イタリア料理の種類と名前は? メニュー構成と定番料理

2022.06.03

イタリア料理には、ピザやパスタなどの有名な料理のほかにもいくつかの種類があります。イタリア料理を食べに行く際には、料理の名前を覚えておくと注文しやすいでしょう。

この記事では、イタリア料理の種類や、主な肉料理、魚料理の名前、それぞれどのような料理なのかを紹介します。

イタリア料理の種類

前菜、主菜、副菜など、イタリア料理の種類を紹介します。それぞれどのような名前で呼ばれているのかを見ていきましょう。

前菜「アンティパスト(Antipasto)」

イタリア料理の前菜は「アンティパスト」と呼ばれています。基本的に作り置きになるため、カルパッチョやカプレーゼといった冷たいものが多いです。

主菜「プリモ・ピアット(primo piatto)」「セコンド・ピアット(secondo piatto)」

プリモ・ピアットは、イタリア料理のコースの1皿目のことで、ピザやリゾットなどの炭水化物、スープが挙げられます。

セコンド・ピアットはメインディッシュのことで、肉料理、魚料理のいずれか、または両方を出すお店もあります。

副菜「コントルノ(contorno)」

副菜の名前は「コントルノ」で、メインディッシュと一緒に提供される野菜料理です。野菜のソテーやお芋の料理など、メニューの種類は非常に豊富です。

デザート「ドルチェ(dolce)」

イタリア料理のデザートは「ドルチェ」と呼ばれており、耳にしたことがある方も多いでしょう。パンナコッタ、ティラミス、ジェラートや、フルーツを提供することもあります。

イタリア料理の前菜の名前

イタリア料理のなかでも、特にポピュラーな前菜の種類と名前を紹介します。どのような料理なのかも合わせてチェックしてみましょう。

ブルスケッタ(bruschetta)

ブルスケッタは、オリーブオイルを使用したトーストのことです。前菜として提供されることが多く、軽食として親しまれています。イタリア中部の郷土料理で、ローマ地方の方言「ブルスカーレ=炭火であぶる」という意味が名前の由来です。

タリアータ(tagliata)

イタリア語で「薄く切った」という意味のタリアータは、牛肉を焼いて切り、野菜と一緒に盛り付けた料理です。牛肉の味を楽しむ料理であり、上質なお肉を使うことがポイントです。レモンやルッコラを添えることがあり、ローストビーフにも似ています。

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イタリア料理の肉料理の名前

肉料理は、日本の飲食店でも提供されることが多い料理や、日本では馴染みがない料理などもあります。メインディッシュで選ぶ肉料理の種類と名前を紹介します。

ミラノ風カツレツ(cotoletta alla milanese)

仔牛の肉に衣をつけ、オリーブオイルとバターで揚げ焼きにした料理です。その名の通り、ミラノの伝統料理であり、日本語の「とんかつ」など「かつ」の語源は、ミラノ風カツレツだとされています。

サルティンボッカ(saltinbocca)

サルティンボッカは、イタリア語で「口に飛び込むほどおいしい」という意味があります。薄切りにした仔牛の肉に生ハムを乗せ、ソテーした肉料理です。お店によっては、バターで香り付けをすることもあります。

オッソブーコ(ossobuco)

オッソブーコは、仔牛の骨つきのすね肉を使用した煮込み料理で、骨と肉の間にある髄を一緒に食べることが特徴です。イタリア料理のオッソブーコ・アッラ・ミラネーゼは、ガーリック、レモンの皮、パセリを混ぜたソースがポイントです。

トリッパ(trippa)

トリッパは、羊や牛の胃袋です。牛の第2胃袋である「ハチノス」のことで、イタリア料理では煮込んで調理されています。イタリアでも地域によって調理法が異なりますが、ハチノスの食感は共通しており、独特で病みつきになるでしょう。

イタリア料理の魚料理の名前

メインディッシュの魚料理のなかで、人気のメニューの種類と名前を紹介します。

アクアパッツァ(acqua pazza)

アクアパッツァは味付けがシンプルな魚料理で、魚の味をしっかり感じられることが魅力です。日本でも人気のメニューで、ミールキットも販売されているため自宅で作ることも可能です。
タイやアサリ、トマト、ムール貝、ガーリック、パセリを入れます。なお、魚の種類は決まっていないため、旬の魚を使用します。

バッカラ・マンテカート(baccala mantecato)

ヴェネト州の伝統料理で、タラを干した「ストッカフィッソ」、オリーブオイル、牛乳をペーストにします。バッカラ・マンテカート単体ではなく、トウモロコシ粉を練って過熱したものを添えることが多いです。

イタリア料理のデザートの名前

デザートを指すイタリアンデザートは、日本でも人気を集めているジャンルです。しかし、日本で食べられているイタリアンデザートと本場の味は少々異なることもあります。イタリア料理の定番デザート、本場のデザートの特徴を見ていきましょう。

ティラミス(tiramisù)

20世紀後半に北イタリアで誕生したデザートで、北イタリア産のマスカルポーネチーズ、エスプレッソが染み込んだスポンジを使います。イタリアで作られる本場のティラミスは、ビスケットを使用します。甘さが特徴の「ビスコッティ・サヴォイアルディ」と呼ばれるビスケットを使用しており、日本で食べられているティラミスとは一味違うでしょう。

ジェラート(gelato)

フィレンツェが発祥のジェラートは、イタリア語で「凍ったもの」という意味です。
アイスクリームの乳脂肪分は8%以上と定義されていますが、ジェラートは4~8%までであり、アイスクリームとは異なるデザートです。フルーツを沢山使用していますが、アイスクリームと比較してカロリーが低く、あっさりしていて食べやすいです。

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イタリア料理の種類と名前を覚えてスマートに注文しよう

イタリア料理のメニュー構成は、前菜、主菜2品、副菜、デザートです。

前菜や主菜として用意されていることが多い料理の名前や、イタリア料理の定番でもあるピザの種類などを覚えておけば、レストランで注文する際にも迷わないでしょう。

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