の焼き肉店で提供されて話題になったのがきっかけです。
豚1頭から300g程度しか取れない希少部位で、脂が多く焼いて食べると美味しいです。
塩コショウだけでも美味しく食べられますが、脂が多くこってりしているので、レモン、わさび醤油、柚子胡椒などと合わせて、さっぱり食べるのもおすすめです。
【2位】豚タン
「豚タン」は、豚の舌で、見た目も食感も牛タンとよく似ています。
味は豚タンの方がさっぱりしていて、牛タンよりも比較的柔らかいのも特徴です。
柔らかいのにコリコリした食感が楽しめるので、牛タンよりも豚タンを好む人もいるほど美味しい部位です。
おすすめの食べ方は、焼いて食べる方法で、レモンやネギ塩と合わせて食べるのがおすすめです。
最近は、精肉店でも取り扱っているお店も増えています。
【3位】ハラミ
豚ハラミは、豚の横隔膜です。
柔らかい肉質で、ジューシーなので、焼肉好きからも愛される部位です。
トントロと同じで、1頭から300g程度しか取れず、希少な部位です。
見た目とは違い、低カロリーでジューシーな味わいが人気の部位となっています。
焼肉として楽しむのもおすすめですが、味も見た目のホルモンっぽさが少ないので、カレーなどの煮込み料理にも適しています。
【4位】ハツ
豚ハツは、心臓の部分で、脂が少なくあっさりとした味で人気です。
食感はコリコリとしていて、焼肉や串焼きとして食べるのも美味しいですが、野菜などと一緒に炒めても、ご飯にもビールにも良く合います。
ハツは、血抜き等の下処理をしっかりして調理すると、臭みを取ることができます。
【5位】カシラ
豚肉の頭部である「カシラ」は、串焼き屋のメニューで見たことがある人も多いのではないでしょうか。
豚のコメカミの部位で、脂が多く柔らかいので、豚の頭部で最も美味しいと言われています。
筋肉が発達して引き締まっているので、旨味が強く歯ごたえのある食感が特徴です。
串焼き以外にも、ソーセージの材料としても使われています。
カルシウム、コラーゲン、ビタミンB1が含まれているので、美容や健康にも効果があります。
豚ホルモン人気の部位ランキング【6位~10位】
次に、豚ホルモンの人気部位ランキング6位~10位の発表です。
【6位】レバー
豚レバーは豚の肝臓部分で、肝(きも)とも呼ばれています。
豚ホルモンの中でも人気も知名度も高い部位で、低脂肪・高タンパクで、鉄分も多く含まれているので、栄養価の高い食材としても重宝されています。
柔らかくて独特の食感と風味があるので、好みは分かれるかもしれません。
しかし、串焼きメニューの中でも人気はトップクラスで、炒め物、揚げ物、ソテーなど調理方法が豊富です。
独特な食感が苦手な人は、ペーストにして食べるのもおすすめです。
【7位】シロ
「シロ」は、豚の大腸で、細いひだが特徴的な部位です。
ソーセージを包んでいる皮も、実はシロなんです。
脂が多く、弾力のある歯ごたえで、平たく切ったものを「シロ」と呼び、ぶつ切りにした筒状のものは「シロコロ」と呼ばれています。
牛の大腸部分である「シマチョウ」に比べると、あっさりしていて食べやすく、串焼きの他にも煮込み料理としても使われています。
【8位】ドーナッツ
喉の気管部分の軟骨で、真ん中が空洞になった気管の先端部分を輪切りにした見た目から「ドーナツ」と呼ばれています。
肉のうまみが強く、ガリガリとした食感で歯ごたえがあり、子供にも人気です。
薄切りで焼いて食べるのが定番ですが、よく焼いてカリカリにして食べるのも美味しいですよ。
【9位】ガツ
「ガツ」は、豚の胃の部分で、英語で腸や消化器官という意味の「gut」の複数形「guts」が由来となっています。
豚ホルモンの中でも高タンパク、低カロリーな部位なので、ダイエット中の人にもおすすめです。
歯ごたえのある硬めの食感で、コリコリとした食感が楽しめます。
クセがないあっさりとした味で、串焼きや煮物はもちろん、ボイルして好みのタレをつけて食べる「ガツ刺し」も美味しいですよ。
【10位】コブクロ
「コブクロ」は、豚の子宮で高タンパク・低カロリーでヘルシーな部位です。
クルっと巻き付いたような見た目が特徴的です。
食感は食べやすい柔らかさですが、適度な弾力がクセになります。
味は淡白であっさりとしているので、焼肉から煮込み料理まで、幅広い料理に合うのも人気の理由です。
串焼き、焼肉の他、ボイルしてポン酢などのあっさりしたタレで頂くのも美味しいですよ。
知っておきたい豚ホルモンの部位
美味しいだけでなく、ヘルシーで栄養価も高く、お手頃価格で手に入る部位も多いので、最近は焼き肉店や精肉店、通販でも豚ホルモンの人気が高まっています。
ベスト10にランクインしていたホルモンは、すでによく知られている部位も多かったですよね。
しかし、豚ホルモンには、まだあまり知られていない珍しい部位にも、美味しいものがたくさんあります。
豚ホルモンの珍しい部位
□キクアブラ
「キクアブラ」は、豚の小腸の周りにつく脂で、かなりジューシーで脂分が多いため「大トロホルモン」とも呼ばれます。
提供している店も少ない珍しいホルモンで、脂が多いので串焼きや焼肉に適しています。
内臓特有の臭いがありますが、下処理して調理すればまろやかな味わいが楽しめます。
□きんつる
「きんつる」は、オス豚の精器の付け根にある筋肉の部分で「つなぎ」とも呼ばれます。
オス豚1頭から、わずかしか取れない希少な部位で、焼き肉店や精肉店でも取り扱っていない店が多いです。
脂も少なく、あっさりとした味わいで、食感はコリコリしています。
焼肉、炒め料理などの焼き料理と相性がいい部位ですが、煮込むことでやわらかくなるので、煮込み料理にも適しています。
珍しい料理を自宅で楽しめる「シェフくる」
豚ホルモンの中でも、珍しい部位やどのように調理すればいいのか分からない食材もたくさんありますよね。
豚ホルモン以外でも、家庭とは違う料理を楽しみたいけど「近くにお店がない」「シェフに料理の話を聞いてみたい」という場合、自宅に来てプロのシェフが料理を提供してくれる、出張シェフサービス「シェフくる」が人気です。
和食、中華、フレンチ、イタリアンなど、あらゆるジャンルのシェフを選ぶことができます。
普段の家庭料理とは違った、味も見た目も楽しめる料理を、自宅でゆっくり楽しめて、シェフのお話も聞けるのも好評です。
結婚記念日や誕生日などの特別な日はもちろん「女子会」や「お家居酒屋」など、カジュアルな食事会にもおすすめです。
美味しい食材で、プロの料理を提供してくれる「シェフくる」で、日常とは違った時間を楽しみませんか。