定番フランス料理の名前は? 由来や調理法を紹介

2022.06.02

フランス料理の多くは、ソースを使用していることが特徴です。

フランスはミシュランガイド誕生の地でもあり、世界的に「美食の国」として有名なため、有名な料理もたくさんあります。

しかし、フランス料理の名前を聞いたことがあっても、それが具体的にどのような料理なのか分からないという方もいるでしょう。

この記事では、フランス料理を食べに行く予定の方、興味がある方に向けて、押さえておきたい有名なフランス料理の名前と、どのような料理なのか、調理方法なのかを紹介します。

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押さえておきたい定番のフランス料理の名前

フランス料理を食べに行く予定がある、フランスに旅行をしたいという方が押さえておくべき定番の料理を紹介します。

どのように作られるのか、どの材料を使っているのかも簡単にチェックしておきましょう。

ガレット(galet)

日本にもガレット専門店があるため、名前を見たり聞いたりしたことがある方も多いのではないでしょうか。

ガレットは、フランス北西部で誕生した料理で、そば粉を使用したクレープです。そば粉を使用しているため、日本の甘いクレープとは違う味わいで、好き嫌いが分かれるともいわれています。

ガレットはチーズ、ハム、卵などをそば粉生地のクレープに包んで食べる食事です。中に包む具材に寄りますが、ボリュームが少なめなのでカフェの軽食といったイメージでしょう。

ジュレ(gelée)

ジュレはゼリーのことで、フランス料理のフルコースでは前菜で提供されることが多いです。カニ、エビ、旬の野菜などで取った出汁とコンソメを混ぜて冷やして作ります。ジュレの中に野菜や魚介類を入れていたり、お肉のソースとしてジュレを添えていたりすることも多いです。

鴨のコンフィ(confit de canard)

フランスでは鴨を食べることが一般的で、どの飲食店でも鴨を使ったメニューがあるといってもよいでしょう。

コンフィは、低温の油でゆっくり時間をかけて熱し、風味を際立たせる方法です。

鴨のコンフィは濃い味に仕上がることが多く、薄い味付けが好きな方にとっては塩辛いと感じることがあるでしょう。

鴨のコンフィには、フルーツを使ったソースが添えられていることが多いです。

エスカルゴ(escargot)

カタツムリとガーリック、パセリ、バターを使った料理です。

前菜メニューで、殻に入れた状態で提供するケースが多いため、トングで殻を押さえてフォークで身を取り出します。

エスカルゴのソースはガーリックとバターの良い香りが付いているため、パンに付けて食べるのがおすすめです。

スフレオムレツ(omelette soufflé)

スフレオムレツは、フランスの観光地モンサンミッシェルのレストラン「ラ・メール・プーラー」で作られた料理といわれています。

ラ・メール・プーラーを開業した1888年には交通の便が悪いなか、時間をかけてモンサンミッシェルに来た巡礼者の疲れを取ってもらいたいと、スフレオムレツを作ったとされています。

スフレとは、フランス語で「膨らむ」という意味であり、卵白を泡立てて卵黄と混ぜて作ります。卵に空気を含ませてふんわりと焼き上げたシンプルなものですが、ボリュームがあるように見えることが特徴です。

ポワレ(poele)

ポワレは、スズキや鯛といった白身魚、エビを使った料理で、「鯛のポワレ」「エビのポワレ」などのメニューがあります。ポワレとはフランス料理の調理方法のことであり、下味をつけた魚や肉を高温の油で短時間で焼くことです。昔は、フライパンのことを「ポワレ(ポワル)」と呼んでいたため、ポワレと言うようになりました。

ブイヤベース(bouillabaisse)

ブイヤベースは、イカや貝類、白身魚、ハーブ、ガーリック、オリーブオイルを入れて煮込んだメニューです。魚介の出汁の味が効いており、コクがある魚介料理です。

ブイヤベースは南フランスマルセイユで誕生した料理で、新鮮な魚介類が手に入る場所で作られるものは特に美味しいです。

売れ残りの魚介類を使って作られていた漁師飯でしたが、現在では世界中で食べられている人気の料理です。

チーズフォンデュ(fondue au fromage)

小さく切ったパンや野菜を、加熱したチーズにひたして食べるメニューです。日本でも人気のチーズフォンデュは、固くなってしまったパンを柔らかくして食べるために考えられた調理法でした。

チーズフォンデュに使うチーズは、ゴーダチーズやエメンタールチーズなどが多く、いくつものチーズを入れて白ワインを少し加えることが一般的です。なお、「フォンデュ」は、フランス語で「溶かす」という意味で、アルプス地方で産まれた料理です。

気取らず食べたい!フランスの家庭料理

フランス料理は、おしゃれなレストランで食べるというイメージがある方が多いでしょう。

しかし、気軽に食べられるフランスの家庭料理もあります。日本のレストランで提供されているものや、フランスに旅行に行ったらぜひ食べていただきたい家庭料理を2つ紹介します。

ポトフ(pot-au-feu)

ポトフは、大きくカットした肉や野菜を長時間煮込んで作るスープです。日本では玉ねぎ、ジャガイモ、ベーコンやウインナーを入れて作ることが多いですが、お皿に取り分けたらマスタードを添えるのがフランス流です。さらに、ローリエ、セロリなどの香りが強調される食材を入れると、オリジナルのポトフを作れるでしょう。

カスレ(cassoulet)

カスレは、肉と豆を煮込んで、最後にオーブンで焼いて作る家庭料理です。白インゲン豆をメインに、アヒルや豚、ラム、ガチョウの肉で作ったソーセージや、お肉をそのまま加えます。「カスレ」は土鍋という意味であり、土鍋で煮込むことから名前が付きました。

料理の名前を覚えてフランス料理を堪能しよう

フランス料理は、日本で有名なものや、日本ではあまり知られていないものなどがありますが、名前の由来や調理法、使っている食材などを知ることで覚えやすくなります。

フランス料理を手軽に楽しみたい場合には、自宅でシェフが作った料理を食べられるシェフくるの利用がおすすめです。

レストランに行くのは緊張する、事情があり外出するのが難しいという方でも、ご自宅で本格的なフランス料理を楽しめます。

メニューを見て注文する必要がないため、名前を覚えていなくても問題ありません。シェフおすすめのフランス料理を作って提供、後片付けも行うため、レストランで食事をしているときと同じ環境で食事ができます。

特別な日の食事や、気軽にフランス料理を楽しみたい方は、シェフくるの利用をご検討ください。

おすすめ記事:フランス料理のコースの順番やマナーとは?気軽にフレンチを楽しむ方法も紹介

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