おいしいものを食べたときって、幸せを感じますよね。
食を通じて幸せを提供するのが、料理人です。
料理人になるには、どうすれば良いのでしょうか?
料理人になるという夢をかなえるための方法や、仕事内容、気になる給料事情など「料理人」について解説していきます。
目次
料理人になるには?
料理人になるには、大きく分けて2つの方法があります。
料理人や料理見習いとして飲食店に採用される
料理人になるには、いうまでもなく料理の技術が必要です。しかし最初から料理の技術を持っている人はいません。
料理の腕を上げるもっとも一般的な方法は、料理店で働くことです。基礎からしっかり教えてくれる店であることが望ましいですが、意欲があれば自分でどんどん吸収して技術を習得することも可能です。
飲食店は、料理を作る人と客がいて成り立ちます。飲食店で働きながら技術を習得することで、料理だけでなく飲食の業界を知ることにもつながります。料理の面白さや喜びを感じることができる点も魅力です。
大学や専門学校で調理について学ぶ
一般的に、料理人として一人前になるには10年程度の修行期間が必要とされています。料理が完成するまでにはさまざまなプロセスがあり、その1つ1つで特有の技術が必要になるからです。料理の技術はセンスだけで身につくものではなく、センスのある人でも地道な繰り返しの作業の中で技術を磨いていく必要があります。
いきなりお店に入るのではなく、まずは調理師の専門学校などで学ぶという方法もあります。店によって学べることやその深度にばらつきがあることもあるため、学校に通うことで料理の幅広い分野を満遍なく学べる点は大きなメリットと言えるでしょう。
ただし、店で基礎を身につける場合は、少ないながらも給料をもらいながらできますが、学校に通うとなると授業料などの初期投資が必要になる点は考慮が必要です。
料理人になるために必要なこととは?
料理人になるには、どういったことが必要になるでしょうか。
根気と体力
いきなり精神論かと思われるかもしれませんが、料理人にとっては体力が資本です。業種によっては朝早くから夜遅くまで厨房に立ち続けることも珍しくありません。同じ姿勢でずっと作業を続けることで体に負担もかかります。またそうした修行=成長の日々を、「辛い」と感じてしまうか、「将来のための経験」と割り切れるかで、料理人として腕を上げるその成長スピードも違ってきます。
手先の器用さ、手際の良さ
自分や家族のために手の込んだおいしい料理を作るのとは違い、料理人として飲食店で働くためには、料理のスピードや手際の良さが求められます。ただし、自分は不器用だからと諦めることはありません。練習は嘘をつきません。繰り返し作業することでいずれは調理スピードを上げることもできるでしょう。
コミュニケーション能力
昔はいざ知らず、現代は、料理の腕さえよければなんとでもなるという時代ではありません。厨房の同僚らとの円滑なコミュニケーションも重要ですし、客相手の会話、経営者とのやりとりなど、料理人として生きていくにはコミュニケーション能力もとても重要です。
料理人の仕事内容は?
上でも触れましたが、料理人と一口に言っても、その仕事内容は多岐にわたります。
まず職種によってやることが全然違ってきます。レストランで料理をつくる「シェフ」の仕事もあれば、和食をつくる「板前」の仕事もあります。あるいは、スイーツや和菓子に携わる「パティシェ」という選択肢も。フレンチの料理人と寿司職人では、最初の段階からやることは大きく違ってきます。自分がどういった料理人を目指したいのか、まずはゴールをしっかり見定めることから始める必要があります。
料理はさまざまな工程で作られます。味付けや盛り付け、オリジナルレシピの考案といった目立つところだけでなく、材料の選定、下拵え、道具の手入れ、器選びなど、どのプロセスも料理人にとって重要な仕事といえます。駆け出しのころは、ひたすら材料を切るとか、揚げ物ばかりとか、1つの工程を延々とやらされることもあります。しかしそうした積み重ねで磨かれる技術や精神力もあることを理解しましょう。
気になる料理人の給料は?
料理人の給料は、経験を積むごとに変わっていくのが一般的です。
たとえば未経験で料理人の世界に飛び込む場合、入社から5年目までは月収18万円程度が目安です。年収に換算すると210~220万円です。税金などを引かれて手取りはもう少し少なくなります。
5年以上経験を積むと月収は25万円程度に上がり、店によって違いはありますが、チーフや料理長になると月収30~50万円まで増額します。
一人前の料理人になるには、長い下積み時代を経なければなりません。入社して数年は月収や年収にあまり期待はできませんが、「給料をもらいながらスキルアップできる」と考えれば、学習コストがかからない分非常にお得でもあります。
料理人のメリットとデメリットについて
どのような仕事にもメリットとデメリットは存在します。もちろん、料理人という仕事も例外ではありません。
それぞれ見ていきましょう。
料理人のメリットは?
料理人の最たるメリットは、技術が身につくことで、ステップアップが可能な点です。「手に職」という言い方をしますが、基礎的なものでも料理の技術を身につけておけば、その後の人生の様々な場面であなたを助けてくれるでしょう。さらに腕を磨いて、有名店の料理人になれば待遇もよくなりますし、箔をつけて独立すれば、収入の天井もなくなります。もちろんそのためには、料理だけでなく経営やマーケティングのスキルも必要になります。
料理を食べない人はいません。食べなければ人は生きていけません。この食べるという行為に彩りを加え、人生の愉しみにまで昇華させるのが料理人の仕事です。自分が作った料理を食べて人が笑顔になる。料理人の世界で活躍している人ほど、この「人を喜ばせる」ことを料理人の生きがいと考えている人が多いようです。
料理人のデメリットは?
料理人は、一人前になるまでに長い下積みが必要で、その期間は好きなことはやらせてもらえず、収入面でもあまり期待はできません。職場によっては、閉店後に修業の時間を設けることもあり、スキルアップは望めますが、自由な時間は作りにくいでしょう。同世代の人が楽しく遊んでいるのを横目で見ながら、黙々と働き続けるのは簡単なことではありません。
また料理人は、拘束時間が非常に長く、その間立ちっぱなしも当たり前で、体力がないと続けにくい仕事でもあります。料理のスキルはもちろん大切ですが、体調管理も忘れずに心がけるようにしましょう。
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まとめ
料理人になるには、長い下積み期間を経なければなりません。しかし努力を重ねて一人前になった暁には、有名店での勤務や独立への夢も開けますし、年収アップも期待できます。
「人を喜ばせる」ことを喜びに、ぜひ夢を実現してくださいね。